世界的にSUVの売れ行きが好調な現在、国産車や輸入車は改良を重ね、フルモデルチェンジをしたSUVが次々に登場しています。
その中でも日本だけではなく海外でも人気のSUVを売り出しているスバル車『フォレスター』に注目します。
スバルフォレスターの現行・新型機の紹介
SUBARU新型の名は
『FORESTER Advance(e-BOXER)』です。
乗車定員|5名
メーカー希望小売価格|280,8~309,96万円
燃費|Jc08モード14,4~18,6km/L 、WLTCモード13,2~14,0km/L
パワーユニット|2,5L DOHC直噴/2,0L DOHC直噴+モーター(e-BOXER)
駆動方式|AWD(常時安全駆動)
今までのスバル・フォレスターと大きく変わった点がこの2つです。
・e-BOXER
エンジンを補助するマイルドハイブリッドを採用しています。
アクセルひと踏みでスムーズに加速、優れた重量バランスと低重心を実現し、
スポーティで安心した走りを提供しています。
シーンと機能に応じた専用の制御を行います。
発進や低速走行時にはモーターだけを駆動させるEV走行になります。
静かでクリーンな走りを味わえます。
加速や中速走行時にはモーターとエンジンを駆動します。
気持ちの良い軽快な加速を体感できます。
高速走行時にはエンジンだけで走行し効率を高めるとともに
必要に応じて充電をします。
減速時には回生ブレーキによって減速エネルギーを無駄なく効率的に蓄えます。
安全性・走り・燃費などの様々なメリットのある新感覚の走りの愉しさと、
運転のしやすさがe-BOXERにはあります。
・ドライバーモニタリングシステム
ドライバーが車に乗り込むと車内のカメラがドライバーの顔を認識し、
走行中のドライバーに眠気などの不注意があるとシステムが判断した場合に
警告表示や警告音で注意をしてくれます。
車がドライバーの安全運転を見守る先進機能です。
2018年度グッドデザイン賞をSUBALU新型『フォレスター』が
受賞しました。
審査委員からはSUBALU新型『フォレスター』について、以下の評価を
いただきました。
【先代モデルから奇をてらわずに丁寧に正常進化しています。
インテリアデザインでは表情異なるレザーの組み合わせやステッチ(縫い目)
など、細部にこだわりと適切なCMF(色・素材・加工)が施され、
コンセプトに相応しい耐久性だけではなく、
上質感がバランス良く表現された点を評価しました。】
乗る人すべてが愉しく、快適な空間を共有できるよう、
室内の広さや取り回しの良さを両立したパッケージデザインや
使い勝手の良い装備を採用し、SUBARU共通のデザインソロフィー
『DYNAMIC×SOLID』のもと、SUVらしいたくましさや、
機能的で使いやすさが感じられます。
キュービックなシルエットがもたらす容積感と、左右フェンダーの張り出し
によるスタンスの良さを併せ持ったフォルム”モダンキュービックデザイン″
を表現しています。
スバルフォレスターの旧型機を紹介
2018年3月のニューヨーク国際モーターショーで
新型5代目スバル・フォレスターSK系の発表がありました。
新型5代目スバル・フォレスターSK系の登場は
2012年11月4代目スバル・フォレスターSJ系のデビュー以来、
5年半ぶりになるフルモデルチェンジとなりました。
その発表以降、旧型機確定となった4代目スバル・フォレスターSJ系の
現在の状況や中古車相場なども含め、ご紹介しようと思います。
旧型4代目スバル・フォレスターSJ系の搭載してあるエンジンは
直噴ターボの2L、自然吸気エンジンの2LNAの2種類が
あります。MT車にはNAエンジンが搭載されています。
スバルの次世代トランスミッション(リニアトロニック)には
XーMODEと呼ばれている装置を新しく搭載しました。
XーMODEにはミッションやエンジンはもちろんのこと、
水平対向+AWDのシンメトリカルAWDの採用により、
SUVらしい悪路走破性を発揮してくれます。
2018年6月まで販売された旧型4代目スバル・フォレスターSJ系は
中古車サイトを検索し調べてみたところ、
価格は平均して206万円でした。
そして、約600台ほど流通しています。
中古車販売の価格は118万から327万円です。
平均価格はやや値上がり傾向となっているのが分かります。
新型が登場しているのにも関わらず、旧型が値上がりしているというのには
ちゃんとした理由がありました。
それは、新しい年式の未使用中古車がクルマ市場に多く出回っているからなのです。
モデルチェンジを一新すると、旧型フォレスターモデルの
中古車在庫が市場に出回ります。
その結果として、中古車相場の平均価格は一時的に上昇していきます。
