5ナンバーミニバンの代表車と言えば、トヨタのエスクァイアとホンダのステップワゴン。
実際のところ、どちらの方が評判が良いのか?
本当にお得で性能が良い方はエスクァイアなのか、それともステップワゴンなのか?
今回は2つのミニバンについて紹介していきます。
目次
【トヨタ・エスクァイア】vs【ホンダ・ステップワゴン】の価格を比較

引用:https://gazoo.com/impression/guide/150209_4.html
車を購入する上で、一番気になる要素は価格ですよね?
ここではエスクァイアとステップワゴンの価格設定についてまとめてみました。
車体価格

まずは、エスクァイアとステップワゴンの価格をハイブリッド車とガソリン車で比較してみました。
ハイブリッドタイプでは、エスクァイアは315.1~335.8万円。ステップワゴンは330~355.9万円となっています。
エスクァイアの方が平均で約20万円安い結果になりました。
続いてガソリンタイプでは、エスクァイアは267.5~298万円。ステップワゴン245.5~341.9万円となっています。
平均的にはエスクァイアの方が安い結果となりましたが、最低価格ではステップワゴンの方が安い結果になりました。
ハイブリッド車、ガソリン車ともに値段に関してはエスクァイアに軍配が上がる結果となりました。
リセールバリューまで考えると
単純な車体価格ではエスクァイアに分があることは分かりましたが、リセールバリューまで考えるとどうなるのでしょうか?
まずエスクァイアのリセールバリューを紹介していきます。
新車を購入して3年後のエスクァイアのディーラー下取り価格は新車価格の65%前後というのが一つの目安となります。次に3年後のエスクァイアの中古買取価格は新車価格の70%前後というのが一つの目安となります。
具体的にみていくと、人気グレードのガソリンタイプのGiの新車価格289万2240円では、
3年後のディーラー下取り価格は約188万円、中古買取価格は約202万円で売れることが期待できます。
またエスクァイアでは選択できるボディカラーは全部で7色ありますが、その中でも、ホワイトパールクリスタルシャインとブラックの2色が人気です。リセールバリューで選ぶときはこの2色をおすすめします。
続いてステップワゴンのリセールバリューですが、
新車を購入して3年後のステップワゴンのディーラー下取り価格は新車価格の40~70%という数字になりました。次に3年後のステップワゴンの中古買取価格は新車価格の50~80%という数字となりました。ステップワゴンはエスクァイアに比べてグレードの数が多く、その分人気グレードのリセールバリューが高まる傾向にあることが分かりました。
具体的にみていくと、人気グレードのガソリンタイプ、SPADA・Honda SENSINGの新車価格285万2千280円では、
3年後のディーラー下取り価格は最高約200万円、中古買取価格は最高約228万円で売れることが期待できます。
またステップワゴンは選択できるボディカラーが全部で8色ありますが、その中でも、プラチナホワイト・パールとプレミアムスパークルブラック・パールの2色が人気です。リセールバリューで選ぶときはこの2色をおすすめします。
【トヨタ・エスクァイア】vs【ホンダ・ステップワゴン】の大きさを比較
今回はエスクァイアとステップワゴンの大きさについて紹介していきます。
外寸と内寸
まずは外寸をまとめてみました。
エスクァイアの外寸
全長:4,695mm
全幅:1,695mm
全高:1,825mm
ステップワゴンの外寸
全長:4,690or4,760mm
全幅:1,695mm
全高:1,840~1,855mm
パッと見の大きさを見てみると両方ともほとんど差は見られません。細かい違いですが、エスクァイアがステップワゴンよりも全長5mm長く、全高はステップワゴンの方が20mm程高くなっています。外寸に関してはあまり気にしなくてもいい要素です。
次に内寸をご覧ください。
エスクァイアの内寸
室内長:2,930mm
室内幅:1,540mm
室内高:1,400mm
ステップワゴンの内寸
室内長:3,220mm
室内幅:1,500mm
室内高:1,405or1,425mm
室内幅と室内高にそれほどの違いは見られません。しかし、室内長ではステップワゴンの方が290mm長いです。
これは約30センチ長いということで乗っていて体感できるくらいの違いになります。
少しでも広い方がいいという方はステップワゴンの方をおすすめします。
室内空間
エスクァイアの室内空間の最大の特徴はお洒落な内装による高級感です。
最高級グレードのGi“Premium Package”で選択可能な内装色バーガンディ&ブラックとシート表皮がブランノーブ®+合成皮革の組み合わせは別格の高級感を演出してくれますし、一番安価なグレードのXiでも内装色ブラック、シート表皮はファブリックの組み合わせでシックな雰囲気は十分満足できるものとなっています。
また、エスクァイアは36or39cmの低床フロアとなっているため、子どもからご年配の方まで乗り降りのしやすい構造となっております。おまけに大人も子どもも利用がしやすい位置に掴みやすいグリップも付いています。いざという時も安心で、こういう細やかな配慮は嬉しいものです。
次にステップワゴンの室内空間の最大の特徴は室内長が3,220mm、室内高が1,405or1,420mmという5ナンバークラス最大級の室内空間の広さです。ミニバンを購入する最大のメリットは室内の広さです。特に小さな子どもがいる家族連れにとって広さは欠かせないポイントであり、ミニバンが選ばれる理由もそこにあります。小さな子どもは動きたがるもので、車は広ければ広いほど喜びます。
更にステップワゴンではその広大な空間を生かして、様々な場所に収納スペースが用意されています。1列目だけで5か所もあるドリンクホルダーがその証拠になります。実際に収納場所が豊富なこととそうでないのとでは、便利さに格段の違いが出てくるのでステップワゴンを購入する大きなメリットの一つです。
【トヨタ・エスクァイア】vs【ホンダ・ステップワゴン】の燃費を比較
ガソリン代の値上げが続いている今日、燃費の良さは車を選ぶうえでの重要ファクターとなっています。
ここではエスクァイア、ステップワゴンそれぞれの燃費について紹介していきます。
燃費と実燃費

