ミドルサイズミニバンの代表格として、今やファミリー層に絶大な人気を誇るトヨタ・ノア。
2020年のフルモデルチェンジにも期待が高まる同車を、価格・費用・グレードの面からご紹介します。
トヨタノアの価格や値段はどうなの?

引用:https://gazoo.com/article/salespoint/170703_2.html
ファミリーカーとして人気の同車。
他社のミニバンと比較して、値段の面ではどうなのでしょうか。
国内自動車メーカー主力3社の人気のコンパクトミニバンと比較してみましょう。
なお、今回はハイブリッド車に統一して比較しました。
●TOYOTA トヨタ・ノア ハイブリッドX・7人乗り(2WD・Super CVT-i)
メーカー希望小売価格3,014,280円(税込)~。
先進安全パッケージ「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」を搭載。
追突を抑制する自動ブレーキシステム「プリクラッシュセーフティ」や、面倒なヘッドライトの切り替えを解消する便利機能「オートマチックハイビーム」、車線はみ出しを知らせてくれる「レーンディパーチャーアラート」など、運転のしやすさを追求し、事故を未然に防ぐ「予防安全」に重点を置いたトヨタならではの機能が満載です。
室内寸法は、長さ2,930×幅1,540×高さ1,400(mm)となっています。
●SUZUKI スズキ・ソリオハイブリッドSZ・5人乗り(2WD・5AGS)
メーカー希望小売価格2,179,440円(税込)~。
運転席・助手席・フロントシートのSRSエアバッグはもちろん、カーテンエアバッグ、デュアルカメラブレーキサポート、誤発進抑制機能など、
家族を連れた運転においての安全性を重視した機能を標準搭載しています。
室内寸法は、長さ2,515×幅1,420×高さ1,360(mm)となっています。
●HONDA ホンダ・ステップワゴン スパーダハイブリッドB・7人乗り(FF・E-CVT)
メーカー希望小売価格3,300,480円(税込)~。
トヨタと肩を並べる先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」。
ミリ波レーダーと単眼カメラで周囲の障害物を検知し、追突などの事故を未然に予防します。
微細な改良を経て、電波の反射率が低く検知が難しい歩行者も検知できる点が強みです。
ハイブリッド車には標準装備していますが、装備しない仕様ももちろん選べます。
室内寸法は、長さ3,220×幅1,500×高さ1,405(mm)となっています。
昨今「広々空間」をうたった車が市場を拡大していますが、
車内空間の広さに関しては、「ソリオ < ノア < ステップワゴン」の順になりました。
室内寸法から見るとホンダ・ステップワゴンがダントツ。
ただし、同車は内寸に比例して外寸も比較的大きくなっています。
安全性能の点からみると、トヨタ・ノア、ホンダ・ステップワゴンは
それぞれ自社が開発する予防安全システムを搭載しており、
安全面での評価が比較的高い傾向にあります。
全体的にみると、トヨタ・ノアは価格に見合った標準装備が充実しているといえそうです。
トヨタノアにかかる費用はいかほど?
トヨタ・ノアの購入にあたり、費用はどれくらいかかるのでしょうか。
人気のグレードやエコカー減税、グリーン化特例も併せてご紹介します。
グレードは大きくSi、G、Xの3つに分けられ、ハイブリッド車は7人乗り、ガソリン車は8人乗りまで設定しています。
それぞれのグレードの価格を見ていきましょう。
●ハイブリッド車
HYBRID Si“W×B”(2WD) 3,363,120円〜
HYBRID Si(2WD) 3,269,160円〜
HYBRID G(2WD) 3,142,800円〜
HYBRID X(2WD) 3,014,280円〜
●ガソリン車
Si“W×B”(2WD・4 WD) 各2,839,320円〜
Si(2WD・4 WD) 各2,745,360円〜
G(2WD・4 WD) 2,756,160円〜
X(2WD・4 WD) 2,466,720円〜
Si“GR SPORT” 3,257,280円〜
ハイブリッド車は300万円代、ガソリン車は200万円代。
全体的にハイブリッド車が50万円ほど高くなっています。
燃費が良く燃料コストが抑えられるという点からハイブリッドを選ぶ方が多いかもしれませんが、燃費と車体価格を考慮すると、かなりの長距離を走り、かつ長く乗りたいという方にはハイブリッド車がおすすめ。
逆に2、3年で乗り換えたり、家族構成によって車種を変えたりする可能性がある場合はガソリン車がおすすめです。
ちなみに2018年6月~12月の全国販売実績で、最も人気のある組み合せ「人気NO1お見積りプラン」は、メーカー希望小売価格2,901,960円(税込)。
ボディカラーはメーカーオプション32,400円(税込)のホワイトパールクリスタルシャイン、内装は高級感のあるブラックの合成皮革ファブリックにホワイトステッチが施された、消臭機能付シートが人気のようです。
トヨタ・ノアの場合、ハイブリッド車であればエコカー減税・グリーン化特例の両方がもれなく対象となるようです。
●グリーン化特例とは
排出ガス性能および燃費性能に優れた自動車に対して、その性能に応じて自動車税および軽自動車税の支払いを軽減する制度のこと。
(引用:http://car-moby.jp/77725)

