トヨタ・シエンタは、運転しやすいのでしょうか?
安全性はどうなのでしょうか?
自動ブレーキの効きや、横滑り防止機能の性能について
紹介していきます。
目次
トヨタシエンタは運転しやすい?しにくい?

引用:https://toyota.jp/
2015年にフルモデルチェンジをし、2018年9月にマイナーチェンジをした
トヨタシエンタは、運転しやすいのでしょうか?それともしにくいのでしょうか?
車を買い替える時や試乗をする際に、一番気になる部分だと思いますが、
実際は走行前の印象が大きいと感じませんか?
それは運転席に座った印象が、その車に対してのイメージや評価に繋がるぐらい
大きいと思うのですが、いかがでしょうか?
そこでまず運転席の座り心地をまとめました。

引用:https://toyota.jp/
運転席の座り心地
シエンタの運転席のシートは、程良くクッションが固めで安定感がある上に
背もたれの両端がホールドしているので、運転席に座ると体が固定される感覚があります。
今まで平面の背もたれの車に乗車されていた方は、最初「おぉ?」と驚かれるかもしれません。
いうなれば近未来的な乗り物に乗車した感覚です。

引用:https://toyota.jp/
そしてこの座り心地は、通勤が長距離な方やドライブに良く行く方は疲れにくく、
安定したハンドリングが出来ると思います。
しかもなんとシートが、上下に最大60mmの調整が可能なのです。
ニュートラル位置から上に30mm、下へ30mmの調整になりますが、
ご自身の身長に合わせるだけでなく、例えば妊婦さんが、
お腹が大きい時は、腰に負担がかからないような高さに調整をして、
産後は、乗り降りがしやすいように低めに合わせる事も可能です。
視界の見え方
昨今、どの車種もフロントが大きいので差異が大きくないように感じますが
シエンタの場合は、どうでしょうか?
新型シエンタは、フロントピラーのスリム化によるワイドビューの視界を確保していますが、
ミニバンというよりもコンパクトカーを伸ばした形状になるので、
思っていたよりも見やすい印象のユーザーは多くないように感じます。
しかしドアミラー内側の位置に小窓が設けられているので、
自転車や歩行者に気付きやすくなっています。
ただ軽自動車に乗られていた方が、家族が増えた等を機にシエンタに買い替えた場合、
ボディの先端が全く見えないので、どこまで前に詰めていいのか、少し慣れる必要があります。
車体を横から見て頂くと、シエンタのデザインの特徴でもあるフロントの形状が、
かなりカーブをしていますよね。フルモデルチェンジの際は、斬新すぎて賛否両論ありましたが、
今ではスタイリッシュなボディの人気車種になっています。
ハンドリング
いよいよ走行です。ハンドリングは、どうでしょうか?
シエンタの全長は、4,260mm 高さ1,675mmになります。
そのコンパクトなボディを最少回転5.2mで回れるので、
市街地の走行や駐車場での切り返しもスムーズです。
特に立体駐車場に駐車する際、駐車場によっては通路の幅が狭かったり、
奥に駐車するしかない時、切り返しを何度もする時に
思うように車体を動かせない事はストレスになりますよね?
実際に運転をしてみると、軽自動車並みの小回りに驚くと思いますよ。
トヨタシエンタの安全性はどうなのか?自動ブレーキの効きは?

引用:https://gazoo.com/
昨今の車の安全性の向上は、目を見張るものがありますが、
シエンタには、どんな安全装置が装着されているのでしょうか?
自動ブレーキの効きはどうなのかをまとめました。
安全装置
車に装着されていると安心する安全装置の中で、障害物への対応が一番ですよね。
シエンタには、Toyota Safety Sense・衝突回避支援パッケージが搭載されています。
上部の画像にありますように、プリクラッシュセーフティと言って、
まず単眼カメラで人や先行車を認識します。
更にミリ波レーダーにて、遠くの距離までも感知するのですが、
雨や夜間などの環境の影響を受けないレーダーなのです。
しかも低速から高速まで、幅広い速度に対応するので安心ですよね。
次に例えば住宅街や通学路を走行している時、死角から人の飛び出しがあった場合等
直ぐに安全装置が働くのでしょうか?
自動ブレーキがかかるまで、どのような過程があるのでしょうか?
自動ブレーキ
衝突の可能性がある場合は、まず警報でドライバーに知らせます。
そこでドライバー自身がブレーキを踏むのですが、そこで終わらないのです。
何と踏んだブレーキをアシストしてくれるのです。
急ブレーキを掛けた際、十分強く踏み込めていない場合に補助してくれるので、
女性や高齢の方は安心ですよね。
そして警報が鳴っているのに、ブレーキを踏んでいない場合は、
自動ブレーキが作動して衝突を回避します。

