ファミリー層をはじめ、幅広いユーザーに大人気のトヨタノア。
3列シートで人も荷物も余裕で載せられるサイズ感が魅力ですが、
安全機能や乗り心地が気になる方も多いはず。
そこで今回はトヨタノアの安全性や乗りやすさを調べてみました。
目次
トヨタノアは運転しやすいの?しにくいの?
自動車の運転しやすさを決めるいくつかの要素の中でも、
運転席から見た視界は、その車の第一印象を決めるといっても良い
大切なポイント。トヨタノアの視界はどうでしょうか。
【トヨタノアの前方視界をCheck!】
トヨタ・ノアは、運転ビギナーにも安心の広々とした前方視界が特徴です。
低床ミニバンながら座席が高いうえに、インパネの形状に工夫を重ねており、
上下左右の視界が広いだけでなく、運転席からボンネットフードが見える点も
見逃せません。
車庫入れや縦列駐車、狭い道のドライビングなど、
微妙に位置を調整したいときでも、ボンネットフードが
見えているのと、見えていないでは大違い。
車両感覚をつかみやすい設計は、さすがトヨタノアというところ。

引用:https://toyota.jp/noah/?padid=ag341_from_noah_navi_top
また、視界の邪魔になりやすいフロントピラーは徹底的にスリム化が
図られており、その脇の三角窓は大きくとられているので
視界全体に圧迫感が少なく、左右の歩行者や障害物も見やすくなっています。
【トヨタノアの後方視界をCheck!】
後方の見やすさも運転のしやすさを決める大切な要素です。
トヨタノアにおいては、ガラスエリアの広さが最大の特徴といえるでしょう。
リア部分に対するウインドウ面積の比率が高いため、バックミラーを
見た際の視界が広くなっています。
また、2列目シート横のスライドドアガラス、
3列目シート横のクォーターガラスの視界も良好です。
また、助手席側のドアミラーには、アスフェリカルミラーという非球面ミラーが
採用されています。
見にくいことの多い駐車枠の助手席側(左側)のラインが見やすくなるので
バックでの駐車もしやすいですよね。
ミニバンは運転しにくいから苦手、という女性ユーザーにもうれしい機能です。
オプション品で選択できるナビと連動させるバックガイドモニターが
あれば、安心度は更に高まります。
全長が長いトヨタノアでは、目視だけではなかなか後方確認が難しいという
方もいますが、モニターと目視を組み合わせることで確認のしやすさも
ばっちりですよね。
外から見るととても大きく見えるノアのボディ。
駐車や小回りが不安という方もいますが、実はボディの前後左右の
幅や長さの感覚がつかみやすくなっています。
上質ながら、シンプルなシルエットになっているので、余計なふくらみや
厚みがないため、感覚さえつかんでしまえば、ミニバンでありながら
市街地の細い道や駐車などにも苦手意識を持ちにくい車ではないでしょうか。
トヨタノア自動ブレーキなどの安全性はいいのか?
