2018年7月20日にフルモデルチェンジしたスバル 新型フォレスター。
販売の好調だった先代(SJ型)フォレスターの後継とあって、スバルの気合いの入り方は半端ではないようです。
またハイブリッドモデルである「ADVANCE」発売日の9月14日には、
スバルから「新型フォレスターを13000台以上受注した」という発表もありました。
どうやらとても好調なようです。
そんな大好評のスバル 新型フォレスターの口コミを調べてみました。
スバルフォレスターの良い口コミは?
すでに納車が始まっているという新型フォレスターですが、徐々に街で見かけるようになってきました。
堂々たるサイズ感で、走る姿がとてもかっこいいですね。
こうしたエクステリア(外観)に惹かれて購入した、という方は多いようです。
(購入を決めた理由として)普通にかっこいいクルマだと思ったので。
と、見た目で購入を決めた、という意見もあります。
また、先代(SJ型)で非常に好評だったフロントのイメージをそのままに、「野暮ったい」という意見の多かったリアのイメージが一新されている点についても指摘がありました。
後姿が良かった。コの字のライトが気に入っている。
確かに先代(SJ型)フォレスターのリアビューは、特に後期型については、縦長のレンズの中にスバルのデザインアイデンティティーである「コの字」を無理繰り収めた感のあるデザインでした。
これをバックドア中央部にまで伸びるLEDライトで伸び伸びと表現したため、印象的なリアビューとなっています。
明るい日中はもちろんのこと、夜間も「フォレスター」を主張するデザインとなりました。
スタッフの方の言うとおり、目線が高くて運転しやすい。
背の高いSUV車全般に言えそうなことですが、スバル 新型フォレスターは、ただそれだけではないようです。
窓が大きいので見切りが良く、交差点の右左折のときも死角が少なく、周囲が見やすい。
スバル 新型フォレスターは「窓が小さいクルマはかっこよく見える」というクルマのデザインにおけるセオリーを完全にあきらめて、いかに運転しやすいクルマを作るか、を考えているようです。
かっこよさを追求して窓を小さく作っている、お世辞にも運転しやすいとはいえないSUV車を作る自動車メーカーがある中で、スバルはとても真面目なクルマづくりをしていると言えます。
クルマがふらつかずに安定しています。
クルマに興味のない自分でも分かりました。
運転がラクで、長距離を乗っても疲れにくいだろうなと思います。
このあたりは、スバルに乗っているユーザーの方(スバリスト、と言うのでしょうか?)に言わせると、ごく当たり前のことだそうです。
10歳を迎え、クルマに乗ったときの乗り物酔いが激しくなったお子さんがいらっしゃるご家庭で、クルマをミニバンからスバル車に買い換えたところ、お子さんの乗り物酔いがピタリと収まったというのは、スバル販売店のスタッフさんの間では「あるある」なんだそうです。
「アイサイト・ツーリングアシスト」がすごい!
これがあったので、今年のお盆の帰省は、あえて渋滞にハマりました(笑)
今回のスバル 新型フォレスターのトピックの一つは、「ツーリングアシスト」の搭載でしょう。
アイサイトといえば「自動ブレーキ」ですが、それよりすごいのが、半自動運転機能である「全車速追従機能付きクルーズコントロール」でした。
自動ブレーキの「前を見る機能」を応用したもので、簡単に言えば「前のクルマについていく機能」です。
前のクルマの加減速に合わせて、フォレスターが自動で速度を調整してくれ、停車まで制御します。
これは先代(SJ型)フォレスターにも搭載されていたのですが、今回はこれが進化しています。

引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/
時速60km以上で走っているときは、これまで同様アクセル・ブレーキを制御して前のクルマに自動でついていきながら、車線の中央を走るようにステアリングも制御します(車線中央維持機能)。
一方時速60km以下になると、車線中央維持機能と合わせて、前のクルマの「お尻」を追いかけるように、ステアリングを制御します。
これは車線が消えてしまって完全に見えない状態でも、前のクルマに追従するように、ステアリングを制御してくれるということです。
渋滞していて前車との車間が詰まっている状態だと、車線が見えなくなってしまいますが
こうした状況でもなおアクセル・ブレーキ・ステアリングを自動で制御してくれるというのですから、これ以上ラクチンな機能はありません。
一度(フォレスターに)乗ると、ほかのクルマに乗り換えられない。
なるほど確かに、ここまで進化したスバル 新型フォレスターなら、ユーザーにここまで言わしめるのも納得です。
スバルフォレスターの悪い口コミは?