引用:https://gazoo.com/
その自動ブレーキは車や人のみならず、静止物への衝突を予防回避する
インテリジェントクリアランスソナーになります。
店舗前に駐車した際、アクセルとブレーキを踏み間違えてしまう事例が繰り返し起きています。
今まではそうならないようにドライバーに全て委ねられていましたが、
車が事前に回避する時代になったのです。
踏み間違いが起こるならば、それが起こらないシステムを構築する。
決して過信してはいけませんが、ドライバーを守る予防安全の進歩は、
車だけでなく歩行者や社会の安全に寄与していると思います。
車線逸脱警報 (レーンディパーチャーアラート)
ドライバーがウインカーを出さずに車線変更をしようとすると、
事故の軽減と未然に防ぐため、表示とブザーでの警告で回避します。

引用:https://toyota.jp/
正面衝突の事故等で、どちらかの車が対向車線に進入する事例が多いならば、
それを未然に防ぐのが、車線逸脱警報 (レーンディパーチャーアラート)なのです。
先行車発進告知機能
信号待ちをしている時に、ナビゲーションやオーディオの設定をしていると、
信号が変わっている事に気付くのが遅くなってしまいませんか?
クラクションを鳴らされると焦ってしまいますよね。
信号待ちだけでなく、渋滞時に先行車の発進に気付かないでいると、
先行車発信告知機能が働き、ブザーと表示で知らせてくれます。
これらの予防安全は、何と2015年最高ランクの「ASV+」を獲得し、
同年「ファイブスター賞」を受賞した事が評価されているのです。
トヨタシエンタの横滑り防止機能の性能はいかに!?
横滑り防止機能とは、どのような働きになっているのでしょうか?
その性能は、どのようなものなのでしょうか?
まず機能について説明をします。
横滑り防止機能とは?
そもそも走行をしている時に、どのような状況になると横滑りになるのでしょうか?
恐らく一番多いのが雪道ではないでしょうか?
特にアイスバーンになってしまった路面は、ハンドル操作の意図していない方向に
タイヤが滑っていきますよね。
都市部でも寒波によって数㎝の積雪になる時があります。
その際、運転だけでなく車の装備が不十分なため、
横滑りが起きた車同士が接触する事故が多発してしまいます。
では雪道でなければ、必要はないのでしょうか?
天候による状況だけでなく、カーブを曲がる時に外側に膨らんだり、
内側に巻き込む状況になったりして、車が不安定な状態や危険を察知すると、
さまざまな箇所に設置されたセンサーによってプログラムが、
自動的にブレーキやエンジンの回転数を制御してくれるのです。
横滑り防止機能の性能は?

引用:https://toyota.jp/
多くの車種に搭載されている横滑り防止機能ですが、
各メーカーによって、名称がそれぞれになります。
シエンタの場合は、「横滑り制御機能」です。
その性能ですが、まず四輪それぞれにブレーキとエンジンの出力が制御される
「横滑り抑制機能」が働きます。
更にタイヤの空転を感知すると「タイヤ空転抑制機能」も働く事によって、
横滑りが防止され安定した走行が可能になるのです。
市街地を走行していても、いつ飛び出しや障害物を避けようと、
急にハンドルを切る事があるかもしれません。
その様な時に、安定した走行に自動で立て直される事は心強いですよね。
アイキャッチ画像引用:https://toyota.jp/sienta/