トヨタシエンタは、見ていてワクワクするようなカラフルな色使いに、コンパクトなボディサイズながら7人も乗車できるのでファミリーカーとして人気の車です。
トヨタの先進的機能も装備されているので、新車で購入を考えるとローン設定はどれ程になるのか気になるところです。
そこで今回は、トヨタシエンタを新車で購入した場合の見積もりとローン設定シュミレーションをしてみました。
更に、現在各自動車メーカーが打ち出している「残価設定型ローン」とはどのような内容なのか?
残価設定型ローンのシュミレーションも一緒に検証したいと思います。
トヨタシエンタのローンはどのくらい?

引用:https://toyota.jp/
もし、トヨタシエンタをローンで購入するなら月々の支払い額がどのくらいになるのでしょうか?
ローンを組む際は頭金やボーナス支払い、何回払いなどの細かい設定で月々の支払い額が変わるので、今回の記事ではわかりやすく
「頭金なし・ボーナス支払い無し」のフルローン設定で、36回払い・48回払い・60回払いの3パターンで検証してみます。
車体価格の見積もり

引用:https://toyota.jp/
ローンの支払いシュミレーションを組む前に、車両価格を決めたいと思います。
まず一番大事な車のグレードは、下取りを踏まえて人気グレードの7人乗りG”cuero”のハイブリッド車にします。(¥2,532,600)
車体カラーも人気色の「ホワイトパールクリスタルシャイン」(¥32,400)
続いてメーカーオプションです。
・185/60R15タイヤ&15×5 1/2Jアルミホイール(センターオーナメント付) ¥48,600
見た目にこたわらないので、ホイールは一番リーズナブルなものにします。
・ナビ T-Connectナビ(ステアリングスイッチ付)ナビレディパッケージ用¥146880
ナビは今の時代どうしても必要なので、下取りに有利な純正の中で安めのナビをチョイスします。
・フロントガラススーパーUVカット&シートヒーターパッケージ¥39960
ドライバーへの紫外線対策としてオプションを付けます。
・セーフティセキュリティSRSサイドエアバッグ(運転席・助手席)+SRSカーテンシールドエアバッグ(フロント・セカンド・サードシート)¥48,860
万が一に備えてエアバッグはつけておきます。
・パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ¥50,760
このような車体になりました。

引用:https://toyota.jp/
運転が苦手な方でも安心して車庫入れできるように、そしてなにより車に傷を付けたりして下取り価格に影響が出ないためにも、付けておきましょう。
その他オリジナルアクセサリーは見た目にこだわらないので、少しでも安く抑えるためにオリジナルアクセサリーオプションは無しでいきます。
以下、合計金額になります。
車両価格まとめ
車両価格 ¥2,532,600
メーカーオプション価格 ¥220,320
販売店装着オプション価格 ¥146,880
税金や、諸費用まとめ
税金・保険料 ¥42,480 内訳(自動車税 ¥5,700 自動車取得税 ¥63,300 減税額 -¥63,300 自動車重量税 ¥22,500 減税額 -¥22,500 自賠責保険料 ¥36,780)
販売諸費用 ¥65,727
リサイクル料金 ¥10,360
合計¥3,018,367
このような具合に、あっという間に300万円までになりました。
もちろんまとまったお金を用意していない状態での価格になります。
ミニバンで、機能オプションも最低限そろえているので妥当な金額でしょう。
トヨタシエンタをフルローンで見積もりシュミレーション

引用:https://www.pakutaso.com/
頭金なし、ボーナス支払い無し、フルローンで見積もりした場合です。
フルローン36回払い
金利7.80%
初回いくら¥92,451
2回目以降¥91,000×35回
支払い総額¥3,277,451
フルローン48回払い
金利7.80%
初回いくら¥73,775
2回目以降¥70,800×47回
支払い総額¥3,401,375
フルローン60回払い
金利7.80%
初回いくら¥59,017
2回目以降¥58,800×59回
支払い総額¥3,528,217
ローンまとめ

引用:https://toyota.jp/
以上が、3,031,670円のトヨタシエンタをローンで支払いした場合の金額になります。
月々の支払いが一番安くおさまる60回払いで、月58,800円になりました。
車体は一番価格の高い270万円台のハイブリッド車の最上位グレードG”cuero”を選んでいます。
ですがオプション代は少し控えめにしようと、見た目を気にするオリジナルアクセサリーは一切付けていません。
下取りを考慮してナビも純正で安めの物をチョイスし、エクストロニクルやインテリア機能も下取りに有利かつファミリーカーとして必要だと思われるオプションを最低限そろえて、オプション総額は約30万円に収まりました。
今回の見積もりは、割引交渉なし頭金なしボーナス支払いなしのフルローン価格での見積もりになります。
それでもミニバンにしてはリーズナブルですが、これらの設定を変えるともっと安いローン価格でシエンタを購入することが可能です。
トヨタシエンタの残価設定はいくらなの?

