2014年に発売された高級感あるミニバン、トヨタ・エスクァイア。
兄弟車種であるノア・ヴォクシーとともに、トヨタの主力ミニバンとして活躍しています。
そんなトヨタ・エスクァイアですが、マシンスペックはどれほどなのでしょうか?
また、乗り心地や加速性能についてもご紹介します。
トヨタエスクァイアのスペックはこれだ!
引用:https://toyota.jp/esquire/exterior/
では、エスクァイアのスペックを3つの観点からご紹介しましょう。
ナンバープレートと乗車人数
エスクァイアの兄弟車種であるヴォクシーは、最高グレードのZSに限り3ナンバー、それ以外が5ナンバーとなっています。
5ナンバー車は全長・全幅・全高・排気量にリミットがあり、これら4つの項目のうち1つでも超過すると3ナンバー車となります。
ZSの場合はエアロパーツが装備されるため、全長・全幅が伸びた結果3ナンバーとなっています。
一方のエスクァイアですが、全グレードでエアロパーツの装着はないので、共通で5ナンバーです。
また乗車人数ですが、ハイブリッド車の場合は全グレードが7人乗り、ガソリン車の場合はGi”Premium Package”が7人乗り、それ以外のGi、Xiグレードに7人乗りと8人乗りがあります。
各寸法
引用:https://autoc-one.jp/toyota/esquire/report-3472670/photo/0003.html
全長:4,695mm
全幅:1,695mm
全高:1,825mm(4WD車は1,865mm)
室内長:2,930mm
室内幅:1,540mm
室内高:1,400mm
車両総重量:1,955kg~2,045kg
いかがでしょうか?
車両の形状や大きさに関するスペックは、ハイブリッド車とガソリン車で大きな違いはありません。
ただお、4WD車は全高が高くなり、車重が重くなります。
また、当然ながら燃費はハイブリッド車が圧倒しているようです。
駆動方式&エンジン
引用:https://autoc-one.jp/toyota/esquire/newmodel-1946540/photo/0017.html
エスクァイアの駆動方式は、ハイブリッド車は2WD、ガソリン車は2WDに加え4WDがあります。
エスクァイアの2WDは、車両前方に搭載されたエンジンで前2つのタイヤを動かして走る「フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF)」が採用されています。
日本のミニバンであれば、当たり前のように使われている方式です。
続いてエンジンスペックですが、ハイブリッド車とガソリン車では搭載されているエンジンが違うため、個別にご紹介します。
ハイブリッドエンジン 2ZR-FXE(モーター含む)
引用:https://www.corism.com/review/toyota/2653.html
総排気量:1,797L
エンジン種類:直列4気筒
最高出力<ネット>:73kW(99PS)/5,200rpm
トルク<ネット>:142N・m(14.5kgf・m)/4,000rpm
燃料タンク容量:50L
モーター最高出力:60kW(82PS)
モーター最大トルク:207N・m(21.1kgf・m)
燃料消費量(燃費):23.8km/L
ハイブリッド車に搭載されているこのエンジンは、排出ガスの再循環システムや電動ウォーターポンプを採用しており、徹底的な低燃費を試みたエンジンです。
エンジンとモーターを効率よく併用することで、低燃費ながら軽快な走りが可能になります。
ガソリンエンジン 3ZR-FAE
引用:https://autoc-one.jp/toyota/esquire/report-1980999/photo/0008.html
総排気量:1,986L
エンジン種類:直列4気筒
最高出力<ネット>:112kW(152PS)/6,100rpm
トルク<ネット>:193N・m(19.7kgf・m)/3,800rpm
燃料タンク容量:55L
燃料消費量(燃費):16.0km/L(ガソリン車、4WD車は14.8~15.0km/L)
ガソリンエンジンは、ハイブリッドエンジン単体よりもパワーは上です。
ハイブリッド車よりも加速にパンチがあるので、走りを重視する場合はガソリン車を選択するべきでしょう。
ただし、2度言いますが燃費についてはハイブリッド車が圧倒しているので、将来のガソリン代を考慮するなら燃費の良いハイブリッド車のエンジンも検討するべきです。
トヨタエスクァイアの乗り心地はいいの?
