スズキ・イグニスは2016年にAセグメントコンパクトカーとSUVを融合させた
「コンパクトクロスオーバー」として発売されました。
今回はそのスズキ・イグニスの不具合情報、リコール情報は一体どのようなものが
あるのか紹介していきます。
目次
スズキイグニスの不具合報告はあるの?

引用:http://www.suzuki.co.jp/car/ignis/
スズキ・イグニスの不具合情報
・原動機に亀裂が発生し、オイルがにじみ出るおそれがある。
オイルレベルゲージ差し込み穴と外壁との間の肉厚が規格外。
そのため長期間使用すると該当部位に亀裂が発生し、オイルがにじみ出る。
サービスキャンペーン対象車の車体番号:FF21S-130162~FF21S-13029
製作期間:平成29年3月15日~平成29年3月23日
・走行中に異音が発生する。
CVTミッション内部のベアリングの摩耗により、異音が発生する。

引用:http://www.suzuki.co.jp/car/ignis/
スズキ・イグニスの不具合情報はあまりありませんでしたが
「原動機に亀裂が発生し、オイルがにじみでるおそれがある」
に関しての改善内容はサービスキャンペーンにてエンジンアッシを良品と交換する。
「走行中に異音が発生する」
に関しては、CVTミッションの保証期間延長無償修理がアナウンスされた経緯があります。
CVT不具合の保証期間は従来は新車登録から5年間または10万kmですが
新車登録から10年間と延長されました。
またスズキ・イグニスの不具合の口コミの中には
錆が発生しやすいとのコメントがいくつかありました。
バッグドアを開けて、ゴムパッキンに沿って大量の錆が発生しているなど、いくつかありました。
スズキは錆やすいと聞いたことがありますが、もしかしたら本当なのかもしれません。
スズキイグニスのリコールの情報は出ているのか?

引用:http://www.suzuki.co.jp/car/ignis/
【衝突時にエアバッグが作動しないおそれがある】
エアバッグコントローラの制御プログラムが不適切なため、エアバッグが警告灯が点灯。
リコール対象車の車体番号:FF21S-10019~FF21S-109928
製作期間:平成28年1月8日~平成28年5月12日
リコール対象車の台数:8,564台
改善内容:エアバッグコントローラの制御プログラム書き換え
【衝突時にシートベルト巻取り装置(車体側)が変形、乗員を拘束できなくなるおそれがある】
シートベルト巻取り装置固定用プレート(左側)車体のクォーターインナパネルとの溶接が不適切で
強度不足。そのため衝突時にシート巻取り装置が変形し、乗員を拘束できなくなる現象がおこりうる。
リコール対象車の車体番号:FF21S-100144~FF21S-111793
製作期間:平成28年1月26日~平成28年5月27日
リコール対象車の台数:160台
改善内容:溶接不適切箇所の再溶接

引用:http://www.suzuki.co.jp/car/ignis/interior/
【乗降扉が確実にロックされず、走行中に開くおそれがある】
アウトハンドルを引いた際、吸湿し膨張した可動部がハンドルケースと干渉し戻らず
扉が確実にロックされず、走行中に扉が開くおそれがある。
リコール対象車の車体番号:FF21S-100119~FF21S-115676
製作期間:平成28年1月8日~平成28年6月28日
リコール対象車の台数:15,437台
改善内容:対策品のドアアウトハンドルに交換
【バッグドアを開く際に周囲の人が負傷するおそれがある】
外筒のエンドキャップ部の塗装が不適切なため、腐食の可能性がある。
そのままの状態で使用し続けると腐食が進行して外筒破損し、バッグドアを開く際に周囲の人が
負傷する可能性があるそうです。
リコール対象車の車体番号:FF21S-100119~FF21S-105279
製作期間:平成28年1月8日~平成28年3月24日
リコール対象車の台数:5,137台
改善内容:ガス封入式バランサを対策品と交換

