コンパクトSUVの代表格として人気の高いトヨタ・C-HR。
高い走破性と比類なき低燃費を両立させた非常に優秀なSUVです。
そんなC-HRですが、ローンや残価設定で購入するとどうなるのでしょうか。
また、年間維持費はどのくらいかかるのでしょうか。
目次
トヨタC-HRのローンはどのくらい?
引用:https://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20170130-20103096-carview/
車、特に新車は300万円を超えることもある高額な買い物です。
後先考えるなら現金一括でサクッと買えてしまうことが理想ですが、そんなカッコいい人はあまりいません。
クレジットカードの分割払いを考える人もいるかもしれませんが、カードの限度額的に不可能であることがほとんど。
ではお金があまりない人に車を買う方法がないのかというと、そうではありません。
そんな時に「ローン」という方法があります。
特に「ディーラーローン」「銀行の自動車ローン」「残価設定型クレジット払い」の3つが主流です。
今回は、これら3つのローンを組んだ場合のC-HR購入費用を考えてみましょう。

引用:https://toyota.jp/c-hr/
準備:今回購入するC-HRの情報
今回購入するC-HR及びオプション等の設定は下記の通りです。
○グレード:G
○ボディカラー:ホワイトパールクリスタルシャイン
○インテリアカラー:上級ファブリック+本革
○ナビ:エントリーナビ
○オプション:アクセサリーコンセント・フロアマット・リモートスタート
○先代の愛車下取り価格:50万円
○トータル支払総額(一括払いの場合):282万6077円
ディーラーローン
引用:https://www.goo-net.com
ディーラーローンとは、トヨタ店やトヨペット店などの「トヨタの正規ディーラー」が、お金に余裕のない人でも車を買うことができるように用意した自動車ローンです
メリットとしては、車を買う余裕がない人向けのローンなので審査が通りやすく、気軽に利用できます。
また、ディーラーに「ローン金利手数料」という金額が売り上げのほかに入るのでディーラーが潤うことから、ギリギリの値引き交渉の際に交渉手段として使用可能です。
ただ、他のローンより金利が高いのがネックなほか、ローンを完済するまで愛車はディーラー名義であり、自分名義の車にはなりません。
今回は東京トヨタ店にて見積もりを依頼した場合を想定しています。
頭金:28万円
返済方法:均等払い
金利(実質年利):7.80%
結果
○36回払い:78,093円×1回+76,000円×35回 計3,018,093円
○48回払い:59,223円×1回+59,200円×47回 計3,121,623円
○60回払い:50,692円×1回+49,100円×59回 計3,227,592円
となりました。
銀行ローン
引用:http://www.homemate-research-finance.com/dtl/00000000000000163074/
銀行ローンとは、銀行、信用金庫、労働組合などの金融機関が販売している自動車ローンのことです。
銀行の窓口や壁、もしくはCMなどで「マイカーローン」という文字を見る方もいらっしゃると思いますがそれです。
メリットとしては、ディーラーローンよりも金利が安く借りられることと、お金を銀行に借りているので自分名義で車が持てることです。
ただし、相手は金融業のプロなので審査は厳しく、しかも長いのがデメリットです。
特に審査の長さは、昨今の暴対法などの煽りも受けてどんどん伸びています。
今回は三菱UFJ銀行の「ネットDEマイカーローン」を利用した場合について考えます。
○希望借入金額:283万円
○ボーナス払い:0円
○金利(実質年利):2.975%

引用:https://toyota.jp/c-hr/
結果
○借入期間3年:82,268円×3年(36回) 計2,961,648円
○借入期間5年:50,819円×5年(60回) 計3,049,140円
以上が「ディーラーローン」と「銀行ローン」の支払金額のシミュレーションになります。
やはり金利が低い分、最終的な支払総額では銀行ローンの方が安いです。
一方、月々の支払いはディーラーローンの方が安価ですが、これはおそらく頭金のおかげでしょう。
続いて3つ目の「残価設定型クレジット払い」についてご紹介します
トヨタC-HRの残価設定はいくらなの?
引用:https://www.carsensor.net/contents/editor/category_849/_62562.html
「残価設定型クレジット払い」とは、最近人気のある新しい支払方法です。
「残クレ」といったりもしますが、これは「数年後、この車を下取りした時の金額を本体価格から値引いたうえで、残りの金額をローンにして支払う」というものです。
だいたい3年ないし5年後の下取り価格を想定しますが、支払い終わった場合には3つの選択肢があり
①その車をメーカーに下取りしてもらって、おしまい
②下取りはせず、残りの金額を支払って(一括またはローン)その車を結局購入する
③①の後で、新しく車を購入する
この3つの中から任意の選択肢を選べます。
このローンのメリットは、予め下取り価格を値引いているので月々の支払い額が少なく、多少お金に余裕がなくても安心して乗れ、また3年でタイミングよく乗り換えれば車検を回避することも可能です。
ただし、例えば3年たってまだその車に乗る際は残りの金額を払う必要がありますから金利が上がっていれば支払総額も上がってしまいます。
また、あらかじめ決められている走行距離の制限を超過してしまったり、車の価値を下げるような傷、ニオイ、汚れ等があれば相応の費用を追加で払わなければなりません。

