今日発売される車のラインナップにおいて、ハイブリッド車が占める割合は非常に高いものがありますが、その中でも本格的なハイブリッド機能と高いアクティブ性を持つコンパクトSUVの雄、トヨタC-HR。
その外寸、内寸などについてまとめてみます。
目次
トヨタC-HRの大きさはどのくらい?
まずは、ざくっと「トヨタC-HRの大きさ」についてまとめてみます。
ハイブリッド車は比較的セダンベースなものが多いので、SUVとしての機能性に拘っているトヨタC-HRは設定なども面白いものがあります。
コンパクトSUVってどんな車?
よく、「コンパクトSUV」または「SUV」という言葉を自動車関係では聞くようになりましたが、そもそも「SUV」というのもわかりづらいですよね。
まずはそこからしっかりと解説してみましょう。
SUVとは「Sport Utility Vehicle(スポーツユーテイリティビークル)を略した言葉で、日本語に訳すと「多目的スポーツ車」ということになります。
ざくっと噛み砕いてしまうと、「普段使いからレジャーまで幅広い用途に対応しているスポーツ車」ということになると思います。
例えば、スポーツ車としての走りの機能や、悪路でもこなせる走行性能を持つということになってくると考えます。
つまり、SUVというのは車の構造上での分類ではなく、用途として分類されたものという風に考えていただいて良いと思います。
トヨタが発売するハイブリッド車の中でトヨタC-HRは非常に特徴的なフォルムを持っているのも、この「SUV」というジャンルに基づいて戦略的に発売されたからなんですね。
C-HRのサイズを徹底解説!
コンパクトSUVというジャンルにおいて、戦略的に発売されているトヨタC-HR、いよいよそのサイズについてまとめてみます。
車体サイズ:全長4360mm、全幅1795mm、全高1550mm、ホイールベース2640mm、最低地上高140mm、車両重量1440kg、車両総重量1715kg
ちなみにトレッド幅については、グレードによって異なり、Gグレードがトレッド(前/後)1540/1540mm、Sグレードの場合は1550/1550mmとなります。
次に室内サイズについてです。
室内長1800mm、室内幅1455mm、室内高1210mmという感じ。
荷室については荷室長770mm、荷室幅955mm、荷室高675mm。
いずれも後部座席を使用していた時のサイズで、後部座席を倒すると荷室長が約1800mmまで伸びます。思ったより広い印象がありませんか?
トヨタC-HRの実際のサイズ感はどんな感じ?
前項ではデータに基づいてトヨタC-HRのサイズに迫ってみましたが、実際のサイズ感はどんな感じなんでしょう。
ユーザーの声を含めて調べてみることにします。
荷室にどんなものが入る?後部座席は?
例えば、荷室について思ったより広いのかなと思いましたが実際にはどうなんでしょう。
荷室長は770mm、後部座席を倒した時は約1800mmあります。
また、後部座席は6:4の可変式なので、片方だけを倒すということもできます。
ここら辺の汎用性がSUVですね。
そして、倒した時の長さ約1800mmというところに注目いただければわかるように、これ、実は「寝れる」長さなんですね。
C-HRの外観からはとても中で横になれるなんていうイメージはわかないのですが、実はこんな空間を秘めていたわけです。
ちなみに、この荷室には〝デッキトリム〟なる隠し技があり、これを開けると横幅が広がるので、ゴルフバッグが横に入るという優れものなんです!
また、実車に乗った印象では後部座席はコンパクトな印象でした。
サイズ以上に比較的窓部分が小さいので閉塞感を感じるものかもしれません。
他社と同様、コンパクトSUVというコンセプトから後部座席の乗り心地よりは、いざという時の荷室活用性に重きを置いたのかなっていうのが正直な印象です。
利用者の声を紹介
では、ユーザーの皆さまはどんな風に感じているのでしょうか。
まずはツイッターで調べてみました。
C-HR、サイズはCX3とかとほとんど同じなのにすごいデカく感じるのはなんだ
— じんべぇ (@jinbexe) March 17, 2018
C-HRの車体寸法
全長→4,360mm
全幅→1,795mm
全高→1,550mm(FF)
→1,565mm(AWD)ベースとなるプリウスより180mm短く、35mm広く、80mm高くなったボディサイズもFF車なら日本のタワーパーキングに収まる絶妙なサイズです!
