2012年の発売以来、世界中で圧倒的な人気を誇るマツダCX-5。
「次はこれに乗りたい!」と思っている人も多いのではないでしょうか。
そこで気になるのは、その価格、お値段ですね。
車両自体の価格もそうですが、保険など車を購入したときにかかる費用も気になるところ。
CX-5の本体価格や、初期費用などについて調べてみました。
目次
CX-5の価格(値段)はいくら?
まずは本体価格を調べてみました。
ひと口にマツダCX-5と言っても、この車種は、グレード、エンジン、駆動などの違いによって
12段階の価格設定がなされています。
それぞれの価格は下の表中で示した通り(標準装備の場合の消費税込み価格)です。

表中の数字は、各モデルの標準装備車のメーカー小売希望価格です。
オプションをつければ、当然、この価格よりも高くなることは言うまでもありません。
しかし、その一方で、新車の場合でも「値引き」というものがあります。
「マツダは値引きに渋い」と囁かれたりもしているようですが、
CX-5は、もともと高価格なだけに、それなりの値引きは期待できるようです。

値引額は、時期によっても違いますし、交渉の仕方によっても変わってきますが、
10万円台半ばから20万円台後半くらいといったところでしょうか。
時期で言うと、3月と9月の決算期前は通常より値引きが期待できるでしょう。
また、新型発売直後はほとんど値引されませんが、
マイナー・フルを問わず、モデルチェンジ前には大幅に値引きしてもらえる可能性が大。
買うタイミングを見計らい、上手に交渉して、少しでも安くCX-5を手に入れたいものですね。
CX-5の費用はどのくらいかかる?
車購入時には初期費用というものが必要になってきます。
その額は車両本体価格の10〜20%が目安とされています。
例えば、CX-5の20Sなら、本体価格が249万4800円ですから、
25万円弱から50万円近くが初期費用として必要になってくる計算。
何にそれほどまでの費用が掛かってしまうのでしょう!?
初期費用と言われるものについて、解説して行きます。

自動車取得税
車を取得したときに課せられる税金(取得価額が50万円以下の場合は対象外)のこと。
CX-5の場合、20Sは6万2300円、20S PROACTIVEは6万7200円、
25S L Packageは7万4600円となります。
このほかのグレード・モデルはエコカー減税が適用されるため、自動車取得税は100%減税(免税)に。
自動車重量税
自動車の新規登録と車検の際に課税される税金。
自家用車の場合は車両の重さによって税額が変わりますが(軽自動車の場合は一律)、
CX-5の場合は、どのグレードも3万円です。
ただし、一部のグレード・モデルはエコカー減税が適用されるため、
自動車重量税として3万円を払う必要があるのは、
20S、20S PROACTIVE、25S L Packageの場合に限ります。
自動車税
車を所有する人に課せられる税金で、毎年、4月1日の所有者が1年分をまとめて支払いますが、
車を新たに取得した際にも支払わなくてはなりません。
年度の途中で車を取得した場合、最初に支払う自動車税は月割り計算した額です。
この自動車税は車の排気量によって金額が違ってきます。
CX-5の場合、モデルによって3種類の排気量がありますが、
自動車税は、3万9500円か4万5000円のどちらかになります。
初回(購入時)に支払う自動車税は月割り計算(取得した翌月から翌年3月まで)しますから、
例えば、3万9500円のほうを7月に購入したとすると、
【39500➗12×8】の計算式で割り出される数字が、最初に支払う自動車税。
端数は切り捨てて2万6300円になりますが、
CX-5は、排ガス性能・燃費性能によって自動車税のグリーン化特例が適用されて
初回のみ減税になるため、月割り8か月分の自動車税として実際に支払うのは2万3000円。
4万5000円のほうを7月に購入したとするなら、3万円の自動車税を払う必要がありますが、
同様の減税で2万6200円を支払うことになります。
自動車損害責任保険
車の所有者すべての加入が義務付けられている損害保険で、略称、自賠責保険。
軽自動車を除く自家用車の場合、37か月で一律3万6780円となります。
リサイクル費用

