今やマツダの基幹車種に成長したCX-5は、クロスオーバーSUV車。
かたや、レガシィ(アウトバック)は、ステーションワゴンスタイルのSUV車。
一見、まったく違うタイプの車に思えますが、
マツダCX-5か、スバル・レガシィか。どちらを購入するか、迷う人が多いのも事実。
そんな人のために、両者の価格、大きさ、燃費を比較してみました。
CX-5とレガシィの価格はどっち?
アグレッシブなルックスをファッション感覚で操るクロスオーバータイプのSUV車が人気です。
マツダCX-5は、その代表的な車種。
スタイリッシュなボディ、意のままに車を操る操作性と優れた安全性能を両立、
コストパフォーマンスの高さにも定評があり、その人気は衰えるところを知りません。
一方、スバル・レガシィ(アウトバック)は、
クロスオーバーSUV車のさきがけ的な存在ではあるものの、
アウトドア本格派のニーズにも応えるSUV車として絶大な支持を得ています。
颯爽と街を駆け抜けるスマートな一面も持っていますが、
轍や滑りやすい路面で悪路走破性が求められる場面で心強い味方になってくれる頼もしさが人気です。
では、それぞれの価格を比較してみましょう。
下記の表中は消費税込みの価格です。
CX-5

レガシィ

マツダCX-5が全8グレード、11モデルがあるのに対し、
スバル・レガシィは、全2タイプとシンプルなグレード設定。
両者のいい部分だけ見ると、
マツダCX-5はバリエーションが多く色々選べて楽しそう。
レガシィは悩むことが必要ないので、すぐ決められて時間短縮になりそうですね。
レガシィはどちらのグレードも、CX-5と比較すると、はるかに高額です。
しかし、レガシィは、フラッグシップSUV車としては価格も割安だと評判です。
単純に、絶対的な数字だけで両者を比較するとは難しいかもしれません。
CX-5とレガシィの大きさは?
クロスオーバーSUVタイプのグローバル戦略車として誕生し、今やマツダの基幹車種として人気のCX-5。
対して、スバルのフラグシップSUV車としてラグジュアリーな雰囲気を醸し出すレガシィ。
両者の大きさはどれくらい違っているのでしょうか。
ボディと室内、それぞれのサイズを比較してみましょう。

昨今、コンパクトタイプのSUV車が人気を集めていますが、
発売から今日に到るまで、CX-5はその代表的な存在として世界中で愛され続けています。
「コンパクト」とはいえ、さすがに軽自動車や一般のコンパクトカーのような大きさではありません。
本来の「コンパクト」な車を見慣れた人がCX-5を目の前にすると、
「大きい」という印象は否めないでしょう。
しかし、それよりもっと「デカイ」のがレガシィです。
スバル・レガシィは、もともとアッパーミドルクラスの乗用車として発表されたレガシィの派生車種。
それだけにラグジュアリーさを醸し出しますが、
もともと北米マーケットのニーズに対応してつくられた車のため、サイズはアメリカン!!
(それでも北米ではミディアムサイズ)
CX-5と比較すると、全高、室内高、全幅以外は、すべてレガシィのほうがサイズが大きくなっています。
(全高、室内高はCX-5のほうが高く、全幅は両者同じ)
乗車定員は両者とも5名なので、荷室容量や車室内は共にレガシィの方が若干広いのが特徴です。
そんなことを考慮すると、「レガシィは扱いにくいのではないか」と心配する人もいるでしょうが、
実際のユーザーからは、
「サイズの割には取り回しも良くて、大きさは気にならない」といった、たくさんの声があがっています。
「大きさは、乗っているうちに慣れる」との声もしきりですから、
「レガシィは大きいゆえに扱いづらい」ということはなさそうです。
車体感覚は運転して慣れろ!ですね。
CX-5 とレガシィ。
数字を比較すると、レガシィのほうが大きめであることは確かですが、
CX-5にしても、軽自動車のように小回りが効く車ではありません。
洗練されていてスタイリッシュなヨーロピアンの相棒を選ぶか、
大柄だけどエレガントな雰囲気を滲ませるアメリカンな相棒を選ぶか。
これはもう、個人の好みにまかせるしかないような……。
CX-5とレガシィの燃費はどっち?
SUVは燃費が悪いというイメージが根強く残っています。
今さら言うまでもないことですが、マツダCX-5もスバル・レガシィもSUV車です。
当然、購入を考えている人にとって、燃費は非常に気になるところに違いありません。
まず、両者の燃費を単純に数字で比較してみましょう。

まず、マツダCX-5の燃費から考察してみましょう。
CX-5の場合、全部で8つのグレードがありますが、グレードごとの燃費性能差はほとんどありません。
ただ、グレードによっては、2.0Lのエンジンを採用した車種、2.5Lのエンジンを採用したものがあり、
エンジンが大きくなれば、それだけ燃費は悪くなりますから、
2.0L車と比較すると、2.5L車のほうが2Lほど燃費は悪くなっています。
それにしても、CX-5の燃費はライバル車と比較しても引けを取りません。
肝心の実燃費を見てみると、上記の表中の数字は平均的なものですが、
もっと詳しく見ていくと、ガソリン車の場合は、街乗りで10.0~12.0㎞/L程度、
高速道路では17〜19㎞/Lというデータも報告されているほどです。
ディーゼルはというと、平均的な実燃費は14.0~16.0㎞/Lですが、
高速道路では17〜18㎞/Lと、こちらもカタログ値に近い、高い数値が出ています。
次は、スバル・レガシィの燃費について見ていきましょう。
レガシィは、2グレードAWDの設定しかなく、エンジンは1種類のみ。
その1種類のエンジンで走るレガシィの燃費は、カタログ値だと14.8㎞/L、
実燃費は10.0〜12.0㎞/Lというデータが出ています。
ちなみに、「一般道を主に走行すると10.0〜12.0㎞/L程度の燃費になることが大部分」と多くのユーザーが報告。
高速道路を走ると15㎞/Lになるという報告も多く寄せられています。
こうして比べてみると、最も燃費が良いのは、CX-5のディーゼル車ということになります。
【マツダ・CX-5】VS【スバル・レガシィ】。
燃費面だけで言うと、CX-5が優勢であることは確か。
燃費がいいと言うことは、単純に維持費が安くなると言う他にも、
ガソリンスタンドに行く回数が少なくて済む。と言うメリットがあります。

ガソリンスタンドに行くのって結構億劫じゃないですか?
行ったら行ったでよくわからない中途半端な空き時間になってしまいますし、
貴重な時間を無駄にしているようで、あまり好きではない方もいるのではないでしょうか?
と言う意味でも燃費がいいCX-5はオススメです!
ただし、運転の仕方や走る環境などでも燃費は大きく変わってくることは、言うまでもありません。
あなたの使うシーンや好みに合わせて選ぶのが一番と言えるでしょう。
アイキャッチ画像引用URL:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5