引用:https://toyota.jp/esquire/performance/eng_hv/
これまでの内容で、エスクァイアのポテンシャルがだいたい把握できましたね。
ではここで、エスクァイアの乗り心地についてご紹介します。
エスクァイアの乗り心地に関するトヨタのこだわり
アクティブトルクコントロール4WD
引用:https://toyota.jp/esquire/performance/eng_hv/
エスクァイア4WD車に搭載されている機能で、路面状況に合わせてタイヤの駆動状態を電子コントロールする機能です。
これによって、アスファルトからアップダウンのある道のり、あらゆる路面に対し最適な駆動力を得ることができます。
クルーズコントロール
引用:https://toyota.jp/esquire/performance/operation/
最近の車では当たり前になっているクルーズコントロールは、エスクァイアにも搭載されています。
車両前部に搭載されたレーダーとカメラで前走車との間隔を測定し、常に一定速度で自動的に走行する機能です。
高速道路などドライバーの負担となる場面で、アクセルを踏まなくても一定速度で走行できることから、ドライバーの精神的負担を和らげます。
ユーザーボイスからみるエスクァイアの乗り心地
引用:https://cobby.jp/esquire-interior.html
では、実際にエスクァイアに乗っているユーザーの声を聞いてみましょう。
インプレッサ1.5iからの乗り換え
【乗り心地】
・思ったより固めな感じで私は好きである。
・通常のカーブでは、ロールもほとんど感じない。
・サスはうまく凸凹を吸収している。
・路肩に斜めに進入したときのロールの大きさはミニバンだなあと感じる。これはしょうがない。引用:価格.com
この方は、スバル・インプレッサからエスクァイアに乗り換えたようです。
ミニバンは大きい車ですから、旋回中のロールはどうしてもほかの車よりは大きくなってしまいます。
この方も路肩侵入の際のロールについてご指摘されていますね。
ただ、それ以外の点ではおおむね高評価なご様子でした。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=80-yrIVCVMk
ストリーム(RN6前期)からの乗り換えです
【乗り心地】4.2
1列目と2列目の乗り心地は良いです。見晴らしが良く足元も広いので、快適です。2列目をロングスライドすると足元はさらに広々です。
試乗でも確認済みでしたが、3列目の乗り心地はひどいです。ちょっとのギャップでぴょこっとお尻が跳ね上がり、着地するときに合皮シートでずるっと滑ります。3列目は普段使わないので割り切れますが、人を乗せるときは気を使います。引用:価格.com
この方も乗り換えで、ホンダ・ストリームからの乗り換えでした。
3列目の乗り心地については厳しい評価ですね。
ミニバンはエンジンやトランスミッションを前に配置しているため、前に比べて後ろの車重は軽くなります。
すると、段差を乗り越えた際に前輪と比較して軽い後輪側の方が跳ね方が大きくなります。
そのため、後輪により近い3列目が、そのあおりをうけてしまったようですね。
更に、エスクァイアのシートは合皮シートを採用しておりますがこれが「滑る」という意見が多数ありました。
跳ねて、着地して、滑ってしまっては、とても安定しませんね。
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/31540
納車後1年経過して
乗り心地純正の足回りなので、ふらふら感が否めない。
街乗りでは乗り心地は良いですが、高速使って遠出するとふらつきで疲れます。
さらにワインディングを走ると腰砕けして、ペース上げれません。
ロードノイズは多い(特に後席)引用:みんカラ
エスクァイアの足回りはヴォクシーやノアと同様ですが、少々軟らかめに作ってあります。
これは、路面上のゆるい凹凸を柔軟に吸収するためのものです。
ただし、それは乗る人によっては足回りの安定性に疑問を抱く場合もあります。
この方はそれを敏感に感じられたようです。
そして高速運転ではその足回りの柔らかさはあまり生かされません。
街乗りでの低速走行では優位な足回りですので、真価を発揮する場所ではしっくりくるはずです。
トヨタエスクァイアの加速性能はどうなの?
