今回は、2018年11月にマイナーチェンジも行われ話題の
ファミリー向けコンパクトミニバン、トヨタ・ルーミーのメンテナンスについてご紹介します。
意外と知らないオイル交換の時期や選び方を3つのポイントにまとめてみました。
トヨタルーミーのエンジンが不調…オイル交換時期?

引用:http://cleanyourcar.jp
なんだか、エンジンの調子が悪いな?なんて思うことはありませんか?
ガソリンは満タンなのに・・・。
そういう時には、オイルを確認してみましょう。
自動車にはいくつかの種類のオイルが使われていますが、今回は、エンジンオイルにフォーカスします。
それでは、エンジンオイルは、いつごろ交換するのが良いでしょうか?

自動車によっても変わってきますが、一般的には以下のように言われます。
・通常の使用で15,000kmまたは、1年毎に交換する
ただ、これも目安であり、例えば、軽自動車やターボなどの過給器付きエンジンの場合は早めに交換することがおすすめです。
ディーゼル車はガソリン車よりも早い時期で交換した方が良いようです。
特に、軽自動車やターボ、スーパーチャージャーなどのエンジンが高回転になる、高負荷がかかる場合はオイルの交換に気配りが必要です。
トヨタ・ルーミーの場合は標準のモデルですとターボはつきませんので、通常の15,000kmまたは、1年毎に交換すれば良いかと思います。
交換時期の目安がわかりましたので、なぜオイル交換が必要か?という点を補足します。

引用:http://cleanyourcar.jp
オイル交換時期がわかっても、なぜか?を知らないと、交換の大切を見落とすかもしれません。
では、なぜエンジンオイルの交換が必要かというと、「エンジンの潤滑」を保つために必要だからです。
オイルが各部を潤滑していくと金属間の摩擦などで高分子がせん断され潤滑性能が低下してきます。
また、エンジン内部で燃料が燃えた際に発生する煤(スス)や、金属の摩耗粉、水分の混入により、オイル自体の性能がだんだん劣化してしまいます。
また、とても少量ですが、走行しているうちに徐々に消費されてしまうため量が減少します。
オイルが劣化、減少すれば、潤滑性能が低下し、エンジンの回転の低下、負荷の増加によってエンジンが損傷、不調にいたります。
このような状態を把握するために日常的な点検時はとても重要です。

引用:https://paultan.org/2016/11/09/toyota-roomy-tank-minivans-launched-in-japan/
今後、あるいは今、トヨタ・ルーミーに乗る際には、定期的にエンジンオイルの汚れや量を確認し、必要であれば補充や交換してください。
併せて、エンジンオイル交換時には、もう一つ交換が必要です。
それは、オイルフィルターです。エンジンオイルに混入した不純物を取り除く役目を持つこのフィルターは、長期間使っていると不純物で汚れ、オイル内の不純物を除去できなくなります。
エンジンオイルの性能低下の速度が早まるだけでなく、フィルター自体が詰まる原因になります。
オイルフィルターについて交換の目安はオイル交換2回ごとに1回というのが一般的です。
トヨタ・ルーミーを快適にかつ、安全に乗り続けるためにエンジンオイルの交換にも気をつけてください。
トヨタルーミーのオイル量は?オイル粘度は何を選ぶ?

引用:https://toyota.jp/roomy/
さて、オイルの大切さをご紹介しましたので続いて、トヨタ・ルーミーのエンジンオイルの量や耳慣れないオイルの粘度についてご紹介します。
トヨタ・ルーミーのエンジンオイルの量は、2.9リットルです。
小型のためか、とても少ない量です。
大型トラックですと、30リットル以上入る仕様もありますのでコンパクトさがわかります。
あまり多く入れることになるとその分、オイル量に正比例し、価格も上がっていきますのでコンパクトカーでは、小さい方が良いかもしれません。
ただ、量が少ない分、前述のとおりこまめな点検が必要そうです。
さて、オイルを選ぶ上で価格のほかに粘度という基準があります。
先に粘度についてご説明します。
粘度とは?
エンジンオイルは「低温時では硬く、高温時では柔らかい」という特性を持っています。
その粘度を表した代表的なもの一つとして「SAE規格」があります。
例えばSAE規格で「5W-30」とある場合は、オイルの「低温時での粘度と高温時での粘度」を表します。

