2016年2月に登場したスズキ・イグニス。
発売からそろそろ3年が経過しますので、中古車市場においてもそれなりに流通をしていることでしょう。
ありそうでないジャンル、コンパクトクロスオーバーSUVという肩書きを持つイグニス。
中古車市場でどのような存在感を表しているのかチェックしていきましょう。
目次
スズキイグニスの中古車や型落ち品は?
まずはイグニスについてしっかりと復習することと、中古車とはちょっと違う〝新古車〟についても学んでみましょう。
登場以来の経緯をみる中でしっかりと最適な中古車を選択できるヒントになるのではないかと思いますので、しっかりとまとめてみます。
イグニス登場から今まで

引用元:http://www.suzuki.co.jp
スズキ・イグニスは2015年2月に〝iM-4〟という名でコンセプト4WDマシンとしてジュネーブ国際モーターショーに出品されました。
さらに同年10月の東京モーターショーには〝イグニス〟という名称で改めて出品されています。
ここに今につながるスズキ・イグニスが登場したわけです。
ただ、実はイグニスという車はそれ以前にも存在していました。
2000年より発売されたスズキ・スイフトの欧州における名称は〝イグニス〟というものでした。
ですので、名称としては2代目となるし、車としては歴然とした初代イグニスと言えると思います。
そんなイグニスのパワートレインは直列4気筒DOHC1300ccエンジンで、これはソリオなどと共通したものが採用されています。
こんな出自を持ったスズキ・イグニスなので、その後安定した販売を見せており、発売後3年の中で行われた仕様変更は電装品に関するものだけですので、車両としては非常に優れたマシンであると思います。
そういう意味では、今流通しているモデルも〝現行モデル〟であると言え、それだけに高い価値が予想されます。
新古車って何?
前項にてご紹介したように、スズキ・イグニスは発売から約3年。
その中で流通したものには、中古車だけでなく、新古車というものもあると思います。
この新古車が流通する経緯については後ほどご紹介するとして、ここでは、新古車って何なんだろいうというところをチェックしていきましょう。
新車でもなく、中古車でもないところが新古車であるという、単純な答えもできますが、さらに細かくお伝えすると、「一度登録しているけど、使用はされていない車」が新古車です。
ですので、車歴としては2人目のオーナーということにはなりますが、実際の使用者としては初めてのオーナーということになります。
新車と違って、完全に仕上がって登録までいった車ではありますので、メーカーオプションやディーラーオプションを自分で選択することはできないというところも特徴の一つだと思います。
その分、新車を購入するよりは若干安く手に入れることができます。
ですので、こだわりはないけど、少しでも安く手に入れたいという方は、たまたま好みのカラーや仕様のものがあれば、ラッキーな1台かもしれません。
スズキイグニスの中古相場はいくら?
では、スズキ・イグニスの中古車相場はどのくらいか。
実際に中古車市場を調べてみます。
また、この価格が時期に応じて変動するのかもチェックしておきましょう。
中古相場を調べてみた

引用元:http://www.suzuki.co.jp
スズキ・イグニスの中古市場をチェックしてみました。
2016年に発売された車では、60万円〜170万円のレンジで販売されており、中心レンジは100万円〜120万円あたりとなります。
2017年に発売されたものも、そこは大きな差はなく、広く90万円〜150万円というレンジとなります。
変化が出るのは2018年に発売されたものであり、140万円〜160万円というレンジとなります。
これは車検時期との関係性が多いにあります。2016年登録のものは2019年には車検を迎えますので、どうしても価格が抑えめとなります。
そのような残価率に対する考え方が2〜3年経過した車には共通してあてはまります。
ですので、1年経過、2〜3年経過という分類の中で中古車はチェックです。
そういう意味では、狙い目は2017年に発売されたものですね。
時期により価格差ってあるの?

引用元:http://www.suzuki.co.jp
では、そのように価格帯がでているスズキ・イグニスの中古車ですが、これは時期によって価格に変動があるのでしょうか。
色々調べてみましたが、結論的に言えば、販売価格の相場はあまり変動はありません。
直近12ヶ月で一番価格が下落した月は10月。一番高い3月とでは、平均販売価格で5万円ほどの差があります。
一方で直近12ヶ月で買取価格は徐々にあがってきています。一番底が8月。一番高値が直近の12月です。購入としては10月あたりは狙い目なのかもしれませんね。
ディーラーの決算期は3月と9月が多く、登録等のタイムラグを考えた時に、この3月9月の半ばまでというのは販売側からしますと一番力が入る時期となります。
それは中古車市場でも一緒であり、8月が買取底値なのは9月に向けて在庫数を抑えているからと言えます。
また、販売としても決算期に向けて多少高値でも売り払うと考える温泉が多々あります。
スズキイグニスの新古車はいくらで手に入る?探す方法は?
ここまで市場や相場について様々な角度から探ってきました。
イグニスは安定した価格をしており、中古車だからといってなかなか価格が下がらない傾向があります。
それだけに新古車が気になるところです
そこで、しっかりと新古車についてまとめていきます。
新古車ってどういう経緯で流通するの?
まずは新古車というものがどのような経緯で流通するのかについてです。
自動車がメーカーから市場に流通するためには、新車の場合は必ず正規販売店を経由します。
したがって、新古車が流通するにあたっても必ずディーラーが関わっていると言えます。
そこから、市場に流れるわけですね。
新古車は陸運局登録をしているにも関わらず、未使用という車になりますので、この「陸運局登録」が目的と言えます。
この目的をなぜ行うのか。
これは、ディーラーが持つ「ノルマ」「販売成績」と関わりがあります。
自社で購入してでも「ノルマ」「販売成績」を達成することがディーラー側では不可欠であると考えているのです。
例えば、私自身が知るディーラーでは決算期に「販売成績1位」を達成するために購入をしていました。
ノルマは達成していたとしても、この成績を得るために行うディーラーがあるわけです。
そうして、自社で購入された車両はオークションなど中古車市場に流れていきます。
これが新古車が流通する仕組みです。
新古車の価格は?
では、そんなスズキ・イグニスの新古車は流通しているのでしょうか。
あるとしたら価格は?
まとめてみましょう。
玉数はすくないものの、しっかりと流通していますね。
価格帯は100万円〜170万円。
グレードはMGからMZの4WDモデルまであります。
一番低いMGモデルで言えば、新車販売価格138万円が100万円なのですから、これはなかなかお値打ちなのかもしれませんね。
冒頭にもお伝えした通り、カラーや仕様などにこだわりがなければ一つの有力な選択肢だと思います。
スズキイグニス中古車に関するまとめ

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スズキ・イグニスは2016年2月に発売されて以来、形を変えることもなく、安定した姿で3年間を経過しています。
それだけ安定した人気を継続して誇っており、それはやはり競合する車がそんなにないというのも関係していると思います。
それだけに、新車、新古車、中古車と様々な形で様々な価格帯で販売されていますが、大きな差が生まれるわけではないようです。
考えられる予算と購入の形態を鑑みながら、ご自身にとって最適な購入を検討してみてください。
アイキャッチ画像引用:https://auto.suzuki.it/allestimenti/IGNIS/733/ignis—1-2-dualjet-2wd-icool.aspx