引用:https://toyota.jp/c-hr/
また、残クレはディーラーローンの一種なので、ディーラーローンと同様のデメリットを抱えています。
なので「短期間で多くの車に乗りたい」かつ「そこまで長い距離を走ることもない」人向け、つまり街乗りや送迎程度での使用が多い人は、残クレが一番かと思われます。
では、残クレでの支払金額を計算してみましょう。
ルールは先ほどと同様です。
頭金:28万円
返済方法:均等払い
金利(実質年利):5.80%
結果
○36回払い:39,093円×1回+38,200円×34回+1,435,308円×1回 計3,053,351円
○48回払い:33,645円×1回+33,100円×46回+1,318,140円×1回 計3,154,385円
○60回払い:36,953円×1回+31,600円×58回+1,083,804円×1回 計3,233,557円
以上が残クレでC-HRを購入した場合の支払金額になります。
先ほどの2種類のローンと比較しても、月々の支払額が特に安いのが特徴です。
ただし、最終回の支払いを合わせると結局は総額で一番高額なのも残クレになります。
ただし、最終回でこの車を下取りに出せばこの金額は払わなくてもよいので、そうすれば一番安い方法になります。
もっとも、その段階でC-HRとはお別れですが、、、
トヨタC-HRの維持費結局どのくらいかかるの?
引用:https://www.caranddriver.com/reviews/2018-toyota-c-hr-test-review
C-HRも車ですので、どうしても維持費がかかります。
ガソリン代はもちろん、税金や車検など、買ってからもいろいろお金がかかるのが泣き所ですね。
そこで、C-HRの維持費を計算してみましょう。
下記の前提条件をもとに、車の維持費計算サイトを利用して計算しました。
計算前の前提条件
○使用ガソリン車:C-HR 1.2 G-T
○使用ハイブリッド車:C-HR 1.8 G
○購入費用は計算に入れない
○年間走行距離:1万キロ
○ガソリン代:154円
(2018年10月31日現在のレギュラーガソリン全国平均値)
○燃費:カタログ記載燃費の70%(ガソリン車11.48km/L、ハイブリッド車21.14km/L)
○任意保険料金:月4,000円
○駐車場代:月8,000円
○車検費用(重量税・自賠償込み):14万円
○買い替え予定:10年
C-HR 1.2 G-T(ガソリン車)の年間維持費
ガソリン代 :134,146円
駐車場代 : 96,000円
任意保険 : 48,000円
車検費用 : 46,150円
自動車税(年) : 34,500円
自賠責(年、概算): 16,350円
重量税 : 7,500円
自動車取得税 : 0円
年間維持費 :382,646円

引用:https://toyota.jp/c-hr/
C-HR 1.8 G(ハイブリッド車)の年間維持費
ガソリン代 : 72,848円
駐車場代 : 96,000円
任意保険 : 48,000円
車検費用 : 46,150円
自動車税(年) : 39,500円
自賠責(年、概算): 16,350円
重量税 : 7,500円
自動車取得税 : 0円
年間維持費 :326,348円
いかがでしょうか?
ハイブリッド車とガソリン車は、年間維持費で約56000円の差が出ます。
つまり、10年乗れば約56万円、ハイブリッド車の方がお得になります。
元々の価格差が約32万円ですから、10年なんて言わずとも、6年を待たずして逆転できますね。
ただ、今回は不慮の事故による修理費やオイル・タイヤのような消耗品の交換を考慮していないので、それによって微妙に変化すると思います。
あくまで参考地としてお楽しみください。
トヨタC-HRのローン・維持費まとめ
引用:https://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20170130-20103096-carview/
ここまでC-HRのローンや維持費についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
C-HRは月々の支払ならディーラーローンが、支払総額で観れば銀行ローンの方がお得でした。
また、残クレは月々の支払額では確かに優位ですが、総額が安くなるとは限らないのでご注意ください。
そして維持費でみれば、6年乗ればハイブリッド車でガソリン車の元が取れる計算になります。
高額な買い物ですから、慎重に選んだうえで優しく乗ってあげてくださいね。
アイキャッチ画像引用:https://toyota.jp/c-hr/