トヨタC-HRはコンパクトSUVとしての個性的なフォルムを持ち、若い方からシニア層まで多くの方に支持されています。
当然、世代によってその使い方は様々。ここでは、後部座席と荷室に着目して紹介していきます。
目次
トヨタC-HRの後部座席の広さは?
トヨタC-HRは後部座席については狭く感じるというような声をよく聞きます。実際のところどうなんでしょう?また、使い勝手はどうでしょうか?
後部座席の広さと若いファミリー層にとって気になるチャイルドシートの設置状況について確認してみます。
C-HR後部座席の広さは?
トヨタがC-HRを作るにあたって固めた開発コンセプトを確認してみると「走り」と「格好良さ」を重視していたことがわかります。
その中で、SUVでありながらクーペのようなフォルムを作り込んだC-HRは強い傾斜がついたピラーで構成されています。
この傾斜により、後部座席の居住性がある程度は犠牲になっているというのが実際だと思います。この考え方は競合車である、日産ジュークにも共通して見られる部分です。
また、スタイリングを重視した結果後部座席のドアガラス面積が小さく、閉所感が出てしまっている結果、実際以上に狭く感じてしまうようです。
実際に後部座席に座ってみると、足を組んだりすると少し狭さは感じるものの、4人乗りはできると感じます。ただし、スポーティな車ですので、座面感は固めに感じるかもしれません。
チャイルドシートは装着できるか?
後部座席をちょっと不便に感じるということですが、お子様に対する安全性能はしっかりしています。
チャイルドシートを設置する際に欠かせない〝ISOFIX〟に対応。
シートベルトを使わずに簡単にチャイルドシートを設置できますし、ISOFIXにて設置した方がチャイルドシートがずれないという安全面での高い安心感が強みです。
ISOFIXは自動車の座席にチャイルドシートを固定する方式の国際標準規格です。
大切なお子様の命を守るチャイルドシートも正しく固定されないといざという時に外れてしまって投げ出されてしまうという痛ましい事故につながります。
そこで、専用のバーを使って間違えることのない簡単さと正しくしっかりと固定できるこのISOFIX方式が生まれました。
日本においても2012年7月以降に発売される全車両がISOFIX対応車種となっています。
ISOFIX対応チャイルドシート固定専用バーはリアシートの左右両方に設置されていますので、ご家庭の利用方法に合わせて、ワンタッチでカチッと素早くチャイルドシートを設置してみてください。
法律に沿ってしっかり使ってお子様の安全を。
トヨタC-HRの荷室容量はどのくらいなの?
スタイリングなコンパクトSUVとして、後部座席については狭さを感じるようですが、一方でアウトドアなどの休日レジャーに高い対応性を持つトヨタC-HR。
荷室容量はどのくらいあるんでしょう。後部座席を使用している時と格納している時の二種類をレポートしてみます。
後部座席使用時の広さをレポート
まずは後部座席使用時の広さについてです。
カタログ値に基づいてご紹介すると、荷室長:約770mm、荷室幅:約950mm、荷室高:675mmとなっています。
よく、荷室のサイズを表すのに「ゴルフバッグが入るか」ということが使われますね。
実際、トヨタC-HRのユーザーは幅広い世代ですので、休日はゴルフというようなお父さん世代もいらっしゃると思います。
そこで、このトヨタC-HRには便利な仕掛けがあったりします。
トヨタC-HRの荷室には〝デッキトリム〟というものが設置されています。
通常はカバーが取り付けられていますが、ゴルフバッグなどを収納する場合にはこのカバーを取り外すことで、スッキリと横に入ります。後部座席を使用していても、すっきりとした使用感です。
後部座席格納時の広さをレポート
また、後部座席を格納して、荷室と一体にした場合のサイズですが、荷室幅:約950mm、荷室高:675mmという面は変わらないものの、荷室長:約1825mmまで長くなります。
トヨタC-HRはSUVとしてあらゆる場面での利用シーンを想定していますので、ゴルフバッグも後部座席を倒せば2つ楽々乗りますし、リアシートが6:4で分割可動することを利用して、片方だけを倒して釣竿を乗せるなんてことも楽々です。頑張ればサーフボードもショートボードなら乗りそうです。
他にもキャンプ道具を乗せたりと休日のレジャーシーンに多彩に対応してくれそうですね。
広さだけでなく、〝デッキアンダートレイ〟なるものもあるので、デッキカバーを取り外すと床下部分にも収納が現れます。
普段入れておきたい洗車道具なんかはここに収納しておくと便利ですね。
オプションでこの荷室部分にアクセサリーソケットを装着することも可能ですので、アウトドアも含めて、素晴らしい休日ライフをコンパクトSUV、トヨタC-HRと共に過ごして見てください。
トヨタC-HRでの車中泊は可能か?