例えば、特別仕様車 HYBRID Si“W×B”(7人乗り)の場合
車両価格がメーカー希望小売価格3,363,120円(税込)
エコカー減税(自動車取得税) 約84,000円
エコカー減税(自動車重量税) 約30,000円
グリーン化特例 約29,500円
優遇額合計 約143,500円
比較的大きい車を購入する際、やはり気になるのはその費用ですよね。
トヨタ・ノアなら、エコカー減税・グリーン化特例が適用されるグレードも多く、購入後にかかる税金などの費用の面でも免除される金額が大きいようです。
また、「ミニバンは高い」と購入に踏み切れない方は、トヨタが行っている購入サポート「残価設定型プラン」などを検討してみてはいかがでしょうか。
「残価設定型プラン」とは、車両本体価格の一部をあらかじめ残価として据え置き、残りの金額を分割で支払できるプランです。
「一定期間で新しいクルマに乗り換えたい」、「ライフステージに合わせてクルマのサイズアップ・ダウンを考えている」、「月々の支払い金額を抑えながらワンランク上のクルマに乗りたい」、この3点に当てはまる方はぜひこのプランを検討してみましょう。
トヨタ・ノアはグレードごとにどう違うか?

ノアのグレードは、スポーティグレード「Si」、上級装備グレード「G」、ベーシックグレード「X」の3つに大きく分けられます。
さらに、ハイブリッド車全グレード、ガソリン車Si、Gには「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」を標準装備しています。
たくさんのグレードがあって迷うという方のために、ガソリン車とハイブリッド車に分けてその違いを紹介します。
まずはSiについて。
Siはフロント大型バンパー、フロントフェンダー、リヤ大型バンパー、リヤスポイラー、大型サイドマッドガードなどを装備したスポーティグレードです。
ちなみにSiには特別仕様の“W×B”があり、W×Bとは「Wonderful×Black(ワンダフル×ブラック)」「White×Bright(ホワイト×ブライト)」「Wild×Beauty(ワイルド×ビューティー)」の略です。
内装も外装も高級感のあるブラックで統一した「ワンダフル×ブラック」、白と黒のコントラストが織りなす鮮やかな内装色が魅力の「ホワイト×ブライト」、力強さと繊細さを兼ね備えた「ワイルド×ビューティー」と、3つのコンセプトで展開しています。
トヨタ・ノアのXとGの違は快適温熱シート付、エアコンがナノイー仕様、ハンドルが本革巻きになるなどの細かな違いはありますが、操作性能などに関して大きな差はないようです。
快適温熱シートなどの装備が不要であれば、現在人気が高いハイブリッドXをおすすめします。
また、専用エアロが装着できるのは「ハイブリッドSi」のみですが、価格が高いのが難点。
この装備が欲しい場合にはSiを選ぶしかありませが、Siとその他のグレードにはこれ以外の違いはほぼありません。
専用エアロが必要ないのであれば、パワースライドドアやスマートエントリー付きの「ハイブリッドX」でも装備面では十分と言えそうです。
グレード選びの際は、外観や内装を重視するのか、燃費や機能性を重視するのか、あらかじめ決めておくのがよさそうですね。
また、ハイブリッド車を選ぶかガソリン車を選ぶかによっては、車体価格のほかにも減税や特例適応、乗り換えの際の下取り価格により、その後の諸費用が変わってくる場合があるので、ご自身の生活スタイルに沿った選択も必要になりそうです。
アイキャッチ画像引用URL:https://toyota.jp/noah/