2018年に15代目となるモデルが発売されたトヨタクラウンですが、販売状況は好調な様です。
国産高級車の代表格として君臨し続けていますが、高級車といえば、座席の居住性の良さがあげられます。
15代目クラウンの実際の座席の広さ、荷室容量はどのくらいの広さがあるのか、調べてみました。
目次
トヨタクラウンの後部座席の広さは?

引用URL https://toyota.jp/crown/
後部座席の機能確認
まずは、後部座席にどのような機能があるのか、調べてみました。
・シート座面
後部座席シートは、長時間座っていても疲れづらい設計になっています。
前席との距離も充分確保されています。また、フロントシート下の脚を入れるスペースも
前モデルに比べて広げています。

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・シートリクライニング
後部座席は40-20-40で分割されており、後部座席の左右席はシートリクライニングが無段階調整が可能になっています。
定員は5名ではありますが、後部座席の真ん中に座る方は、少し狭く感じるかも知れません。
・電動式リヤサンシェード

引用URL https://toyota.jp/crown/
後方からの直射日光をさえぎります。
運転席と助手席間にある、7インチサイズのトヨタマルチオペレーションタッチでの操作が可能です。
また、シフトレバーをバックに入れると、サンシェードは自動的に格納されます。
・手動式リヤドアサンシェード
リヤドアからの直射日光を遮るシェードが、リヤドアのトリム内に設定されています。
・リヤセンターアームレスト

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後部中央座席の背もたれを前に倒すと、アームレストとして、使用できます。
さらにグレードの高いモデルには、このアームレストに、リヤシートリクライニング、リヤシートヒーター、
オーディオコントロール、電動式リヤサンシェード、といった各種スイッチもあります。
・リヤオートエアコン

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後部座席専用のエアコンが設置されています。
前席からだけでなく、リヤセンターアームレストのスイッチからも調整可能です。
・センターコンソール装備
センターコンソールに、AC100Vコンセント、スマートフォンの置くだけ充電エリアが設置されています。
パソコンを開きながら、携帯を充電、といったことも可能になっています。
・後席シートヒーター
後席の背面と座面部分にヒーターが設置されています。
G-Executive、G-Executive Fourのモデルは、Hi/Mid/Loの3段階の調整が可能で、
それ以外のモデルは、ON/OFFのみの調整です。
クラウンの内寸
後部座席の広さを計測したデータはありませんでしたので、クラウンの内寸を確認して見ます。
室内長 1,980㎜
室内幅 1,500㎜
室内高 1,185㎜
室内長は1,980㎜です。これだけでは、広さの判断が難しいため、他の車の内寸と比較してみます。
・内寸比較

よく比較される、日産フーガ、レクサスISと比較してみます。
トヨタクラウン
室内長 1,980
室内幅 1,500
室内高 1,125~1,185
日産フーガ
室内長 2,090
室内幅 1,535
室内高 1,185~1,215
レクサス IS
室内長 1,945
室内幅 1,500
室内高 1,115~1,170
室内長では、日産フーガが一番長い、という結果でした。
約100㎜の差ですので、かなりの差ではあります。
ただ、後部座席の広さ、という点では、そこまで差がない様です。
トヨタクラウンの荷室容量はどのくらいなの?
それでは、クラウンのラゲッジスペースの容量、寸法を確認します。
車種毎に容量、寸法が違います。