引用:http://www.reno-auto.net
左側半分の数値=5W が「低温での粘度」で、「5W」の「W」とは、ウインター(冬)を表し、寒い冬での粘度の度合いを表しています。この数値が小さければ小さいほど「低温時でも柔らかいオイル」ということです。
「朝一のエンジンの始動性が良い」ことや、低粘度のため「燃費が良い」などの効果があります。
また、後ろの数値(30)は「高温時での粘度」です。
数値が大きければ大きいほど「高温時(エンジンが高回転)でも、硬さを保ったオイル」でいうことです。
スポーツ走行などをする場合に向いています。
「0W-20」や「5W-20」といったとてもに低粘度なオイルもあります。

引用:https://toyota.jp
低燃費オイルとカテゴリされるもので、主に「エコカー」向けのエンジンオイルです。
とても燃費がよいため、トヨタ・ルーミーにも適しているかと思います。
ちなみにトヨタの公式ページでも、一部紹介がありますので、詳しくは公式ページも探してみてください。
どんな状況で利用するのか?
燃費かスポーティな走りか、はたまた寒い時期によく使うのか?など「エンジンの種類や運転の状況、住んでいる環境」に合ったエンジンオイルを選択することが大切です。
トヨタルーミーのオイル交換費用はこのくらいかかります

さて、最後にトヨタ・ルーミーのメンテナンス費用です。
エンジンオイルや交換費用はどの程度かかるでしょうか?
まずは、ディーラーを想定してみます。
オイルなどのメンテナンスは車を購入したディーラーにお願いする場合が多いかと思います。
そのため、オイル交換待ちの人が多く、時間が多少かかります。
しかし、お客様としてきちんと扱われ、飲み物やお菓子がふるまわれますし、信頼できる担当がいればディーラー一択という運びになりそうです。
また、トヨタ・ルーミーはファミリカーです。子供のがための遊びのスペースもあり待ち時間も苦にならないかもしれません。
さて、ディーラーの価格はどうでしょうか?
価格は、各自動車のクラスで違うようです。
トヨタ・ルーミーですとラクティスクラスだと試算し、5,000円前後といえそうです。
オイルフィルターは、交換する工賃は、2,000円程度のようです。
ディーラーでオイル交換すると工賃で7,000円程度は必要となりそうです。

引用:https://toyota.jp
マジェスタクラス
0W-20:7,611円/1台
5W-30:6,853円/1台
クラウンクラス
0W-20:6,891円/1台
5W-30:5,965円/1台
プリウスクラス
0W-20:5,965円/1台
5W-30:5,246円/1台
ラクティスクラス
0W-20:5,142円/1台
5W-30:4,526円/1台
軽自動車クラス
5W-30:3,805円/1台
※オイルフィルター 共通2,160円/台では、安く交換する方法はないのでしょうか?
それは、自分で交換することです。
実際は、それほど難しいことではなく、やり方を覚えれば誰でもできるようになると思いますので
参考に以下にご紹介します。
トヨタ・ルーミーのオイル交換方法
(1)ジャッキアップする

引用:https://minkara.carview.co.jp
(2)運転席側のアンダーカバーを外す
(3)オイルを受けるためのトレイ(バケツ)と用意する(3リットル程度)
(4)新品のオイルを注入
交換自体は、それほど難しくありません。ネットのオーナーの情報を見ても
だいたい30分程度で作業を終えているようです。
いかがでしょうか?
トヨタ・ルーミーも自動車です。走行性を重視しなくても、メンテナンスは重要です。
重要な点は、以下の3点です。ぜひ、オイルの交換・選択の参考にしてみてください。
(1)オイルの交換は、一般的15,000kmか1年に一度程度
(2)オイルは環境に応じて選択する。燃費重視であれば低粘度のオイルもあり
(3)安くオイル交換したいなら自分で交換