車を解体、破砕したあとに出るゴミのリサイクルと
カーエアコンのフロン類を破壊するために必要な料金で、
原則として、新車購入時または車検時に、所有者に支払いが義務づけられているもの。
料金は、車メーカーや輸入業車によって、車一台ごとに設定されます。
CX-5のリサイクル費用は、一律1万2860円に決められています。
登録費用

購入した車を自分名義にするためには陸運局に登録をしなくてはなりませんが、
それを販売店に代行してもらうための費用。
印紙代として国に収める法定費用もここに含まれます。
ディーラーによって価格は異なりますが、
代行料として1〜2万円、印紙代として2000~4000円程度が目安です。
車庫証明

登録時に必要な車の保管場所の証明の申請(車庫証明)を代行してもらう費用です。
印紙代として収める法定費用もここに含まれます。
ディーラーによって価格は異なりますが、
代行料として1万円前後、印紙代として2500円前後が目安です。
もちろん、手続きを自分で行えば、法定費用だけで済みます。
CX-5のグレードの違いは?MT車はあるの?
マツダCX-5には、既述したように8つのグレードがあります。
8つもあると、非常に複雑な印象がありますが、
実は、基本は「20S」「XD」「25S」の3タイプのみ。
「20S」は2Lエンジン、「25S」は2・5Lエンジン、「XD」はディーゼルエンジンを搭載しています。
この3つのタイプに、それぞれ設定された特別仕様車があると思えば、理解しやすいと思います。
「PROACTIVE」と「 L Package」がそれ。
「PROACTIVE」は、「20S」「XD」「25S」の各基本グレードに設定されています。
「20S」「XD」「25S」とそれぞれのグレードの主要装備に加え、
夜間の視認性を高めたり、側方・後方から車両が接近しているのを知らたり、
車線を認識してステアリング操作をアシストし、
ステアリングを振動させることによって危険を知らせるなど、
危険認知支援技術を搭載し、安全性を高めているグレードと言えるでしょう。
一方、「L Package」は、「25S L Package」「 XD L Package」というように、
「20S」以外の基本グレードに備わっています。
「L Package」のシリーズは、「それぞれの基本グレードにいろいろな加工を施したモデル」と言えるでしょう。
例えば、ドアトリムスイッチにダークヘアラインが入っている、
例えば、フロントアームレストに合成皮革が採用されている、というように、
各グレードに、よりラグジュアリー感を出す加工が施されていたりするのです。
さらに、19インチアルミホイールが追加されたりもしています。
このようなことからもわかるように、「PROACTIVE」には実用性の高い機能がプラスされているのに対し、
「L Package」は、高級感や質感を高めるような加工が施され、見た目のインパクトが大事にされています。
「PROACTIVE」、「L Package」ともに、よく考えられた仕様です。
ただ、「PROACTIVE」は、あると便利ですが、なくても困らない。
「L Package」も同様、よほど見た目のラグジュアリー感を大事にする人でない限り、
絶対に必要なものではないでしょう。
以上のようなことからもわかるかと思いますが、
数あるグレードの中で、人気があるのは、やはりというべきか、基本のグレード。
特に「XD」の人気はダントツです。
低燃費のディーゼルエンジンと高馬力のターボエンジンを搭載し、
クロスオーバーSUV車としては驚きの走行性能を発揮。
他メーカーではオプションになっているようなもの標準装備されていて、
2WDなら300万円を切る価格。コスパの良さもあり、日本国内では大変な人気を誇っています。
ちなみに、8つのグレードが設定されているCX-5ですが、
残念ながら、その中にMT車はありません(海外仕様では存在)。
切望している人も言えるのですが、
国内需要があまりない、つまり売れないから、というのが大きな理由のようで……。
MT派は、今後に期待したいところですね。
アイキャッチ画像引用URL:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/