引用URL https://toyota.jp/crown/
■クラウンラゲッジスペース容量
・3.5Lハイブリッド車
リヤオートエアコンなし 378L
リヤオートエアコンあり 352L
・2.5Lハイブリッド車(アクセサリーコンセントなし)
リヤオートエアコンなし 431L
リヤオートエアコンあり 397L
・2.5Lハイブリッド車(アクセサリーコンセントあり)
リヤオートエアコンなし 376L
リヤオートエアコンあり 334L
・2.0Lターボ車
リヤオートエアコンなし 431L
リヤオートエアコンあり 397L
■クラウンラゲッジスペース寸法
・3.5Lハイブリッド車
リヤオートエアコンなし
長さ 820㎜~835㎜
幅 810㎜~1,540㎜
高さ 465㎜
リヤオートエアコンあり
長さ 685㎜~835㎜
幅 810㎜~1,540㎜
高さ 305㎜~465㎜
・2.5Lハイブリッド車(アクセサリーコンセントなし)
リヤオートエアコンなし
長さ 925㎜~1,145㎜
幅 675㎜~1,540㎜
高さ 305㎜~465㎜
リヤオートエアコンあり
長さ 685㎜~1,145㎜
幅 675㎜~1,540㎜
高さ 305㎜~465㎜
・2.5Lハイブリッド車(アクセサリーコンセントあり)
リヤオートエアコンなし
長さ 830㎜~1085㎜
幅 685㎜~1,565㎜
高さ 235㎜~465㎜
リヤオートエアコンあり
長さ 685㎜~1,085㎜
幅 685㎜~1,565㎜
高さ 235㎜~465㎜
・2.0Lターボ車
リヤオートエアコンなし
長さ 925㎜~1,145㎜
幅 675㎜~1,540㎜
高さ 305㎜~465㎜
リヤオートエアコンあり
長さ 685㎜~1,145㎜
幅 675㎜~1,540㎜
高さ 305㎜~465㎜
以上が実際の寸法になります。目安としては、
2.5Lハイブリッド車(アクセサリーコンセント、リヤオートエアコンなし)
→ゴルフバック4個収納可能
2.5Lハイブリッド車(アクセサリーコンセントあり、リヤオートエアコンなし)
→ゴルフバック3個収納可能
2.5Lハイブリッド車(アクセサリーコンセントあり、リヤオートエアコンあり)
→ゴルフバック2個収納可能
となっています。
ただ、このゴルフバックも9.5インチのゴルフバックが前提です。
それより大きなゴルフバックでは、この個数は入りません。
トヨタクラウンでの車中泊は可能か?
クラウン車内で車中泊をした方の声

先ほど、クラウンの内寸を記載した通り、室内長は1,980㎜あります。
よって、前席と後席を限界まで倒し、フラットの状態にすれば、センター部分以外の
運転席、助手席部分には寝る事の出来るスペースは、身長が2m以上ある方以外は、あります。
そこで、実際に車中泊した方の声を見てみると、前作のモデルに関しては、運転席と助手席の
ヘッドレストを外すと、フラットになった様です。その上にマットなどを敷いて車中泊をした、
という声がいくつかありました。
ただ、新型のクラウンに関しては、運転席、助手席のヘッドレストを外しても、1列目シートが長く、
後部座席に引っ掛かってしまう、との事です。
新型クラウンでの車中泊

引用URL https://toyota.jp/crown/
新型クラウンは、ヘッドレストを外して前席を倒しても、後部座席に引っ掛かり、フラットにならない、
とお伝えしましたが、実際に新型クラウンで車中泊をした、という方の方法を紹介します。
・後部座席に横にシートを敷いて寝る。
新型クラウンの室内幅は、1,500㎜ですので、男性でも多少脚を折り曲げれば、
寝れない事はない様です。ただ、快適とは言い難い様です。
・後席との段差部分にクッションを入れる。
ヘッドレストを外して前席を倒しても後部座席に当たる為、フラットにはなりません。
そこで、フラットにするために、前席と後部座席が重なって出来た段差部分にクッションを入れ、
その上にマットを敷いて寝た、という方がいらっしゃいました。
以上の2つの方法が記載されていました。
もし、車中泊をせざるを得ない状況になった場合は、参考にしてみて下さい。

引用URL https://toyota.jp/crown/
いかがでしたでしょうか?
クラウンの後部座席はかなりゆったり設計されており、長時間座っていても、
疲れにくい設計になっています。タクシーや官公庁の公用車に多く使われているのも
頷けます。
荷室容量も一番大きいタイプで、ゴルフバック4つ分が入るくらいの広さがあります。
一番驚いたのは、クラウンで車中泊をした、またはしよう、という方が結構多かった事です。
車中泊は止むを得ない手段だとは思いますが、なぜそうなったのか、気になるところではあります。
万が一、そのような事態になりそうな場合は、是非、この記事を参考になさって下さい。
アイキャッチ画像引用:https://toyota.jp/crown/design/?padid=ag341_from_crown_navi_design