このように後部座席と荷室部分の連動性により、高いレジャー適性を出すトヨタC-HR。
最近は休日にロングドライブをして、そのまま車中泊などを楽しまれるご家族が数多くいらっしゃいます。そこで、「トヨタC-HRは車中泊が可能か」調べてみました。
C-HRで車中泊はできるか?
まずは、ズバリ!車中泊が可能かどうか。トヨタC-HRの後部座席を格納した場合、荷室長は約1825mm。荷室幅は約950mm。
このサイズを見るとあきらかなように、大人2人が悠々車中泊ができる広さになっています。
荷室高は約675mm、荷室で座るというわけにはいきませんが、寝るということであれば十分に過ごすことができる広さですね。
ここで、ユーザーの皆様がどのようにC-HRで車中泊を楽しまれているか調べてみました。
https://twitter.com/aya__chr/status/990515627403104257
C-HRでも車中泊はできます。
自分身長186。足は膝から後部座席に座るように曲げる。 pic.twitter.com/woUFHZaNk1— r y o@アゲ↗︎↗︎C-HR (@CHR_ZYX10) August 11, 2017
みなさん、しっかりと荷室空間をアレンジして車中泊を快適に過ごされているようですね。
ぜひとも、この機能性の高い空間を上手に利用して、ロングドライブで日本中の素敵なところを見ていただきたいと思います。
車中泊の時にこれがあれば便利というグッズをご紹介!
では、車中泊をより快適に過ごすには、どんなグッズがあれば良いでしょうか?いくつか便利なものをご紹介したいと思います。
まずはマットがあると良いですね。車中泊用にカスタマイズされたマットなども最近はよく売られており、未使用時にはたたんだりして収納できるようになっております。ぜひとも活用したいものです。
また、後部座席およびリアウィンドウ部分へのカーテンなどもあると、遮光性ぐっと上がります。
前項でもご紹介しましたが、アクセサリーとして、ラゲージルーム用のアクセサリーソケットをつけることができ、電源を荷室部分に備えることができるととっても便利です。
なお、車中泊を楽しまれる場合は駐車される場所にもしっかりと気を配り、安全と快適さを得てください。
道の駅やSAなどえお利用されるとトイレなどの水回りが近いことと、追突される心配がないことから安全・快適に過ごせると思います。
私自身の経験から申しますと、車中泊は日帰り温泉施設のそばに限る!というのが持論です。
意外に車中泊をすると夏場などはかなり汗をかきますし、やはり朝風呂にさっと入って快適にドライブを楽しむと気持ちが爽やかになります。
日帰り温泉そばの道の駅なんて、ぜひともオススメしたポイントになりますね。
トヨタC-HR、後部座席・荷室容量に関するまとめ
以上の通り、トヨタC-HRの後部座席や荷室部分についてまとめてみましたがいかがでしょうか。
トヨタが従来のトヨタっぽさに拘ることなく、新たなコンセプトに基づいて個性的でスポーティなSUVとして送りこんだのがこのC-HRだと思います。
都市でも十分に普段使いできるコンパクトさと経済性を有していますので、その分、多少の我慢部分があるのは事実ですが、それを補ってあまりある多様性を備えているのがこのC-HRの強みだと思います。
ご自身の用途に沿って、ぜひとも合う/合わないを感じてもらい、何よりもディーラー店などで実車に触れてみていただきたいと思います。
このC-HR、展示車両のリア部分に〝寝転んで〟みても、「きっと」怒られないと思いますよ!
アイキャッチ画像引用:https://toyota.jp/c-hr/