燃費や価格競争に加えて、今や自動車メーカー各社がしのぎを削っているのが、
安全性能です。カメラと連動させた制御など、さまざまな安全機能が開発されていますが、
トヨタ・ノタの自動ブレーキについて調べてみました。
【トヨタノアの自動ブレーキの特徴をCheck!】
自動ブレーキの仕組みは、各自動車メーカーがそれぞれのテクノロジーを
開発してきましたが、トヨタノアに搭載されている自動ブレーキは
Toyota Safety Senceというシステムが使われています。
これは、昼夜を問わず近距離を高精度で検知しやすいレーザーレーダーと、
より遠くまでを検知できる単眼カメラの2種類のセンサーを組み合わせた
トヨタ独自のシステムです。
これにより、追突や正面衝突、車線逸脱、歩行者との衝突など、
特に発生割合が高いとされている事故に対応します。
衝突回避や、衝突してしまった際の被害を軽減するのが、プリクラッシュ
セーフティーという機能です。
これは、レーザーレーダーと単眼レーダーで衝突の危険性を感知すると、
まずは警報ブザーやディスプレイの表示などでドライバーに状況を
知らせ、ドライバーがブレーキを踏んだ場合には、ブレーキを強力に
アシスト、踏めなかった場合には自動ブレーキが作動するというものです。
複数段階の対策で、衝突回避や衝突時のダメージ軽減を行ってくれる
安心感が魅力です。
レーンディパーチャーアラートという機能は、カメラで白線や黄線を認識し、
ウインカーを出さずに車線をまたぎそうになると、こちらも警告ブザーや
ディスプレイ表示で状況を教えてくれるシステムです。
高速道路の走行や、帰省時などの長時間運転の際に重宝するシステムですよね。
また、夜間にハイビームとロービームを自動で切り替えて
くれるオートマチックハイビームや、信号停止時などに
前の車が発進したことを教えてくれる先行車発進告知機能も備えており、
多彩な機能でドライバーや同乗者の安全をバックアップしてくれます。
【トヨタノアの自動ブレーキ搭載グレードをCheck!】
先進の機能を備えているトヨタノアの自動ブレーキシステムですが、
限られた上級クラスのみにつけられているのでは?と思う方も
いるかもしれません。
しかし、さすがトヨタというべきか、トヨタノアの自動ブレーキは、ほとんどの
クラスに搭載されているのが特徴です。
最も車両本体価格が低いトヨタノアX以外の、全てのグレードが
自動ブレーキを搭載しています。
もちろん、Xでもオプションとして後付けすることは可能なので
ぜひとも装備しておきたいところです。
トヨタノアの横滑り防止機能の性能はいかに!?
自動車事故の中には物損事故や人身事故、その損傷具合もさまざまですが、
特に大きな事故につながりやすいのが、走行時の横滑りです。
トヨタノアにはどのような横滑り対策がされているのでしょうか?
【トヨタノアの自動ブレーキの特徴をCheck!】
トヨタノアの自動ブレーキ防止機能は、S-VSCという仕組みが使われています。
これは、Steering-assisted Vehicle Stability Controlの略称で、
ステアリング制御やブレーキ制御、駆動力制御などを制御する
トヨタの技術です。
雪や雨、地面の凍結などですべりやすくなった路面状況での事故では、
前輪の横滑り、後輪の横滑りなど、状況によってさまざまな
トラブルが発生します。
S-VSCはコーナリングにおける車両の挙動が安定する方向に操舵トルクを
適切にアシストしてくれます。
また4WDクラスに搭載されている4WD制御システムとも連動しており、
互いに協調・制御することで安全性を確保してくれます。
【トヨタノアのその他の安全性能をCheck!】
S-VSC以外にも、ABSやEBDといった機能も採用されています。
Anti-lock Brake System の略称であるABSは、ブレーキング時に
タイヤがロックされてしまう現象を防いでくれるものとして一般的になっています。
EBDは、走行状態に合わせて前後や左右の車輪に適切な制動力を配分してくれます。
他にも、ブレーキの踏み込みの強さや、速度などから緊急のブレーキングである
ことを感知すると、制動力をより強めるブレーキアシスト機能も搭載しています。
また、衝突が起こってしまった場合に、ドライバーや同乗者を
守る機能がエアバッグシステムです。
トヨタノアには、全7個のエアバッグが搭載されています。
運転席や助手席に搭載されているSRSエアバッグはもちろん、運転席のSRSニーエアバッグ、運転席・助手席のSRSサイドエアバッ、フロントシートやセカンドシート、サードシートの窓側を幅広くカバーするSRSカーテンシールドエアバッグも搭載されています。
小さなお子様をよく乗せるというファミリー層だけでなく、
あらゆるユーザーを守る安心のシステムと言えるでしょう。
アイキャッチ画像引用URL:https://toyota.jp/noah/