車のデザインは重要ですが、車を運転する時には安全に関する部分はとても大切です。
ジムニーはおしゃれな雰囲気があるデザインですが、車の安全性はどうなのでしょう?
今回はスズキジムニーの安全性と自動ブレーキの効きについてチェックしてみました。
スズキジムニーは運転しやすい?しにくい?
引用:https://response.jp/
ジムニーはスズキの軽自動車。
2018年7月に20年ぶりにフルモデルチェンジしました。
ジムニーは軽自動車では珍しい、オフロードタイプの四輪駆動車です。
普通の軽自動車と違い箱形で座席も高く、悪路を走破するために必要な装備を兼ね備えた車。
そんな特徴的なジムニーは運転しやすいのでしょうか?
ジムニーは乗りやすいかどうかをチェックしてみました。
まずジムニーを運転する上で重要になる車の大きさから。
引用:http://www.suzuki.co.jp/
ジムニーのボディサイズ
・全長×全幅×全高:3395mm×1475mm×1725mm
・ホイールベース:2250mm
・車重:1030kg (MT車)
ジムニーには3つのグレードがあります。
・XG ベースグレードは、「XG」
・XL 中間グレードが、「XL」
・XC 上級グレードは「XC」です。
どのグレードもボディは同じサイズです。
ジムニーは軽自動車のボディサイズを活かして作られ、
全高は高めの1725mm。
全長・全幅のサイズは通常の軽自動車と変わらず、ボンネットが良く見える箱形なので運転しやすいです。
車を運転するにはエンジンパワーも大切ですよね。
ジムニーのエンジンもチェックしてみました。
引用:http://www.apio.jp/
ジムニーは軽自動車なので、660ccエンジンのR06A型ターボエンジンを登載しています。
<エンジンパワー>
最大出力:47kw/6000rpm
最大トルク:96N・m 3500rpm
ガソリンはレギュラーガソリン。
ターボエンジンを搭載しているため、軽自動車でもパワーがあります。
またトルクもあるエンジンのため、街中の加速もスムーズ。
そのジムニーの燃費は
16.2Km WLTC (MT車)
燃費の方はいいとは言えませんが標準的な燃費です。
引用:https://ganbaremmc.exblog.jp/
運転時に気になる車内ですがジムニーのメーターは個性的で、光沢も抑えられ、独特の雰囲気があります。
エアコンスイッチなどもセンターに配置され、運転時も使いやすく特にストレスなく乗れます。
シートからの視点もセダンタイプとは違い、椅子に座ったようなポジションで位置も高めなので、運転席からの見通しがいい車。
右左折時の横断歩行者も把握しやすいピラーや、ドアミラーの位置が良く、視認性も高いですよ。
ジムニーは箱形なので背も高く、車内の圧迫感が少ないです。
引用:http://www.suzuki.co.jp/
車内は後席を倒すことができて、荷物を積む際は便利。
4人乗った時は、荷室のスペースは少なめですが、2人で乗れば、ラゲッジも広く使えます。
ジムニーの車内は大きいとは言えませんが、エンジンパワーもあり悪路の走破性も高いので、ジムニーは運転しやすい車と言えると思います。
最近ではジムニーに乗る女性も増えており、軽自動車サイズなので、女性でも扱いやすいと思いますよ。
スズキジムニーの安全性はどうなのか?自動ブレーキの効きは?
