英単語roomyは「広い、広々とした」の意味を持ちます。
そんな名前を付けられた「トヨタ・ルーミー」は生産はダイハツ工業が担当しているクルマで、トヨタ店、トヨペット店、ネッツ店、カローラ店のトヨタ4系列の販売店すべてに取り扱いのあるコンパクトカーです。
パワートレーンは排気量1000ccガソリンエンジンのみになっており、トヨタ車だけでなく各メーカーでも多くなってきているハイブリッド車の用意はないのにもかかわらず、人気を集めています。
トヨタ・ルーミーのスペックや乗り心地、加速について調べてみました。
トヨタルーミーのスペックはこれだ!

引用:https://toyota.jp
まず、クルマの情報を探していると必ず目にするスペック=specですが、specificationの略で、仕様。仕様書。規模、構造、性能などをまとめた表の意味があります。
スペックは、パソコンやスマートフォンなどの電子機器、自動車の燃費や出力などについて使われることが多くなっています。
それでは先に、ルーミーのサイズです。
全長・・・3,725mm
全幅・・・1,670mm
全高・・・1,735mm
室内サイズは、2,180 x 1,480 x 1,355 mm、ホイールベースは、2,490mm、最低地上高が130mmとなっています。
ルーミーは駐車や狭い道も楽々なコンパクトボディでありながら、5人が乗ってもゆとりのある室内空間が広がるため「プチバン」とも呼ばれています。
多彩なシートアレンジも可能で、以前トヨタから販売されていた「bB」「ラクティス」のような背の高いコンパクトカーの後継モデルと見ることもできます。

引用:https://response.jp
前述のように、ハイブリッドではないルーミーですが、燃費は決して悪くありません。
1.0Lエンジン2WD・・・JC08モード 24.6km/L
1.0Lターボエンジン2WD・・・JC08モード 21.8km/L
となっており、エンジン車でありながら、エコカー減税の適用は全グレードで取得税60%、重量税50%が軽減の対象となります。
ちなみに、カタログ燃費よりも実際に近い実燃費は平均が16.6km/Lで、やや劣ります。
低燃費の走りを支える装備も整っています。
エコドライブインジケーターは、エコな運転をしている時に点灯するので、その状態をキープして運転することで、楽しみながら節約できます。
クルーズ・コントロールは、高速道路のように信号がなく、ブレーキを頻繁に踏まなくても走行できる道で、アクセルペダルを踏まずに定速走行できる機能です。
長高速道路でのアクセル操作がほとんど不要になり足が疲れにくくなるため、長時間運転時の負荷を軽減します。
また、無駄なアクセルの踏み込みが抑えられることにより、エコドライブにもなりますが、足を離すのは危険なので足はブレーキペダルに乗せておくようにしましょう。

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さて、ルーミーは「セーフティ・サポートカーS<ワイド>」です。
セーフティ・サポートカーS<ワイド>とは、政府が交通事故防止対策の一環として普及啓発しているものです。
歩行者に対する自動ブレーキや、ペダル踏み間違い時の加速抑制装置など安全運転を支援する装置を搭載し、全てのドライバーの安全をサポートしています。

引用:https://kochitoyota.co.jp
ルーミーに搭載されている安全運転サポートシステムをいくつか紹介します。
クルマや歩行者を検知して安全運転をサポートする衝突回避支援システム
道路上の車線からはみ出しそうになると、ブザー音とディスプレイ表示でドライバーへ警報する車線逸脱警報機能
対向車のヘッドランプなど前方の明るさを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替えるオートハイビーム
信号待ちなどで前のクルマが発進したことに気づかない時は、ブザー音とディスプレイ表示で知らせてくれる先行車発進お知らせ機能
急ブレーキ時でもクルマを適切にコントロールできるEBD付ABS&ブレーキアシスト
などがあります。
トヨタルーミーの乗り心地は…どうなのか!?

