生命感をカタチにする、をテーマに持つ『魂動デザイン』。
ボディカラーも造形の一部として研究・開発が行われた完成した、
上質を愛する者たちからの支持を一身に受ける新型CX-5の
全8色のカラーとそのお手入れ方法を紹介します。
目次
CX-5の色見本は?

「ボディーカラーは造形の一部」「デサインにも現れるスピード感」をコンセプトに
造形の抑揚を絶妙なコントラストで強調し、更に力強くエレガントな姿へと深化した2代目CX-5のカラーは
世界に誇るマツダ独自の塗装技術『匠塗TAKUMINURI』によるプレミアムカラー3色を含む
瑞々しい艶と透明感が上品な、深くも鮮やかな全8色から選択可能です。
ソウルレッドクリスタルメタリック ※
マツダのデザイナーと技術者たちが互いに協力し合い研究・
開発に挑んだ結果、それまでの技術では実現が不可能だった
職人が丹精を込めて一台一台塗り上げたような、最高級溢れる色合いと
艶を併せ持つ塗装の車の量産が可能となりました。
このカラーのためにマツダが開発した顔料は、通常のレッド顔料に
つきまとう、色の濁りという課題をボディの上に反射・吸収層、高彩度顔料を
多量に含む透過層、みずみずしい輝きを与えるクリア層の3層を重ね克服。
マツダのイメージカラーとも言えるレッドは、CX-5のマイナーチェンジに
伴い「ソウルレッドプレミアムメタリック」から「ソウルレッド
クリスタルメタリック」に深化を遂げ、文字通り色にさらに深みが増し
派手さを抑えた上品な色に仕上がったため、中高年の世代のドライバーでも
抵抗なく所有・運転できると好評です。
プレミアムカラーのために追加料金が75,600円別途にかかってしまう
ことがネックですが、街中でよく見かけることからもわかるように
新型CX-5の美しさと力強さを最大限まで引き立てる、
大変人気のあるカラーです。
マシーングレープレミアムメタリック ※
マツダの追及する「機械の持つ精緻な美しさ」の具現。
生成された鉄の無骨で無機質なカラーと、そのカラーが再現する質感。
生命感をカタチにする、がテーマの、魂動(こどう)デザインのCX-5…
命を吹き込まれたマシーンの、限りなく無機質な美しさ。
単に車に似合うカラーとしてではなく、
マツダの信念と美学を車に纏わせるために開発された
第2のブラックともいえるこのダークグレーは、
2016年に日本流行色協会主催の「オートカラーアウォード2016」で
マツダ開発のスポーツカー、ロードスターRFの外装色として採用され
グランプリの栄冠に輝きました。
デザイナーとエンジニアが同じ目標を掲げて理想と苦悩を分かち合いながら、
遂に完成させたマシーングレープレミアムメタリックは、
CX-5のエクステリアの立体感を絶妙なコントラストによって強調し
リアルな金属の本質をよく再現しながらも全体のデザインを
美しくまとめ上げています。
この色もプレミアムカラーのため選択に54,000円の追加料金がかかります。
スノーフレイクホワイトパールマイカ ※
こちらも車種を選ばない定番色のマツダバージョンです。
あえてクリームなどを混ぜずに柔らかみや温かみのないホワイトを
ベースとして、高い明度のために抑揚が出ないというホワイトの課題に
偏光パールをふんだんに含んだパール層を重ねることで挑みました。
よく晴れた朝の太陽の光を反射して絶えずキラキラと輝く雪原を思わせる
スノーフレイクホワイトパールマイカ。
シンプルさの中に活きる造形美を引き立て洗練されたエレガントさを
際立たせ、シャープながらもとがりすぎない絶妙なバランスで
飽きの来ないカラーに仕上がりました。
こちらもプレミアムカラーのため選択に32,400円の
追加料金が必要になりますが、定番色のためリセールバリューが
落ちづらいという利点があります。
ジェットブラックマイカ
若い男性を中心に人気があるジェットブラックマイカ、
車種を選ばない定番色その2です。
CX-5には2色のブラックが用意されていますが、
その上品な艶でシンプルながら
人気カラーランキングでは常に安定の首位候補です。
新型CX-5ではそのデザインも相まってこのブラックを選択すると、
漆黒の車体が走りとともに移り行く景色の映り込ませ、
その姿を見ているだけでもそのなめらかな走りを
想像させるような色となっています。
ジェットブラックマイカはあえて流行りの
メタリックブラック路線にはいかないところが時代に媚びることなく
独自のスタイルを貫いていることが人気の理由のようです。
個人的な意見では、ガーニッシュなどのオプションパーツで
シルバーをちりばめてもさりげなく光る個性でばっちりキマった
CX-5になるのではないかと思います。
ディープクリスタルブルーマイカ
引用:http://www.mazda.co.jp/
違いの分かる大人の、渋い格好よさ。そんな言葉がぴったりの
ディープクリスタルブルーマイカは、明度と彩度をギリギリまで落とした
落ち着きのあるネイビーにも近い深い色合いが特徴です。
暗い色の似あうCX-5のデザインによくマッチしていることはもちろん、
ブラックよりわずかに明るいためにフロントグリルのデザインの
センスの良さが一層引き立っています。
ただ、こういったカラーの車はドライバー自身の雰囲気やセンス次第では
単純に地味なだけのカラーになってしまいがちなため、手を出しやすい
