「Be a driver.」のキャッチコピーで知られ、車と人の一体化を目指し、走る人の歓びを実現させるマツダ。
高評価を得るマツダから2017年9月に発表され、同12月から発売された3列シートのSUV「CX-8」。
「CX-8」は6人または7人乗りとして、ミニバンとSUVの役割を同時に担うモデルとして注目されています。
エクステリアのカッコよさだけでなく、インテリアへのこだわりもうたうマツダ「CX-8」の納車について調べてみました。
マツダCX-8の納車はいつ?納車情報紹介
2017年12月、「CX-8」発売前の約3か月の間に予約が7,362台となり、マツダの月間販売台数計画の1,200台を大きく上回っていました。
マツダによると、この予約受注の内訳は最上位グレードの「XD L Package」が43%、中間の「XD PROACTIVE」が51%と上位グレードがよく売れています。
ボディカラーはマツダがカタログなどで訴求する「マシーングレープレミアムメタリック」が33%と最多で、次が「スノーフレイクホワイトパールマイカ」の23%、3位が「ソウルレッドクリスタルメタリック」の13%という結果でした。
このように、最近はメーカーが不良在庫を極力減らせるよう、発売前から予約注文を受け付けています。
そうすることで、人気のグレードやカラーをメーカー側が掌握しやすくなります。
ディーラーは、人気のカラーやグレードは、メーカーに予め発注を掛けておくことで、納車までの時間を短縮することができます。
目安として工場出荷から2週間程度がディーラー到着と納車予定日の目処となるようです。
本来、自動車は受注生産が基本の販売形式です。
つまり、オーダーが入ってから製造するので、国内なら2ヶ月、海外なら半年以上かかるそうです。
時間がかかる要因として、自動車が生産されて工場出荷し、マツダの工場のある広島県や山口県から各都道府県への自動車を輸送するリードタイムと、オプションパーツ装着やディーラーでの納車準備などが発生することが挙げられます。
しかし、買い替えなどで納車を急ぐ人もいるため、少しでも納車までの期間を短くできるよう、各ディーラーは見込み発注を掛けておきます。
さて、マツダは2017年、ミニバンから撤退しており、MPVやビアンテは現在、生産されていません。
ミニバンに代わり、世界的に人気が出ているSUVの生産にマツダは力を注いでおり、2018年4月の発表では、マツダの世界販売台数の内、45%をSUVが占めています。
このように人気上昇中の3列シートSUV「CX-8」は見込み発注しているディーラーも少なくないのではないでしょうか。
また、「地域ごとの割り当てがあるのか」は気になるところですが、地域への割り当てはありません。
予約してからメーカーへの発注が早いもの順となります。
ただ、売れ筋のグレードなどは予め多めに生産をするので、売れ筋以外のグレードより早くなることはあるようです。
こうした対応があって、2018年8月時点では、だいたい「CX-8」は注文した日から最短で1か月半、最長で5か月ほど、平均としては3か月弱待つことが多いようです。
マツダCX-8の実際に納車された人、納車待ちの人

引用:http://blog.mazda.com/archive/category/event
実際の納車状況をまとめたものを紹介します。(2017年は1か月ごと)
・2017年9月22日契約→2017年12月26日 納車・・・約3か月
・2017年10月8日契約→2018年1月20日 納車・・・約3か月半
・2017年11月10日契約→2018年2月18日 納車・・・約3か月
・2017年12月21日契約→2018年3月7日 納車・・・約2か月半
・2018年1月8日契約→2018年3月22日 納車・・・約2か月半
・2018年4月15日契約→2018年6月26日 納車・・・約2か月
・2018年8月1日契約→2018年10月頃 納車予定・・・約2か月の予定
上記については、グレードやカラー、オプションの有無がわかっていませんので、あくまでも納車状況のみを参考にしてみてください。
実際に、2018年6月上旬にXDを契約し、7月下旬には納車された人もおり、1か月半ほどで自分のもとに届いています。
2017年中は3か月以上、納車までかかっていたものが、2018年に入り、工場での生産が強化され、2か月半くらいになっているので、少しずつ納期は短くなっていることがわかります。
さて、2018年3月に広島のマツダ本社で「マツダ CX-8」のオーナーミーティングが開催されました。
今回のオーナーイベントは、納車待ちのオーナーの方々がSNSをきっかけに交流し始め、実現したそうです。
そしてイベントには「CX-8」のオーナーとなっている人たちだけでなく納車待ちの方も多数、参加していたようです。
イベントに参加されたオーナーの方々の感想です。
「初めてCX-8に乗って一番驚いたのは、静かさでした。旅行好きな友人6人と遠出した時に、運転席と3列目でも問題無く話ができたので、しりとりをすることもできました。2,3列目に乗っていた友人達は乗り心地が良くて長い距離を乗っていても疲れないねと言っていました。」
「予約段階のときに、同じようにCX-8を予約していた人をSNSで検索して知り合いになり、初めてこのようなオーナーイベントに参加しました。いつかマツダ本社に行ってみたいと思っていたし、マツダの社員の方とも話せると聞いて、思い切って家族で来ました。」
「気に入ったデザインの車に乗ること自体が運転が楽しい。もっと運転したい!といった気持ちにさせてくれます。」
今回の「CX-8」のオーナーミーティングでは、オーナーの人にこれから納車される人が話を聞くことができ、より「CX-8」を待つ楽しみが増したようです。
マツダCX-8の納車遅れのケース

引用:https://response.jp/article/2018/03/10/307058.html
「CX-8」は2017年9月14日から予約が開始されましたが、同12月14日までの約3ヶ月の事前受注台数は7,362台でした。
事前受注で約6倍の台数に達したことになり、出だしから好調だったと言えるでしょう。
事前に予約し、12月の発売と同時期に納車となった人は、試乗が始まっていない時点での契約となりましたので、「CX8」の評判の高さと、マツダの車への信頼がわかります。
マツダの1か月あたりの目標生産台数が1200台だったことに対して、予約が1月当たりにして2000台を超えていますので、事前に受注したモデルについても、予約時期が11月の場合は納期が1月後半~2月となっていたようです。
他に、生産されて出荷されても、船で運んでいる場合、天候により納車が遅れることもあるようです。
天候に関しては、2018年7月の西日本豪雨災害の影響も出ています。
マツダは、影響の大きかった広島県内に多くの生産・物流拠点を抱えています。
マツダ本社工場の周辺は渋滞が酷かったため、物流だけではなく、従業員も出勤できないことがあり、生産への影響は少なくないようです。
また、精算時期になると予約が増加することも考えられ、さらに納期が延びることもありそうです。
さらに、販売店でのオプションの取り付けに時間がかかることがあります。
どうしても、早く手に入れたいという方は、オプションは納車後に追加していくこともできるか、相談してみるとよいかもしれません。
いずれにせよ、車の保険の切り替えや車庫証明など、準備万端にして納車を待ちたいものです。
アイキャッチ画像引用URL:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/