日産セレナといえば国内でも超人気のミニバンですよね。
ファミリーでの利用はもちろん、友人とのアウトドアやゴルフ楽しみ方、使い方は無限大です。
そんなセレナの気になる燃費。
ガソリンモデルからハイブリッド、さらには最新のe-powerと多岐にわたっているようですが、
その詳細を調べてみましたので、ご紹介します。
日産セレナの燃費は?
さて、セレナの燃費は実際のところ、どのようなものでしょうか?
3列シートのミニバンといえば、広い居住区間を確保する代わりに、燃費は犠牲にしている印象もありますが・・・・
レギュラーガソリンが150円/リットルにまでガソリン価格が高騰するなか、
セレナの大きな車体を動かすには一体、どれだけのお金がかかるんだ、、、、と不安に思う方も多いことでしょう。
そこで、セレナの燃費って実際どうなの?ってところを少しばかり調べてみました!!!
ちなみにですが、初代セレナが誕生したのは1991年。
その後、2代目の1999年~、3代目の2005年~、4代目の2010年~と世代を重ね、2016年からの5代目が現行モデルとなっています。
最新の5代目の通所のガソリンモデルの燃費は以下のようになっています。
■e-POWERX・・・・・・・・・・・・・・・・・26.2㎞/L
■e-powerハイウェイスター・・・・26.2㎞/L
■S・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15.0㎞/L
■X・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17.2㎞/L
■G・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16.6㎞/L
■ハイウェイスター・・・・・・・・・・・・17.2㎞/L
■ハイウェイスターG・・・・・・・・・・・16.6㎞/L
■e-POWER XV・・・・・・・・・・・・・・・26.2㎞/L
■e-POWER ハイウェイスターV・・・26.2㎞/L
■XVセレクション・・・・・・・・・・・16.6㎞/L
だいたいこんな感じです。
おおむね通常のガソリンモデルで15~17㎞/L程度。
3列シートのミニバンとしてはこれでも十分すぎるくらいの成績です。
さらに特筆すべきは日産の誇る新システムe-powerのモデル。
軒並み26㎞/Lを超える数値を誇っており、とてもじゃないですが、ミニバンとは思えない、
そんな低燃費仕様になっていることがわかります。
日産セレナの実燃費は?燃費確認してみた
ガソリン価格の高騰が続き、レギュラーガソリン1Lが150円前後する昨今。
低燃費のセレナはまさにドライバーの救世主といっても過言ではないでしょう。
ただ、気にかかるのは、メーカーの謳うカタログ値って本当にでるのかということではないでしょうか?
カタログ値では感動さえ覚える低燃費のセレナですが、
メーカーの燃費測定テストは当然、プロのドライバーがベストの路面条件において測っています。
では、実際にユーザーさんが日常生活の中で運転したら、どうなるのでしょうか?
そのあたりを「みんカラ」などに寄せられている意見を見てみると・・・・
通常のガソリンモデルについては、10㎞/L程度と感じている人が多いようです。
一方、e-POWERについては16㎞/L程度との意見が多いように見受けられます。
やはり、、、、といった結果ではあります。
カタログ値に対して約6割程度が実燃費ということになるようです。
ただ、通常モデルについては、10㎞/Lというごくごく平凡な数値ではありますが、
e-powerについては3列シートのミニバンとしては十分過ぎる燃費といえるのではないかと思います。
競合車種のホンダステップワゴン、やトヨタのノアの実燃費について同様に「みんカラ」で意見を調べてみると、
こちらもガソリンモデルで10~15㎞/L程度、ハイブリッドモデルで16~20㎞/Lと感じているユーザーの方が多いようです。
グレードなどによってはライバル車のほうがやや優勢な場合もあるようですが、決して見劣りすることのない実燃費といえます。
ちなみに「みんカラ」の意見の中には、セレナで高速道路を走行して38㎞/Lを記録したという猛者もいらっしゃいます。
ドライバーの運転の仕方次第で燃費はかなり伸びていくようです。
セレナにも燃費計が装備されていますので、ご自身のエコドライブの腕前を全国の猛者と
競うというのもドライブの楽しみ方のひとつとしておもしろいかもしれません。
日産セレナは燃費向上しているの?
5代目の現行モデルについて、燃費を見てきましたが、
過去のモデルに比べてセレナの燃費は向上しているのでしょうか。
結論から言えば、持続的な研究開発によって燃費は劇的に改善しています。
まず、日産自動車全体の取り組みを見てみます。
日産自動車では、現在の成熟した自動車市場の現状や新興国市場の拡大に伴い、
持続可能なモビリティ社会を築くために、エンジン搭載車の燃費を究極的に高めていくことを目標に掲げています。
エンジンのエネルギー効率の向上やトランスミッション性能の改善、ハイブリッドシステムの開発など・・・・
様々な取り組みを推進し、CO2排出量の少ない車=燃費の良い車を「PURE DRIVE」と呼び、新車への技術投入を測っています。
その努力の甲斐あって、2014年度には、2005年度比で35%企業燃費を改善達成しています。
2016年度での達成という当初目標を2年も前倒ししており、企業としての使命感や熱意を強く感じます。
さて、あらためてセレナについて燃費をみていきます。
一世代前の4代目モデルの燃費を見て見ると
最も数値の良いグレードで15.4㎞/Lです。
対して現行5代目はガソリンモデルでも軒並み16㎞/Lを超えてきています。
そして、すごいのがe-POWER。
先ほど見ていただいた通りe-POWERのカタログ燃費は26㎞/L台。
4代目モデルまでなかったこのe-POWERの登場がセレナの燃費をミニバンらしからぬレベルにまで
引き上げたのです。これも燃費改善に向けて日産の努力の結晶といったところでしょう。
ところでここまで当たり前のことのようにe-POWER、e-POWERと連発してきましたが、
そもそもe-POWERというものをみなさんはご存じでしょうか?
e-POWERとはモーターを動力とし、搭載したエンジンは発電専用に用いる仕組みとなっている日産独自のパワートレインです。
トヨタのプリウスなどのハイブリッド車は、エンジンとモーターのそれぞれを動力とし、
走行シーンに合わせて一方のみを利用するか両方を併用して走行しています。
対して日産のe-POWERは、モーターのパワーのみで走行。エンジンは発電専用でエンジンは動力としては利用しません。
このモーターは日産のリーフに使用されているものと同じで、
日産だからこそ実現できた車の形といっても過言ではないかもしれません。
排ガス規制等も年々厳しくなっていく中、世の中の車はリーフのような電動へと軸をうつしていくことでしょう。
e-POWERを搭載したセレナは移り変わる時代の中ほどに位置する存在といえるでしょう。
いつの日か、完全な電気自動車となったセレナでガソリン価格を気にすることなく、
思い切りドライブできる日がくるのが待ち遠しいですね。
アイキャッチ画像引用URL:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena.html