カラーとは言えず敷居が高くなってしまっています。
ソニックシルバーメタリック
引用:http://www.mazda.co.jp/
シルバーはこれまたほかのメーカーの車ならば昔から安定した人気のある
ボディカラーなのですが、CX-5においては定番色である
ブラック・ホワイトの2色、またマツダのソウルカラーでもあるレッドが
圧倒的な人気を誇るがゆえに、このソニックシルバーメタリックは
人気カラーランキング4位の座に甘んじています。
先述のマシーングレーププレマムメタリックよりも数段明るいシルバーで、
その名の通り、濁りのないメタリック調の色合いが特徴です。。
シンプルで造形がわかりやすい色であること、傷や汚れの目立ちにくい色であり
多忙なスケジュールの方でも手入れが楽なことなどが理由で
敷居のあまり高くない、選びやすい色として支持を受けています。
エターナルブルーマイカ
引用:http://www.mazda.co.jp/
エターナルブルーマイカは、先ほどのディープブルーよりも
数段明るいトーンの、かといって鮮烈な真っ青なメタリックブルートも違う
さわやかな色味のオーシャンブルーです。
スカイブルーというよりはよく晴れた日の海面のような
CX-5によく似合う落ち着いた色合いです。
比較的新しく、一番人気のソウルレッドの対極にあるともいえるカラーですが
しっかりとエクステリアのデザインを引き立てています。
コアなファンも徐々に増えはじめ人気が着実に上昇しているブルーが
このSUVのためのもう一つのブルー・ディープブルークリスタルマイカとともに
定番人気カラーの仲間入りを果たす日はすぐそこまで迫っていることが感じられます。
チタニウムフラッシュマイカ
このチタニウムフラッシュマイカは、赤みの少ないダークブラウンのベースに
光の加減で美しいゴールドのマイカ(雲母)がきらめく、上品ながら
非常に珍しいといえるカラーです。
CX-5に似合うダーク系のカラーというポイントを抑えつつも
うまく柔らかさと上品さを融合させていて、こちらも中高年の世代の方々に
似合うカラーと言えるでしょう。ディープクリスタルブルーマイカと比べると、
こちらは女性にもお勧めしやすい色合いになっています。
その斬新さゆえにカラー別売上ランキングでは最下位に甘んじていますが、
それは裏を返せば人と被らず個性を発揮できるということでもあります。
カラー選択で冒険をする人はあまり多くはいませんが、ぜひ
気品漂うご婦人方に颯爽と乗りこなしてほしいカラーです。
CX-5の人気カラーはこれだった!

やはり人気はレッド、ブラック、ホワイトです。
統計ではその時期によって一番人気のカラーがホワイトだったりブラックだったり
するのですが、オンラインレビューを見比べてみると
レッドの人気は圧倒的です。
特にソウルレッドは3色あるCX-5のプレミアムカラーの中でも
追加料金が75,600円と一番高額であるにも関わらず、選択比率の1,2を争う
人気カラーとなっています。日本最大級と謳われるのクルマSNSである
みんカラのCX-5愛車自慢ランキングにおいて、レッドは上位4位を占め、
上位50位までのCX-5において一番人気のカラーでした。
時点ではやはりホワイトとブラックが多かったものの、
ぽつぽつとシルバーやブルーなども見られました。
通常、ホワイトとブラックは購入から年々下がる
リセールバリューをほかのカラーより高く維持できることが
知られていますが、マツダは例外的にその二色に加えてレッドも
中古価格が落ちない傾向にあることも特筆すべき点といえるでしょう。
CX-5の手入れはこうやろう
どんな車でも新車の色合い、質感、艶を保つためには新車時の
コーティングのほかに定期的な洗車や再コーティングなどのなどの
メンテナンスが必要です。キズは勲章とも呼べるものですが
人も車もその輝きを可能な限り長く保ちたいですよね。
最近は技術も進化し、俗に言う「洗車傷」というものは
付きにくくなっているようですがまだ完璧ではなく、蓄積される
日々のダメージが特に暗めのカラーなどでは年月とともに現れてしまいます。
特に、傷というものはどうしても避けられない現象なので
神経質な方は最初から明るい色を選ぶことが賢明です。
専門家にコーティングしてもらう
ここで対策として特に大事になってくるのが車のコーティングで、ディーラーや
専門のコーティング業者などに依頼すると比較的良質で長期間の保護ができます。
注意点として、一年コーティングなどと言われているものは条件次第で
半年程度の耐用期間にとどまってしまう傾向にあります。
しかし、10年保証コーティングなどは値段も10万円近くと高額ですが
あまり神経質に手入れしなくともしっかり10年ほど持たせられる場合もあるようです。
個人でコーティングする
市販品で手軽にできるコーティングは、こまめに行えば十分愛車をきれいに保つことができますが、
コーティングの強度自体は当然それほど強くはなくムラもできやすいという欠点もあります。
注意点とて、ワックスなどは対応カラーの指示をちゃんと守ること、市販のガラスコーティングは
ガラス瓶入りで売られている、散布後にちゃんと硬化するものを選ぶことなどが大切です。
アイキャッチ画像引用URL:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/