引用:https://toyota.jp
広々とした室内空間でドライブを楽しめるトヨタ・ルーミーの運転席からの眺めは、「まさにルーミーな見下ろし感覚」と言えます。
地上高は700mmと高いアイポイントに加えてさらに、広いガラスエリア、水平基調のインパネによって、車両前方と周囲の状況をしっかり見渡すことのできる見晴らしの良さを実現しています。
また、フロントピラーに組み込まれたガラスが気になる死角を減らしています。

引用:https://toyota.jp
上の写真は、運転席シート上下アジャスター/チルトステアリングです。
ドライバーの体格に合わせて、シートの高さやステアリングの位置を最適なポジションに調整できるため、心地よい姿勢で快適なドライブを楽しめます。
高い座席と広い視界が高評価の運転席に対して、後部座席に関しては辛口な評価もありました。
「ガタガタと揺れるわけではないので問題はないが、けっこう硬め。」と、シートが硬く、突き上げが気になるという不満がクチコミでは聞かれました。
軽自動車ではないため、後部座席に3人乗ることができますが、大人が3人だときつめなようです。

引用:https://toyota.jp
ただし、広い室内空間には工夫も多くされています。
前後席間の縦移動、運転席・助手席間の横移動など前後左右に楽々移動ができるフロントシートウォークスルーは、車内での行き来をスムーズにできる便利さがあり、軽自動車との違いが出ています。
また、多彩なシートアレンジが可能で、普段の買い物からレジャー、スポーツまで柔軟に対応してくれます。
リヤシートを前方に格納させると、自転車やカーペットなどの大きく、長い丈の荷物も積載できます。
ラゲッジルームも様々なアレンジが可能で、デッキボードを跳ね上げれば、高さのある荷物を、リヤシートをダイブインさせてボード裏面にある防汚シートを展開すると、自転車などを積んだ際に室内を汚すことなく積み込めます。
ラゲッジルームへの室内高は、527mmで、重い荷物を無理に持ち上げる必要はなくなっています。
トヨタルーミーの加速性能を報告します!

引用:https://toyota.jp
トヨタ・ルーミーは、トールなボディでありながら、幅広いスタンスを実現しています。
トヨタによると、ボディの剛性を強化するとともに、サスペンションの剛性アップを図ったことで、高速走行のコーナリングや車線変更の際にも、スムーズな動きで揺れを少なくし安定させているそうです。
ルーミーに搭載されている1.0L 1KR-VET VVT-i ターボエンジンは、1.5Lクラス相当のトルクを幅広い回転域で発揮するエンジンです。
走りの楽しさと燃費の良さを両立させており、高速道路でもストレスを感じない加速性能を実現しています。

引用:https://response.jp
何度も書かせてもらっていますが、ルーミーはハイブリッドカーではないにもかかわらず、
1.0Lエンジン2WD・・・JC08モード 24.6km/L
1.0Lターボエンジン2WD・・・JC08モード 21.8km/L
という燃費の良さを備えています。
トヨタによれば、「登り坂での加速・追い越し性能を磨き上げることで、坂道をスムーズに登っていける力強さを実現しています。優れた燃費性能に加え、街中での走りでは、アクセルを踏んだ分だけ気持ちよく加速します。」ということです。

引用:https://toyota.jp
さて、実際に試乗した人によるクチコミは以下のようになっています。
「運転を楽しむようなクルマではないけれど、重心感は適度で、スムーズな運転を心がければカーブや山道でも不安になるシーンはめったになかった。パワーステアリングは軽すぎない適度な重さで扱いやすい。」
「ブレーキ性能は車格にあった自然な感じでした。」
「赤信号で停止した後の加速時のエンジンは、ちょっとうるさいかなという気がしました。」
まずまずの評価となっていますが、走行性のを求めるユーザーには物足りなさもあるようです。
高速道路での移動や山道を走ることがが多い場合は、ターボエンジンの方が力強く走れるという意見も多くみられました。
アイキャッチ画像引用:https://toyota.jp/roomy/