引用:https://toyota.jp/esquire/exterior/
エスクァイアの乗り心地に続いて、加速性能についてもご紹介します。
エスクァイアの加速性能に関するトヨタのこだわり
Super CVT-i(ガソリン車)
引用:https://toyota.jp/esquire/performance/eng_hv/
最近耳にする「CVT」とは、これまでのような歯車ではないものを用いた変速機の総称です。
歯車によるミッションと比較してコストが高いものの、トランスミッション特有の変速時のショックがなく、加減速がスムーズにできるのが特徴です。
エスクァイアに搭載されている無段変速機「Super CVT-i」は、これまでの無段変速機と比較してワイドな変速幅を実現していることから、静寂性や発振・加速性能も向上しています。
ユーザーボイスからみるエスクァイアの加速性能
こちらも、実際にエスクァイアに乗ってみたユーザーの声を聞いてみましょう。
仕事で使用しています
加速は問題なしですが、加速時の変速ショックがあり、体感的にガクッとくる程度です。
加速時も十分静かですが、高速道路等でも静粛性に優れ、非常に安定感があります。引用:価格.com
変速ショックの少ないCVTですが、それでも変速時のショックは気になるようですね。
また、エスクァイアの特徴として、マニュアル感覚でシフトの操作が可能になる機能がガソリン車に標準搭載されているのですが、そちらを使用されていた可能性もあります。
ただ、指摘を受けていたのは変速ショックのみで、加速時の静寂性は無段変速機ならではと言えるでしょう。
引用:https://toyota.jp/esquire/
2年少々乗った感想
それなりにパワーがあり、アクセルを踏んだだけ加速してくれるので、普段使いでは不満はでないと思います。
高速道路の登坂やワインディングロードなどではパワー不足を感じる時はありました。引用:みんカラ
ガソリン車であれば130馬力以上あるので、街乗りであれば必要な加速はだいたい引き出せるでしょう。
とはいえ、高速道路や登坂は普通のミニバンではパワー不足に感じることはあるかもしれません。
ミニバンクラスになると人数も多くなるはずなので、なおさらですね。
引用:https://toyota.jp/esquire/
中の上のミニバンです
街中はECONをONにしており、動き出しはモッサリ感がありますが、加速をする際に解除をするとなかなかの加速をしてくれます。高速での追い越しの際も十分だと思いますよ。
引用:価格.com
レビュー中にある「ECON」は、エスクァイアに搭載されているドライブモードの1つ「ECOモード」のことでしょう。
このスイッチを押すことで、アクセル操作に対する駆動力を穏やかにしたり、エアコンの効き具合を抑えるといった「よりエコロジカルな走り」に切り替えてくれます。
燃費改善という観点ではよいのですが、その結果もっさりとした加速になってしまうわけです。
ここは燃費を取るか加速を取るかなので、しょうがないといえばしょうがない気もします。
ただし、スイッチを入れないときの加速は高評価でした。
引用:https://www.webcg.net/articles/-/31695
たくさんの方のレビューを見ていると「走りに期待したけどあまり、、、」という意見がちらほら見られます。
ただ、昨今の環境に関する声が高まっていることを考えると、環境性能と走行性能の両立というのはまだ難しいでしょう。
その中でノア・ヴォクシー・エスクァイアの3台は、ガソリン・ハイブリッド双方で一定の燃費を実現しつつも、更なる燃費改善を「ECOモードスイッチ」で取るか、スイッチを取らずにパワーを取るかをユーザーの判断にゆだねたことになります。
それゆえ、なお走行性能に不満があるのであれば、車のチューニングを考える必要があるでしょう。
エンジンのパワーアップは本格的すぎますが、サスペンション等の足回りを交換するだけでも変わってくるはずです。
本当はもっとパワーがあってエコロジカルなミニバンが欲しいという気持ちは私にも伝わるのですが、現状これがベストではないでしょうか。
トヨタエスクァイアのスペックまとめ
引用:https://toyota.jp/esquire/exterior/
ここまでエスクァイアのスペックについていろいろご紹介してきましたが、いかがでしたか?
エスクァイアは、ミニバンとして満たすべきスペックをしっかり満たしておりました。
また乗り心地に関して3列目の乗り心地については賛否両論だったものの、それ以外はおおむね評価されておりました。
また加速性能は、エコロジカルな機能によるもっさりとした加速はあったものの、エコモードを切った状態の加速力には一定の評価がされていました。
マシンスペックを見れば、その車の特性も少しですが見えてきます。
見た目や乗り心地だけでなく、中の数字もしっかり吟味して、愛車選びをしたいですね。
アイキャッチ画像引用:https://toyota.jp/esquire/

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