最初にハイブリッドタイプの燃費と実燃費をまとめました。
エスクァイア(ハイブリッド)の燃費
燃費:23.8km/L
実燃費:約17km/L
ステップワゴン(ハイブリッド)の燃費
燃費:25km/L
実燃費:約17~19km/L
表をみるとハイブリッド車では、ステップワゴンの方が燃費がいいことが分かります。

続いてガソリンタイプの燃費と実燃費をまとめました。
エスクァイア(ガソリン)の燃費
燃費:14.8~16km/L
実燃費:約11km/L
ステップワゴン(ガソリン)の燃費
燃費:15~17km/L
実燃費:約12~13km/L
表をみるとガソリン車でもステップワゴンの方が燃費がいいことが分かります。
これらの情報から燃費に関してはステップワゴンの方が優秀といえます。
ガソリン代の差は?

燃費性能の差は分かったけど、実際にガソリン代にするとどれ位違うのか?気になりますよね。
まず、1L当たりのガソリン価格はここ5年の全国平均価格である130円を採用します。
エスクァイアから計算していくと、
ハイブリッド車での実燃費17km/Lとして年間1万キロ走行すると10,000÷17=588.2L。588.2×130円で7万6466円。
ガソリン車では実燃費を11km/Lとして年間1万キロ走行すると10,00÷11=909L。909×130円で11万8170円。
エスクァイアの年間のガソリン代はハイブリッド車で7万6466円、ガソリン車で11万8170円になりました。

続いて、ステップワゴンの方を計算していくと、
ハイブリッド車での実燃費を18km/Lとして年間1万キロ走行すると10,000÷18=555.6L。555.6×130円で7万2228円。
ガソリン車では実燃費を12.5km/Lとして年間1万キロ走行すると10,00÷12.5=800L。800×130円で10万4000円。
ステップワゴンの年間のガソリン代はハイブリッド車で7万2228円、ガソリン車で10万4000円になりました。
結果としてステップワゴンの方が年間で、ハイブリッド車では4186円安く、ガソリン車では1万4170円安いということが分かりました。
アイキャッチ画像引用:https://www.honda.co.jp/STEPWGN/