引用:https://www.autocar.jp/
【取扱説明書に「i-Sizeチャイルドシートの座席位置別適合性一覧表」が記載されていない】
リコール対象車の車体番号:FF21S-100119~FF21S-130371
製作期間:平成28年1月8日~平成29年3月28日
リコール対象車の台数:30,250台
改善内容:i-Sizeチャイルドシートの座席位置別適合性一覧表を記載した取扱説明書に交換
【エンジンが停止して再始動できなくなるおそれがある】
ウォーターポンプベルト(ISGとウォータポンプを駆動しているもの)の強度不足。
そのためウォーターポンプが作動しなくなり、発電不良により充電警告灯、水温警告灯が点灯し
エンジン停止して再始動できない問題。
リコール対象車の車体番号:FF21S-100119~FF21S-129652
製作期間:平成28年1月8日~平成29年2月15日
リコール対象車の台数:29,521台
改善内容:ウォーターポンプベルトを対策品と交換
【衝突時にエアバッグが正常に作動しないおそれがある】
助手席エアバッグ固定用スクリュが取り付けられてないものがあり、衝突時にエアバッグが正常に作動しない。
リコール対象車の車体番号:FF21S-140553~FF21S-140758
製作期間:平成30年9月3日~平成30年9月18日
リコール対象車の台数:45台
改善内容:助手席エアバッグ固定用スクリュの有無を確認し、無いものは該当スクリュの取付

引用:https://www.bepal.net/
2016年~2018年までの間にスズキ・イグニスのリコール発表された7件になります。
スズキ・イグニスのリコール7件でリコール対象車台数をすべて合計すると89,114台となります。
発売開始から間もない期間に製造されたものに対してリコールが多くみられるようです。
リコール対象車台数:45台と少ないものから30,000台を超えるものまでありました。
発売から約2年間でリコール対象車台数が89,114台というのは多いのか少ないのかは
人それぞれ受け取り方は様々だと思われますが、中にはエアバッグが作動しないおそれなど
命に関わる案件もありました。
スズキイグニスの不具合とリコール対応状況とまとめ

引用:http://www.suzuki.co.jp/car/ignis/
スズキ・イグニス不具合対応
「走行中に異音がする」に関しては、上記でも書きましたが保証期間の延長をし
無償修理がアナウンスされております。
CVTを交換するとなると約30万以上費用が掛かる可能性があります。
口コミで多く見かけた錆につてですが、こちらに関しては錆の保証期間は1年とのことです。
ディーラーに問い合わせたとしても、もし保証期間が過ぎている場合はなかなか対応をしてくれないとのことです。
不具合に関しての対応はあまり良くないのかもしれません。
もし不具合に関して対応があまりよくなったら、お客様相談室など利用するのも一つの手かと思われます。
スズキ・イグニスリコール対応

引用:http://www.challengedrive.net/
一方、リコール対応につきましてはスズキが自身に非があると認めているため
対応も早く改善策もきちんとしています。
また、改善実施車には運転席者側ドア開口部のドアロストライカー付近に、ステッカーを貼り
IDプレートにシールを貼付けというマニュアルがあるようです。

引用:https://gqjapan.jp/car/story/
リコール対応に関しては、スズキだけではなく国産メーカーはそこまで変わらない対応を
してくれると思われます。リコール内容によっては、命に関わる重大な問題になることも
ありますのでメーカーは真摯な対応をしなくてはなりません。
メーカーもユーザーも車に不具合が無いことにこした事はありません。
ただし万が一車に不具合が見つかったらメーカーとしては早急に対応を取り
今後の対応策、方向性を決め、先も述べたように真摯な対応をしていただきたいと思います。

引用:http://car-me.jp/articles/
不具合に関してはユーザーが問題を見つけ不安になると報告するものなので、中にはもしかしたら
ユーザー自身にも、何か原因がある可能性の問題もあると思われます。
車は決して高い買い物ではないので、不安になるのは仕方がないことです。
ただ、不具合を見つけすぐにメーカーの責任にするのではなく自分自身にも
何か非があるのではないかを考え、メーカーに相談するほうが良いかと思われます。
アイキャッチ画像引用:http://www.suzuki.co.jp/car/ignis/styling/