人気のハイブリッドカーと言えばトヨタのプリウスではないでしょうか。
そんなプリウスも2018年12月18日マイナーチェンジで登場しました。
大きくは変わってないものの、外観等変更になったところもあります。
今回は、マイナーチェンジしたプリウスのスペックと、プリウスの乗り心地、加速性能について紹介していきます。
トヨタプリウスのスペックはこれだ!

引用:https://kuruma-news.jp/
今回もマイナーチェンジ前と同様で、5人乗り、7グレードの設定になっています。
ボディサイズは、全長が4757mmになり、マイナーチェンジ前から35mm伸びています。
全幅の1760mmと全高の1470mmに変更はありません。
最小回転半径も15インチタイヤ設定車で5.1m、17インチタイヤ設定車で5.4mと共通になっています。
外観はヘッドランプがPHVのようにスッキリした仕様に変更になりました。
前後バンパーも変更になり少し落ち着いた雰囲気を出しているようにも見えます。
アルミホイール、ホイールキャップともに形状が変更されています。
ツーリングセレクションの設定の17インチアルミホイールは、樹脂の部分にチタン調の塗装に変更になっています。
15インチアルミホイールは以前と同様に、アルミホイールの上に樹脂製キャップを被せる構造になっています。
内装では装備を充実させています。
AプレミアムとAプレミアムツーリングセレクションの運転席と助手席には、エアコンの冷気を吸い込むシートベンチレーションが設定に追加になっています。

引用:https://8971.info/
フロントコンソールトレイの内部にある「おくだけ充電」のスペースが広がっています。
広がったおかげで、大型のスマートフォンが対応できるようになっています。
コネクテッドも充実しています。
トヨタが今力を入れている分野になります。
全車にDCM(専用通信機)が標準装備になっています。
DCMに必要なT-コネクトのサービスが3年間無料になっています。
T-コネクトサービスは、専用オペレーターのサービスをはじめ、エアバックが発動するような大きな事故の時に、警察や消防に自動的に連絡する機能もあります。

引用:http://mfy2016.com/
大人気となったプリウスPHVの縦型モニターのT-Connectナビゲーションがメーカーオプションで選べるようになりました。
11.6インチのタッチディスプレイは、地図が見やすく使いやすいです。
価格は、Eグレードの2,518,560円~AプレミアムツーリングセレクションE-Fourの3,478,680円となっています。
装備が充実した主力グレードの価格が280万円前後の為、購入しやすい金額に設定されています。
JC08モード燃費で、人気グレード2WDのS、Aが37.2Km/Lで従来と変わらない燃費は、さすがトヨタのプリウスという存在感です。
トヨタプリウスの乗り心地は…どうなのか!?

引用::https://toyokeizai.net/
今までのプリウスというと燃費に注目されていました。
その「プリウス」=「燃費」というイメージは払拭する乗り心地にもトヨタは力を注いでいます。
0から作りましたと開発者が話すように、3代目プリウスまでの考えを0ベースにして、新たにTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)の設計思考で開発されています。
走りに拘ったポイントとして「低重心」があげられると思います。

引用:https://coofel.xyz/
フロント先端のトヨタマーク位置は3代目プリウスに比べて約7㎝も低くなっています。
このトヨタマークの高さは、トヨタのスポーツカー「86」と同じ位置に設定されています。

引用:http://kuruma-hack.net/
さらに足回りは、リアに「ダブルウィッシュボーン式サスペンション」を装備しています。
この「ダブルウィッシュボーン式サスペンション」は、トヨタ高級セダン「クラウン」で採用されているサスペンションになります。
ボディ剛性の向上の為、これまで加工が難しく3%ほどしか使えなかった超高張力鋼板を、新技術により19%も使用されています。
さらにレクサスにしか使われていなかったレーザー溶接を取り入れることにより、60%向上しています。
60%向上したことでドイツ車のVWゴルフよりも上回っているというデータになっています。
「低重心」と「ダブルウィッシュボーン式サスペンション」と強くなった「ボディ剛性」で、運転時に必ず起こる車の揺れを抑えることができ、走行安定性がかなり向上しています。
静粛性にも優れていて、モーターで走っているときはもちろんしずかですが、エンジンが作動しているときもほぼ気になりません。

引用:http://kuruma-hack.net/
さらにドライビングポジションは、人間工学に基づいてすべてのスイッチなどを手の届く位置と研究されて設計されています。
この設計により走行中にスイッチ操作をしたとしても最低限に留めることができ、運転に集中することができるようになります。
人は横揺れを感じたとき、運転に集中できずストレスが溜まるときに疲れを感じると言います。
優れた走行安定性、人間工学に基づいたドライビングポジション、トヨタが力を注いだTNGAによりプリウスは最適な乗り心地を提供してくれると思います。
長距離運転や高速走行ではなく、街中のドライブでも快適さを感じることができると思います。
トヨタプリウスの加速性能を報告します!

引用:https://www.youtube.com/
ハイブリッドシステムにはいくつかの種類があります。
トヨタプリウスが採用しているのは、シリーズパラレル式ハイブリッドシステムです。
このシステムは、エンジンとモーターの両方でタイヤを動かすという特徴があります。
走行状況に応じて、それぞれ効率のいい状態でシステム全体を制御してくれるシステムになります。
必要な時に、必要な力を、必要な分だけと、トヨタらしい発想で、エンジンとモーターが最適な持ち場で最大限生かすことにより、パワー走行と低燃費につながっています。
走行中モーターは発電を行いながら駆動力を伝えることができるのもこのシステムのいいところになります。

引用:https://www.youtube.com/
プリウスにはエコモード、ノーマルモード、パワーモードがあります。
ノーマルモードとパワーモードのタイムデータで比較します。
アクセル全開で加速タイムを計測する0-100km/hのタイムは、ノーマルモードで10.7~11.0秒。
パワーモードで9.4~10.0秒というデータがあります。
ノーマルモードとパワーモードの差はおよそ1秒で大きなデータの差はありませんでした。
実際乗ってみた感覚だと、かなりの差が出るのではないかと思っていました。
ノーマルモードとパワーモードの違いは、アクセルのレスポンスとアクセル感度に対するスロットル開度を変えたりすることだと思います。
ですので、パワーモードと言っても単純にエンジンパワーがアップするものではないと思います。
このタイムの差は、発進時の全開までのアクセルの踏み込み加減によるスロットル開度の反応で、1秒というタイム差になっていそうです。
1秒というタイム差ではありますが、先ほども話しましたが、実際乗ってみるとかなりの加速を感じることができます。
車のことをあまり知らない方でも、一瞬でその違いに気づくくらいのレベルです。
ただ、パワーモードを使うと、モーターとエンジンの双方を使う為、どうしても燃費の影響してきてしまいます。
パワーモードは常に使用するのではなく、高速道路などの合流地点などで使用するのがベストではないかと思います。
ノーマルモードでもシリーズパラレル式ハイブリッドシステムのおかげで、スムーズかつ滑らかな加速をしてくれます。
その為、個人的な意見にはなってしまいますが、ノーマルモードでもストレスなく走行するには十分ではないかと思います。

引用:https://niigata.toyopet-dealer.jp/
アイキャッチ画像引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design