ハイブリッドカーの代表とも言えるトヨタ・プリウスとトヨタ・アクア。
求められているものが違うプリウスとアクアを比較するとどんな結果になるのか。
価格・大きさ・燃費はどっちと、口コミやデータから調べてみました。
【トヨタ・プリウス】VS【トヨタ・アクア】価格はどっち?

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まずは、トヨタ・プリウスの価格から見ていきます。
E:2,518,560~
S:2,565,000~
Sツーリングセレクション:2,732,400~
A:2,842,560~
Aツーリングセレクション:3,006,720~
Aプレミアム:3,175,200~
Aプレミアムツーリングセレクション:3,284,280~
上記の7グレードの展開になっています。

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次に、トヨタ・アクアを見てみます。
L:1,785,240~
S:1,886,760~
G:2,052,000~
Crossover:2,052,000~
G❝GR SPORT❞:2,322,000~
特別仕様車を抜かして、上記の5グレード展開になっています。
価格比較だけで見る結果は、プリウスが約251万円~約328万円に対して、アクアが約178万円~232万円になりますので、車両価格はアクアの方が80万円程安いです。
そもそも車格など違う2車種ですのでアクアが安いのは当然の結果かもしれません。
プリウスにしてもアクアにしても同サイズのガソリン車に比べると安くはありません。

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ただ、プリウスとアクアはエコカー減税と自動車グリーン税制が受けることができます。
新車で購入された場合に、プリウスとアクア両車種にエコカー減税と自動車グリーン税制が適用されます。
このエコカー減税とは、「自動車取得税」「自動車重量税」「自動車税」の3つを減税できますという処置になります。
自動車重量税と自動車取得税が減税になり、登録翌年度の自動車税が75%カットされるなど嬉しい制度になります。
減税額をざっくり計算してみると、プリウスで約13万円でアクアで約10万円になります。
ここではプリウスの方が恩恵を受けることがわかります。
ただ、もともと金額差がある2車種ですので3万円の差では比較するまでもない結果になります。
減税が適応期間が終わると、プリウスの自動車税が39,500円でアクアの自動車税が34,500円となります。
ここではアクア方が5,000円安くなります。
車両価格や税金関係全体を見ても、価格比較ではアクアのほうが優勢と言えるのではないかと思います。
ちなみに、上記でお話したエコカー減税と自動車グリーン税制は、自動車重量税が2019年4月末までに登録した車に適用されます。
自動車取得税が2019年3月末までに登録した車に適用されます。
自動車取得税は、消費税があがる2019年10月に廃止になり「環境性能割」に変更されます。
【トヨタ・プリウス】VS【トヨタ・アクア】大きさは?

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まずは、プリウスのサイズを見てみます。
全長は4540mm。
全幅は1760mm。
全高は1470mm。
ホイールベースは2700mm。
4代目から4WDモデルE-Fourが追加され全高が1475mmになっています。

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次に、アクアのサイズを見てみます。
全長は4050mm。
全幅は1695mm。
全高は1455mm。
ホイールベースは2550mm。

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Crossoverグレードになるとサイズが変わります。
全長が4060mm。
全幅が1715mm。
全高が1500mm。
Crossoverグレードになると全体的に若干大きくなります。
プリウスとアクアの大きさを比較してみると、全幅に65mm程の差があり、全高は15mm程の差がある程度です。
全長は50mm以上の差があるので、実際運転してみる感覚はかなり違いが出てくると思います。
アクアの方がコンパクトな為、運転感覚も掴みやすく、運転に慣れるまでそんなに時間が掛からないと思います。
さらに、ホイールベースがプリウスが2700mmに対してアクアが2550mmで差があります。

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プリウスの最小回転半径が5.1mに対して、アクアが4.8mになります。
この最小回転半径は、プリウスとアクア共に15インチのタイヤ装着時になります。
全長の差と最小回転半径の小ささから、運転のしやすさはアクアの方が優勢と言えるのではないかと思います。
室内長はプリウスが2110mmでアクアが2015mmになり95mmの差です。
室内幅はプリウスが1490mmでアクアが1395mmになり95mmの差です。
室内高はプリウスで1195mmでアクアが1175mmになり20mmの差です。
ボディサイズの割にはそんなに大差がでなかったように感じます。
それでも大きいのに変わりはなく大人4人が快適に乗れるのはプリウスになります。
運転のしやすさで言う大きさはアクアが優勢です。
快適性という室内空間でいう大きさはプリウスが優勢になります。
【トヨタ・プリウス】VS【トヨタ・アクア】燃費はどっち?

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プリウスのカタログ値の燃費になります。
E:39.0km/L
Eグレード以外2WD:37.2km/L
Eグレード以外E-Four:34.0km/L

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アクアのカタログ値の燃費になります。
L:38.0km/L
L以外のグレード:34.4km/L
カタログ値で見てみるとそんなに差がありませんでした。
口コミなどの情報を見て実燃費を集計してみました。
信号が多く、渋滞も多い市街地の記録は、プリウスで約26km/Lでアクアで約21km/Lという結果でした。
カタログ値では約3km/Lの差が実燃費では約5km/Lの差に広がりました。
アクアはプリウスに比べてハイブリッドシステムのみで走っている時間が少ないという口コミが多かったです。
プリウスはほぼハイブリッドシステムのみで走行できているため、差が開いたのではないかと推測ができます。
次に上り坂山道ですが、プリウスで約11km/Lでアクアで約10km/Lという結果でした。
登りではプリウスとアクア共にハイブリッドシステムで走行するのは不可能なので燃費性能が悪化したようです。
最後に高速道路での走行ですが、プリウスが約35km/Lでアクアが29km/Lという結果でした。
ここでもカタログ値の約3km/Lから約5km/Lの差に開いたかたちになりました。
ここでもアクアはハイブリッドシステムのみで走行できず、どうしてもエンジンがまわってしまうため、プリウスとの差が開いてしまったということです。
アクアはエアコンの影響が大きいと口コミが多かったです。
エアコンをONかOFFで5%ほどの影響があるということです。
エアコンをつけた状態で比較すると、もう少し差が出てきたかもしれません。
ここまでプリウスとアクアの燃費を比較してきましたが、若干の差でプリウスが優勢ということになります。
私個人の意見としては、重量がアクアよりも約300キロも重いプリウスの方が燃費がいいというのは相当の差ではないかと思います。
カタログ値や実燃費では若干の差ではありましたが、最新技術を取り入れ燃費性能を向上させたプリウスの方がアクアよりも遥かに優秀だと思いました。

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トヨタのプリウスとアクアを比較してきました。
どちらもハイブリッドモデルしかないクルマになっています。
低価格にコンパクトで取り回しの良さのアクア。
堂々としたボディサイズでありながら燃費性能が良いプリウス。
使い方や求められている物は違う2台ではありますが、トヨタの拘りがつまった2台とも言えると思います。
プリウスにしてもアクアにしても、トヨタのハイブリッドカー代表として間違いないだけのクルマ性能と言えると思います。
アイキャッチ画像引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design