トヨタの代表的ハイブリッドカーの「プリウス」
人と地球にとって快適であることをコンセプトに開発されました。
歴代から現在までのプリウスの大きさの変化は。
現行プリウスの実際のサイズ感と、他車との比較を紹介します。
トヨタプリウスの大きさはどのくらい?

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プリウスは1997年に、トヨタ自動車から世界初のハイブリッドカーとして登場しました。
初代プリウスのサイズは、5ナンバー4ドアセダンです。
全長は4275mm、4310mm。
全幅は1695mm。
全高は1490mm。
ホイールベースは2550mm。
当時の一般車両に比べて、燃費が2倍になり大注目を浴びたプリウスです。
今でこそ当たり前になりましたが、当時ではかなり珍しく、センターメーターで設計されました。
この頃からプリウスは少し先を行く、未来カー的存在だったのかもしれませんね。
1997年から2003年まで販売されました。

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2003年には2代目プリウスが登場しています。
全長は4445mm。
全幅は1725mm。
全高は1490mm。
ホイールベースは2700mm。
初代に比べると海外仕様を意識し始めたのか全体的に大きくなりました。
その影響で5ナンバーから3ナンバーに変更になっています。
初代の4ドアセダンから、5ドアハッチバックへと、ボディの形状が変更されています。
スマートエントリーや電動インバーターエアコンなど、世界初機能を盛りだくさん搭載したモデルでした。
2003年から2009年まで販売されています。

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2009年に3代目プリウスが登場しています。
プリウス史上最も販売台数が多かったモデルになります。
全長は4480mm。
全幅は1745mm。
全高は1490mm。
ホイールベースは2700mm。
2代目に比べ全長と全幅が数センチ大きくなっています。
排気量も1.5リッターから1.8リッターに拡大しています。
インパネに大きな液晶画面があり、未来感を感じさせた内装でも人気がでた一つの要因になっています。
2009年から2015年まで販売されています。

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2015年に4代目プリウスが登場しています。
「0から作りました」開発者の方が話していたように、ガラッと雰囲気を変えて登場しています。
全長は4540mm。
全幅は1760mm。
全高は1470mm。
ホイールベースは2700mm。
4代目から4WDモデルE-Fourが追加され全高が1475mmになっています。
プリウス=燃費という概念をふり払うように、TNGAを採用して、走りに拘り、全体的に低重心化した全く新しいボディデザインに進化しています。
2018年12月にマイナーチェンジをして、全長が4575mmに拡大されています。
初代のプリウスから比べるとだいぶ大きくなっていますが、どっしりとした存在感に高級感がプラスされた雰囲気に進化してきたように感じます。
トヨタプリウスの実際のサイズ感はどんな感じ?

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初代プリウスから少しづつ大きくなってきたプリウスですが、実際のサイズ感は大きさを感じさせない設計になっているように思います。
運転席に座ってもらいとわかりますが、視界がとっても広く作られています。
低重心で作られたプリウスですが運転するときの目線もよく考えられていて、運転席から見下ろすようにフロントの先端が見えます。
フロントワイパーも見えない工夫がされていて、一瞬フロントワイパーなくなってしまったのかと思わせるほどです。
今回も人間工学に基づいてセンターに視線を集めた方が運転がしやすいという考えから、プリウスはセンターメーターを採用しています。
視界確保にメーターフードをアーチ状ではなく直線的なラインになっているのも、すっきりとして前方が見やすくなっている要因だと思います。
どの車でも見えづらいという斜め前方の死角も感じにくくするために、三角窓のデザインを拘り今現在の形となっています。
ただ、後方視界は見えづらいという声が多いようです。
慣れてしまえば何ともないのですが、リアガラスのエリアが狭いのと、リアスポイラーにあたる部分があるため、視界の妨げになっているからです。
後方の斜めの視界も、サイドウィンドウが小さめなのと三角窓がないため、見えづらいという意見が多いようです。
オプションにインテリジェントクリアランスソナーや、今じゃほとんどのクルマが装備しているバックモニターがありますので、安全のサポートとして活用すれば後方視界も少しは改善されるのではと思います。
プリウスの実際のサイズ感は、大きすぎるというサイズではないので、後方視界に少し慣れが必要なものの、運転しづらいと感じるサイズ感ではないと思います。
トヨタプリウスのサイズ比較をします!

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エンジン性能が違うものの、同じような車格のクルマと比較していきます。

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ホンダ インサイト
燃費を追求するために全体が曲線でつながっているスタイルになっています。
全長は4675mm。
全幅は1810mm。
全高は1410mm。
ホイールベースは2700mm。
プリウスと比べて全長と全幅共に一回り大きいサイズになっています。
日本で運転しやすい全幅は1800mm以内と言われているので、運転のしやすさはプリウスかもしれません。
以前まではプリウスと比較対象車であったが、ボディサイズ、価格共にプリウスよりも上位機種になった為、比較外のクルマになってしまったように感じます。

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スバル インプレッサ
新プラットフォーム「SGP」を採用して、走行がしやすいクルマに進化しています。
全長は4625mm。
全幅は1775mm。
全高は1455mm。
プリウスとほぼ同サイズだが、唯一全長だけが85mm長いです。
また、最小回転半径がプリウスが5.1mに対してインプレッサは5.3mと取り回しの良さはプリウスなのかなと感じます。

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マツダ アクセラ
人馬一体を体現し、走る喜びを目指すベンチマークのアクセラです。
全長は4580mm。
全幅は1785mm。
全高は1455mm。
プリウスよりも全長が40mm、全幅が25mm大きくなっています。
プリウスは全体がコンパクトにまとまってる感じがしますが、アクセラはフロントノーズが長くセダンっぽい印象を与えてくれる雰囲気になっています。
先進技術のプリウスと走りに拘ったアクセラです。
サイズ感が似ている為、比較されることが多いと思いますが、全く拘りポイントが違う2台です。
サイズだけで言えばプリウスの方が若干コンパクトな為、取り回しの良さが伺えます。

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ニッサン ノート
電気自動車のまったく新しい形として登場した「ノート e-POWER」です。
全長は4100mm。
全幅は1695mm。
全高は1520mm。
以前までハイブリッドカーで人気をだし首位を独走していたプリウスですが、2017年に首位の座を奪った日産ノートです。
日産ノートは、常に電気走行をするe-POWERが大人気となっていて、今や日産の代表車と言ってもいいクルマになっています。
サイズはプリウスよりもコンパクトになっている為、市街地を走るには走りやすいいサイズだと思います。

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今回は、サイズのみ他車比較してみました。
それぞれのクルマに、独特な特徴を持っているものの、運転のしやすさというのはボディサイズが1番影響しているように感じました。
人によっては、全長は短いが全幅が広い為、運転しづらいと感じたり、逆に全幅は狭いが全長が長い為、運転しづらいと感じる人もいると思います。
感じ方は人それぞれですので、自分に合ったボディサイズ感を見つけることが重要だと思います。
アイキャッチ画像引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design