そんな高評価のスバル 新型フォレスターですが、良い意見ばかりではないようです。
実際にお金を出して購入した方だからこその、辛口な意見も出ています。
(先代から乗り換えて)見た目があまり変わり映えしない。
フロントは古臭く感じる。
スバル 新型フォレスターは、超キープコンセプトということで、素人目にはぱっと見同じに見えるといっても過言ではないほどに、先代(SJ型)に似せてデザインされています。
機能的な進化が大きく、ユーザーを驚かさないための配慮だったといいますが・・・。
燃費は期待できないと聞いていたが、本当にそのとおりでした。
スバル 新型フォレスターは「フルタイム4WD」と呼ばれる駆動方式でタイヤを動かしています。
4つの車輪全てをエンジンの力で回しているので、一般的なFF(=前輪駆動車)などのような、2つの車輪だけを動かして、後の車輪は付いてきているだけ、というクルマと比べると燃費が悪くなりがちです。
またタイヤを回すための機構が多くなるため、その分重量がかさみ、やはり燃費に悪影響を及ぼしています。
走行中、助手席側のドアトリム(ドアの内張り)あたりからチリチリと異音がでている。
スバル 新型フォレスターが納車されたユーザーの方のご意見で、意外と多いのが異音に関する意見でした。
上記のようにドアの内張りの内側からチリチリと異音がしている、というケースや、Aピラー(フロントガラスの左右の柱)のトリム(内張り)から走行中に異音が出る、というケースもありました。
ブレーキの効き具合に違和感がある。
スバル 新型インプレッサが発売されたときに同様の意見が多数出ていたのですが、今回の新型フォレスターにおいてもこうした意見が出ています。
SGP=スバル・グローバル・プラットフォームという新フレーム採用による弊害ですとか、アイサイトの自動ブレーキの効きを良くするためにブレーキを強化しているなど、諸説ありますが、今後のマイナーチェンジで穏やかに効く設定に変更されていく可能性はあります。
豪雨のときにアイサイトが機能停止した。
これは先代(SJ型)フォレスターを含むアイサイト搭載車全般に言われていることで、スバル 新型フォレスターに限った問題ではなさそうです。
2つのカメラで人と同じようにモノを見る、という性質上、そのカメラが見えないものは「見えない」となってしまうのは「ステレオカメラ」というセンシングデバイスの最大の弱点です。
このあたりはマツダ CX-5などに搭載される単眼カメラ+レーダーによる認識機能のほうが優れているようです。
「自動ブレーキといえばスバル・アイサイト」という時代はすでに過去のものとなっています。
スバルフォレスターの口コミと評価評判のまとめ
スバル 新型フォレスターについての口コミをまとめてみました。
ちなみに、新型フォレスターがユーザーのもとに納車されたのは、早くても7月の末頃だったそうです。
それも、5月のゴールデンウィーク明けから始まった先行予約に、一番乗りでオーダーを入れた方なんだとか。
まだ発売から間もないホヤホヤの新型車にもかかわらず、すでに多くの口コミ・意見が上がっていました。
そして、これからまだまだたくさんの口コミが出てくるものと思われます。
また9月には待望の「e-BOXER」搭載のハイブリッドモデル「ADVANCE」も発売となりました。
こちらも9月末にはデリバリーが開始されるとのことで、ハイブリッドモデルの口コミが待たれるところです。
新型車特有の「蜜月期間」という向きもあり、今のところ全般的に好意的な意見が多数を占めています。
非常に評価の高かった先代(SJ型)フォレスターを正常進化させた、というだけあって、その出来映えは期待以上のようです。
一方で、スバルの中で世界一売れているクルマというだけあって、今回のフルモデルチェンジにかかる期待は相当に大きかったようで、見た目の変わらなさにガッカリしているユーザーもいるようです。
このように、スバルユーザーの期待や見る目は相当にハードルの高いものであり、開発現場のプレッシャーは相当なものだったのではないかと思われます。
そんなレベルの高いクルマづくりによって生まれた新型フォレスターは、とても期待の持てる一台だと言えるでしょう。
アイキャッチ画像引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/special/photo.html