トールワゴン型コンパクトカーとして有名なトヨタ・ルーミー。
市街地でも取り回しの良いコンパクトサイズと広い室内空間を併せ持つ車です。
そんなルーミーですが、やはり買うなら値引きしていただきたいですよね?
では値引き相場はどれほどなのでしょうか?
また値引き限度額はどのくらいでしょうか?
目次
トヨタルーミーの値引き相場はどのくらい?
引用:https://toyota.jp/roomy/grade/special/
物の値段は、仕入れた価格そのままで決めるわけではありません。
ある程度色を付けて値段を決め、その色分を利益とするのは当たり前の話です。
それは車も同様で、ある程度の利益を見越して価格設定がなされています。
しかし現代、家電をはじめとして高額商品は「値引き交渉」が当たり前となり、顧客も最初に提示した小売価格では買ってくれない場合があります。
そうするとメーカーは「値引きを見越した」小売価格をはじめから設定するわけです。
その結果、実際は最初の価格設定よりも安く変えたにもかかわらず値引きをしないまま言い値で購入し、泣きを見る人がいるわけですよ。
「もっと安く買えたのに値引き交渉しないまま買ってしまった」と後で後悔するくらいなら、今すぐにでも値引き交渉の方法を考えてから望みたいものです。
車を買う前にこのサイトを見つけられた皆さんはラッキーでしたね。
というわけで、ルーミーの価格設定だって値引きを見越した価格が提示されているはずです。
言い換えれば、それだけ値引きのチャンスもあるということでしょう。
引用:https://response.jp/article/2016/11/10/285171.html
1月現在のルーミーの値引き相場は、本体価格18万円、オプション価格込みで20万円ほどで推移しています。
昨年度10月に年次改良がおこなわれた影響でここ数か月は値引き額が渋かったのですが、年次改良から3か月経過して少しずつ持ち直してきました。
あと2か月で3月、ここまでくると20万円を超える値引き額も期待できるでしょうから、少なくとも初売りが終わりつつあるこの季節は車を買うのはじっと待った方が良いかもしれません。
3月は毎年自動車税が0円になることから買う側も売る側も気合が入る時期で、値引き額も大いに期待できます。
というわけで現状の値引き相場はトータル20万円前後ですが、今後に期待してここは待っておいた方がよいでしょう。
引用:https://toyota.jp/roomy/interior/
ちなみに、ごくまれに「通常の2倍以上の額を値引きしてもらえた人の例」を見ることがありますが、あれは多くの場合裏があります。
というのは「古い車の下取り価格をあえて安く見積もって、差額をルーミーを大目に値下げしたように見積もる」という場合もあるからです。
例えば同じ80万円の値引きでも「古い車の下取り額が30万円で50万円値引きしてもらう」のと「古い車の下取り額が50万円で30万円値引きしてもらう」のではどちらも同じですが値引きに成功しているのは前者の方です。
やたら値引き額が多い例がある場合、このように古い車の下取り額をサバ読んでいる可能性があるので、鵜呑みにするのはいったん控えましょう。
トヨタルーミーの値引きの限度はどこまでいけるか!?
引用:https://toyota.jp/roomy/performance/
つづいて、ルーミーの限界値引き額について考えてみましょう。
上記の「トータル20万円」の値引きはあくまで「相場」。
実際にはこれよりも多くの値引きを引き出した猛者はいるのです。
その彼らがはじき出したデッドラインこそが「値引きの限度」です。
我々も値引きに臨むのであれば、この限度を引き出してみたいもの。
というわけで、ここ2年でルーミーを買った方を参考に「値引きの限度額」を算出してみたいと思います。
CASE1
購入地域:大阪府
購入グレード:カスタムG
車両値引き額:30万円
オプション値引き額:30万円
合計値引き額:60万円
CASE2
購入地域:千葉県
購入グレード:G
車両値引き額:10万円
オプション値引き額:20万円
合計値引き額:30万円
CASE3
購入地域:群馬県
購入グレード:カスタムGT
車両値引き額:25万円
オプション値引き額:5万円
合計値引き額:30万円
CASE4
購入地域:岐阜県
購入グレード:G
車両値引き額:20万円
オプション値引き額:5万円
合計値引き額:25万円
CASE5
購入地域:千葉県
購入グレード:GT
車両値引き額:30万円
オプション値引き額:0万円
合計値引き額:30万円
引用:価格.com
引用:https://toyota.jp/roomy/interior/
上記5ケースは、通常以上にルーミーの値引きに成功した方々のケースです。
この方々を参考にルーミーの限界値引き額、そして限度額を狙えるケースを考えます。
まず、上記を見るに値引き額の地域差はなさそうです。
関東、近畿、そして関西方面と、全国の中でもバランスよくちらばっています。
吸収や東北地方の名前がありませんが、そもそも購入事例の数が少ないのであまり参考にしていません。
強いて言うなら千葉県あたりが優勢でしょうか。
また、値引きに成功したモデルはほとんどG、もしくはカスタムモデル。
つまり、元値が高い方が値引き額が大きいということ、まあ当たり前ですね。
そして、値引き事例は2WD車が圧倒的多数でした。
純粋な母数の差でもありますが、値引き交渉に挑むには2WD車の方が都合がよさそうです。

引用:https://toyota.jp/roomy/exterior/
最後に価格ですが、本体価格は20~30万円、オプション価格は15~30万円を推移しています。
以上、これらの情報を考察すると、限度値引き額とそれを狙える条件は、以下の通りです。
○グレード:G(2WD)
○本体値引き額:25万円
○オプション値引き額:20万円
○トータル値引き額:45万円
このような具合でしょうか。
とことん狙っていくなら、このラインを狙いましょう。
トヨタルーミーでの値引き目標はここだ!