高い価格の中古車検索の中には試乗車などの走行距離が少ない
未使用車も探せば見つけることができます。
旧型フォレスターの中古車グレードを見てみると、
約40パーセントと最も多く割合を占めているのが、
XTアイサイトです。
XTアイサイトは力強いターボエンジンを
搭載しているトップグレードのスバル・フォレスターです。
次に多いのが26パーセントでアイサイト2,0i-Lです。
そして10パーセントほどのアイサイト2,0i-Sとなります。
2015年中古車のグレード構成が部分的なモデルチェンジを機に
大きく変わりました。
2012年~2014年の部分的なモデルチェンジ前の年式には
XTアイサイトのターボエンジンを搭載車が最も多いです。
2015年式の部分的なモデルチェンジ以降はターボ車も減少しました。
変わりにアイサイト2,0i-Lグレードが最多流通となりました。
デビュー直後の話ですが、スバルから車を乗り替えたオーナーは
ターボ車を購入し、所持していました。
ターボ車が流行るかと思いきや、
後期型のキャッチコピー「ぶつからないクルマ」により、
より広く認知されたアイサイトを
求める人が増えたのでした。
新型5代目スバル・フォレスターでは
ターボエンジンの廃止後、ハイブリッド車を設定しました。
新しい年式の後期型はどちらのグレードも高価格で安定しています。
今のところフルモデルチェンジの影響はまだきていません。
100万円台前半で金額を抑えて購入したい方は前期型がオススメです。
気を付けたいのは2015年式です。
部分的なモデルチェンジもあったので前期型と後期型があります。
価格設定の差やボディーデザイン、
アイサイトのバージョン違いなどがあります。
購入を検討の際にはそれらの確認をしてお決めに
なったほうがいいかと思います。
購入後に、思っていたものと違う!
なんてことにならない為にも確認は必須です。
スバルフォレスターを年式毎に比較
SUBARUが製造・販売しているクロスオーバーSUV『FORESTER』は
1997年に発売を開始しました。
車名は全世界共通の『FORESTER』となっています。
1997~2002年年式
スバル・フォレスター初代SF系
全長4460mm、全幅1735mm、全高1535~1595mm(ランクにより高さが違います)
13回ほどのマイナーチェンジを繰り返し、本革巻きステアリングホイール、
本革巻きセレクトレバー(AT車)/本革巻きシフトノブ(MT車)、
本革巻きサイドブレーキレバー、ビルトイン空気清浄機を搭載し、
より機能的になりました。
2002~2007年年式
スバル・フォレスター2代目SG系
全長4485mm、全幅1735mm、全高1550~1590mm
5年の間に18回ものマイナーチェンジ(ちょっとした手直し)をしています。
スバル・フォレスターは発売10周年を記念し、
17インチアルミホイールやHIDロービームランプなどを装備しながら
価格を抑えた特別仕様車「10th ANNIVERSARY」を発売しました。
2007~2012年年式
スバル・フォレスター3代目SH系
全長4560mm、全幅1780mm、全高1675mm
マイナーチェンジを11回ほどし、特別仕様車「2,0X S-style」を
発売しました。
2012~2018年年式
スバル・フォレスター4代目SJ系
全長4595mm、全幅1795mm、全高1715mm
マイナーチェンジも行われているが先代をベースにした
特別仕様車の発売が多い印象を受ける6年間です。
2016年10月3日にスバル・1000の発売50周年を記念して、
特別仕様車「Style Modern」を発売しました。
20018年年式~
スバル・フォレスター5代目SK系
全長4625mm、全幅1815mm、全高1715~1730mm
『DYNAMIC×SOLID』に基づいて、
SUVらしい存在感・力強さ・機能性を最大限に
生かした作りになっています。
今回、ご紹介した現行スバル・フォレスターの最大の特徴は
スバル伝統の水平対向エンジンと電気モーターが組み合わされている
e-BOXER(スバル新型マイルドハイブリッドシステム)でした。
今後もスバルに新しい取り組みや新技術があるのではと
とても楽しみですね。
以上が【スバル・フォレスター】新型や旧型、年式で
どのように違うのか?の紹介でした。
1997年から2018年現在も【スバル・フォレスター】は
立ち止まることなく、一歩一歩進化し続けています。
2019年もスバルに大いに期待していきたいと思います。
アイキャッチ画像引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/design/exterior.html