引用:https://motor-fan.jp/
ジムニーのボディには、安全性を高めるためにいろいろな仕掛けがあります。
例えば軽量衝撃吸収ボディTECTや、歩行者傷害軽減ボディーといった衝突安全性能です。
歩行者傷害軽減ボディーは万一の歩行者との接触時に、歩行者のダメージを軽減するというもの。
衝突時の安全性が向上し、ルーフやボンネット、バンパーなども衝撃を吸収する作りになっています。
もしもの時にダメージを軽減してくれるのは安心できる機能ですね。
引用:https://www.k2service.jp/
またそれだけではなく、6つのSRSエアバッグを標準装備。
・運転席・助手席SRSエアバッグ
・頭部への衝撃を軽減するSRSカーテンエアバッグ
・胸部への衝撃を軽減するフロントシートSRSサイドエアバッグ
このような機能は衝突時の安全を考えられ、全グレードに標準で装備されているのがありがたいです。
それだけではなくジムニーには「自動ブレーキ機能」がついています。
ジムニーのスズキセーフティサポートパッケージ装着車には、「デュアルセンサーブレーキサポート」がついています。
引用:https://kakakumag.com/
デュアルセンサーブレーキサポートが自動ブレーキ機能。
自動ブレーキが付いているのは「XCグレード」とスズキ セーフティ サポート装着車です。
フロントについている単眼カメラとレーザーレーダーを使用し、前方車や歩行者を検知して警報や衝突被害軽減アシスト、自動ブレーキ作動を行ってくれる機能。
前方衝突警報機能前方衝突被害軽減機能
自動ブレーキと自動ブレーキは3段階で行われます。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
対車両は、約5~約100km/h
対歩行者で約5~約60km/hで衝突が避けられないと判断すると
自動ブレーキがかかります。
5キロからの低速で作動するのは安心できますね。
このような機能があれば車に乗っていて、もしもの場面に役立つことがあるかも知れません。
3段階目の自動ブレーキまで行かなくても、先行車や歩行者との衝突の可能性が出てくると警報音と表示で知らせてくれるため、それだけでも安全度が高まると思いますよ。
またジムニーには誤発進抑制機能もあります。
引用:https://www.autocar.jp/
最近増えている、アクセルとブレーキの踏み間違えによる事故。
誤発進抑制機能にはDやMレンジで、前方4メートル以内の障害物が認識されると、エンジン出力を制御したり、警報する機能があります。
この機能があれば、アクセル踏み間違えによる衝突は減りそうですよね。
ジムニーには衝突時の衝撃を効率よく吸収・分散するボディーや6つのエアバック。
そしてスズキ セーフティ サポート装着車には、自動ブレーキがあるため心強いです。
新型ジムニーは、今までよりもしもの事故が減らすことができ、安全性のアップした車になっていると思います。
自動ブレーキが、低速から作動するのもメリットの一つですよ。
スズキジムニーの横滑り防止機能の性能はいかに!?
引用:https://toyokeizai.net/
ジムニーの印象といえば悪路の走破性が高いオフロードSUVで、ワイルドな印象が強いかもしれません。
雪道などにも強くて走破性の優れた車。
その高い走破性のあるジムニーに「横滑り防止機能」がついています。
横滑り防止機能はESP(R)と呼ばれる「車両走行安定補助システム」のこと。
スズキでは「ESP」と呼ばれますが、横滑り防止機能は、トヨタ:VSD・日産:VDCなど、メーカーによって呼び方が異なります。
引用:https://kurumajoujou.work/
ESPは車の挙動を総合的に制御してくれ、このような車のコントロールをしてくれます。
【スタビリティコントロール】
カーブなどで横滑りを抑制する。
【トラクションコントロール】
発進・加速時に駆動輪の空転を抑える
【ABS】
急ブレーキ時にタイヤのロックを抑える。
もともと走破性が高いジムニーですが、カーブなどでのタイヤのスリップや横滑りをすることがあるかもしれません。
そのような時に各センサーから送られた情報を元に、車のコンピューターがエンジンの回転数やブレーキをコントロールしてくれます。
さらに急ブレーキ時のタイヤロックなどを抑えて、車両の安定走行に貢献してくれますよ。
突然の障害物があらわれ急ハンドルの際にも、車の姿勢維持の手助けをしてくれ、事故防止にも効果があり、安全性能は高いです。
横滑り防止機能はついていることで、安心感もアップしますね。
引用:https://www.kurumaerabi.com/
注意点としてタイヤと路面間のグリップの限界を超えてスリップや横滑りを起こした場合は、ESPが作動しないので、スピードの出し過ぎには気をつけてください。
ジムニーは耐久性の高いラダーフレームと悪路に対応したサスペンション、副変速機を内蔵した4WDなどを備えています。
もともとの走破性が高い車ですが、横滑り防止機能があることで、さらに性能がアップします。
横滑り防止機能は雪道の走行時でも効果があるため、雪国の方にもありがたい機能だと思いますよ。
このような機能が全グレードに装着されていることを考えると、ジムニーはかなり安全性向上に力を入れている車ということが分かります。
引用:https://autoc-one.jp/
今回スズキのジムニーの安全性と、自動ブレーキの効きについて調べてみました。
ジムニーは軽自動車ですが、安全性を高めるために数多くの先端技術が投入されていることが分かりました。
ジムニーは高い走破性がある車なので、悪路の走行や雪道の走行にも強く、街乗りからレジャーにも使えます。
個性的な外観を持ち様々な条件に対応できる運転しやすい車。
ジムニーは、「スズキ・セーフティ サポート」を搭載し安全性能も高まっています。
ジムニーは長い歴史があり、新型はさらに進化した車になっていますよ。
アイキャッチ画像引用:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/