さて、ここまで値引きの「相場」と「限度」をご紹介してきました。
徹底的に限度額を狙うのも構いませんが、多くの人はそこまでいくのは難しいでしょう。
でないと「限度」と定めた意味がありません。
限度額にギリギリ届くかわかりませんが、狙えそうな「目標額」を決めておきましょう。
というわけで、以下のラインが目標でしょうか。
○本体値引き額:20万円
○オプション値引き額:15万円
○トータル値引き額:35万円
ここまで狙えれば上出来でしょう。
どちらか1つでも限度額に乗せられれば素晴らしい戦果です。
では、この目標を目指して値引き交渉に赴くわけですが金額だけ武装しても意味がありません。
というわけで、値引きのテーブルに着く際に有効な「コツ」を僭越ながらご紹介します。
①古い車はディーラーに売らず「買い取り業者」に売る
ディーラーの仕事は車を「売る」ことと車を「直す」こと。
つまり車を「買う」のは本来ディーラーの仕事ではありません。
そのため、ディーラーの下取り額などたかが知れています。
買い取り業者とは車を「買う」ことを仕事にしている業者です。
買った車をどうするかは企業次第ですが、厳しいプロの目から見た正確な査定で、自身の愛車の価値を正確に判断してもらえ、適切な金額を提示してもらえるはずです。
また最近では「無料一括買取査定」として、インターネット上で情報を送信することで複数の買い取り業者が自身の車を一斉に査定してくれるシステムもあり、非常に便利です。
業者間で競争をしてもらえるので、思いのほか高く売れることがザラです。
下取りと買取りでは30万円以上違うのは当たり前ですから、是非とも買取り業者の査定を依頼してみてください。
②ライバル車と競わせる
引用:https://toyota.jp/tank/grade/special/
つまるところ値引きも「競争」ですから、競う相手がいれば当然値引き額の増加も期待できます。
ルーミーのライバル車といえば同メーカーの「タンク」もしくは「スバル・ジャスティ」「ダイハツ・トール」「スズキ・ソリオ」などが挙げられます。
ルーミーの交渉をする前にあらかじめこれらの車を取り扱ってるディーラーへ「その車を買いますよ」的な雰囲気を醸し出しながら赴いて、一定量の値引き額を引き出しておきます(実はこれ、値引きの練習としてもアリです)。
個の値引き額をもってトヨタディーラーへルーミーを見に行き「ルーミーの××という機能が魅力的で購入を考えているが、スバルディーラーに言ったら20万円ほど値引きを提示され揺れている」というように今度は「ルーミー超欲しいですよ」という雰囲気(実際欲しいわけですが)を醸し出して相談するのです。
これによりいつも以上の値引きを引き出せる可能性がありますが「××」の部分を具体的にして相談するとより効果的です。
以上、他にもたくさんポイントはありますが、あまり多くても困るでしょうからこれだけは押さえてみてください。
引用:https://toyota.jp/roomy/exterior/
今回はルーミーの値引きについてご紹介しました。
値引き交渉は積極的に、自分からどんどん進んで行いましょうね。
アイキャッチ画像引用:https://toyota.jp/roomy/