— ふなだ (@MILD_SPEED_4x4) November 17, 2018
C-HR 内装もすごく良い……。シートもめっちゃ良い。ドラポジもしっくり来て気持ちいい。視界、サイズ感、良い……。欲しくなる…… pic.twitter.com/922SLzSmK7
— いわっき (@iWAKKI_555) December 19, 2016
かなり皆さま「ちょうど良い」サイズと感じているみたいですね。
大きくもなく、小さくもなく、コンパクトながら適度な広さを持ち、スポーティさを併せ持つというところがC-HRの絶妙さなんでしょうね。
プリウスやアクアとサイズ面から比べてみた
では、トヨタの代表的ハイブリット群、〝プリウス〟〝アクア〟〝C-HR〟という3車。それぞれに特徴を持っており、〝セダン〟〝ファミリー向け〟〝コンパクトSUV〟というような位置付けだと思います。
それぞれのサイズについて調べてみました。
プリウス:全長4540mm、全幅1760mm、全高1470mm、ホイールベース2700mm、最低地上高130mm、室内長2110mm、室内幅1490mm、室内高1195mm、荷室長890mm、荷室幅1390mm、荷室高715mm。
アクア:全長4050mm、全幅1695mm、全高1455mm、ホイールベース2550mm、最低地上高140mm、室内長2015mm、室内幅1395mm、室内高1175mm、荷室長720mm、荷室幅1005mm、荷室高770mm。
C-HR:全長4360mm、全幅1795mm、全高1550mm、ホイールベース2640mm、最低地上高140mm、室内長1800mm、室内幅1455mm、室内高1210mm、荷室長770mm、荷室幅955mm、荷室高675mm。
このようになります。
やはり、コンパクトSUVというコンセプトにふさわしく、コンパクトさは維持しながらも良い荷室サイズを設定しているように感じます。
トヨタC-HRのサイズ比較をします!
コンパクトSUVとして、高い人気を誇るトヨタC-HR。
トヨタの中でも特徴的なコンセプトを持って構成されていますね。
各社がしのぎを削るコンセプトSUV群の中でそのサイズ感はどのような差があるのでしょうか。
調べてみました。
各社のコンパクトSUVを徹底比較
比較してみるのは各社が発売する代表的なコンパクトSUV車。
トヨタがC-HR、ニッサンはジューク、ホンダがヴェゼル、マツダがCX-3というラインナップとなります。
まずは外観から比較してみましょう。
トヨタC-HR:全長4360mm、全幅1795mm、全高1550mm、ホイールベース2640mm、最低地上高140mm。
ニッサンジューク:全長4135mm全幅1765mm、全高1560mm、ホイールベース2530mm、最低地上高170mm。
ホンダヴェゼル:全長4330mm、全幅1770mm、全高1605mm、ホイールベース2610mm、最低地上高185mm。
マツダCX-3:全長4275mm、全幅1765mm、全高1550mm、ホイールベース2570mm、最低地上高160mm。
ご覧の通り、C-HRも外観がかなりコンパクトに作られています。

引用:https://toyota.jp/c-hr/
トヨタのラインナップの中で徹底的にセグメントされた結果、SUVの中でも〝街乗り〟にもしっかりと対応した結果だと思います。
次に内部のサイズについて比較してみます。
トヨタC-HR:室内長1800mm、室内幅1455mm、室内高1210mm、荷室長770mm、荷室幅955mm、荷室高675mm。
ニッサンジューク:室内長1835mm、室内幅1470mm、室内高1215mm、荷室長660mm、荷室幅880mm、荷室高680mm。
ホンダヴェゼル:室内長1930mm、室内幅1485mm、室内高1265mm、荷室長790mm、荷室幅1010mm、荷室高780mm。
マツダCX-3:室内長1810mm、室内幅1435mm、室内高1210mm、荷室長690mm、荷室幅990mm、荷室高720mm。
外観がコンパクトにも関わらず、かなり充実している室内空間サイズ。この機能性、快適性こそがトヨタC-HRの凄さなのでしょう。
ここがオススメC-HR
前項で各社のサイズ感を比較していただいたように、トヨタC-HRは運転者を選ばない極めてコンパクトなサイズに作られており、燃費性も含めて考えた時に、極めて街乗り性能が高いことがわかりました。
また、一方で室内サイズの充実ぶりも特徴的であり、大人二人が車中泊までできてしまう荷室の長さを持っています。
このように、〝街乗り〟〝アウトドア〟〝スポーティな走り〟という異なる使用シーンに全て対応する。
ここがオススメなところだと言えます。
【トヨタ・C-HR】サイズ比較とサイズ感は?他車とも比べてみる!のまとめ

引用:https://toyota.jp/c-hr/
トヨタがコンパクトSUVの先進的モデルとして開発・発売したC-HR。
多様な使用シーンをイメージしてあらゆる状況で快適に使えるよう、非常にマルチな車であることが実感できました。
普段はご家族の方が日常の足として利用し、休日には親子水入らずでキャンプに。
なんて憧れるシーンがイメージできます。
ぜひ、実車を確認して、特に荷室のサイズ感を確認していただきたいと思います。
アイキャッチ画像引用:https://toyota.jp/c-hr/