引用:https://toyota.jp/
今自動車メーカーで話題の人気の残価設定ローンとは、下取り価格やら買取やらシステムがイマイチわかりずらい残価設定ローンの概要と、残価設定でローンを組んだ場合のシュミレーションを検証しました。
残価設定とは?
残価とは、3~5年後の未来の下取り価格の事です。
これから購入する新車を3年後に売るから、その下取り額を差し引いた分の金額を、分割で支払うというシステムです。
例:新車250万円-残価100万円(3年後の下取り価格)=150万円を支分割払いすることになります。
残価設定すべきなのか?
残価設定のメリットは支払い額の安さに加え、車の乗り換えが容易にできることにあります。
3年後の車体下取り後に、新たな車をまた残価設定ローンで組むことができます。
お子様の成長に合わせて車を変えたいには最適なシステムです。
ですが、残価設定ローンは総額も金利も安く感じますが実は支払額は増えています。
後述しますが、下取りの為の車両状態条件もあるので車は慎重に乗る必要があります。
それをふまえて残価設定ローンを組むことをお勧めします。
有利な下取りをするには?
トヨタシエンタ残価設定シュミレーション
新車のシエンタを下取りに入れた支払額で見積もりシュミレーションしました。
支払いが終了した後に車をディーラーに返却する場合は、車を下取りに入れた額が総額から差し引かれますので『最終お支払額』は必要ありません。
ですが、下取りする予定で残価設定した車を気に入って、そのまま使用し続けたい場合は買い取ることもできます。
その場合は下取り額の予定であった『最終お支払額』を支払う必要があります。
今回のシュミレーション条件も、フルローン見積もりシュミレーションと同じ条件です。
頭金なし、ボーナス支払い無し、交渉なしで残価設定をした場合のシュミレーションになります。
車体合計金額は3,031,670円での、36回48回60回払いそれぞれのの残価設定価格です。
残価設定36回払い
金利5.80%
初回支払額 ¥63,839
2回目以降 ¥60,800×34回
『車体返却の場合』支払い総額 ¥2,131,039
『買い取りの場合』最終お支払額 ¥1,139,670 を追加でお支払いします。
支払い総額 ¥3,270,709 で車体を買い取り
残価設定48回払い
金利5.80%
初回支払額 ¥53,245
2回目以降 ¥52,200×34回
『車体返却の場合』支払い総額 ¥2,454,445
『買い取りの場合』最終お支払額 ¥911,736 を追加でお支払いします。
支払い総額 ¥3,366,181 で車体を買い取り
残価設定60回払い
金利5.80%
初回支払額 ¥47,615
2回目以降 ¥45,000×34回
『車体返却の場合』支払い総額 ¥2,747,615
『買い取りの場合』最終お支払額 ¥810,432 を追加でお支払いします。
支払い総額 ¥3,468,047 で車体を買い取り
トヨタシエンタの残価設定まとめ

引用:https://toyota.jp/
残価設定は下取りに入れる予定で支払額を設定するので、月々の支払いが最低で60回払いの45,000円となりました。
フルローン36回の月々91,000円と比べるとその差は月5万円も低いです!!
たった4万5千円で新型ハイブリッド車のシエンタに乗れるのはなんとも魅力的です。
残価設定のメリットは支払いがローンと比べてもかなり安く抑える事ができるところです。
ですが、車は3年間から5年間で「返却」しなければなりません。
210万支払った車を結局は返却しなければなりません。
しかも残価設定で車を下取りするためには、メーカーが提示した条件をクリアしなければなりません。
残価設定の車体状態の条件
・走行距離○万km以下である
・定期的な点検がなされているか
・車体に傷がついていないか
・違法なカスタムをしていないこと
・下取り時に車体の査定あり、減点の場合下取り価格に影響あり
ざっとあげるだけでこれだけの条件、もっと細かいところもあるのでディーラーの話しは詳しく聞きましょう。
3~5年後には売る約束をしている、最終的にメーカーの所有物だということを念頭に置いて慎重に扱わなければななりません。
210万円も支払った車に対して、傷やへこみに注意しながら運転をして点検をマメに行い、カスタムはせず車内もできるだけクリーンな状態を保つ必要があります。
走行距離も計算してのらなければならないので地方にお住まいの方は少しばかり不利な条件化もお知れません。
おまけにそのまま買い取ろうと思うと、金利により元の値段から20万円以上もアップします。
残価設定型ローンで新車を購入する場合、その条件に見合ってるかどうか確認しましょう。
トヨタシエンタの維持費結局どのくらいかかるの?

引用:https://www.pakutaso.com/
続いて、トヨタシエンタを新車で購入した場合の維持費がどれほどかかるのかを見ていきましょう。
維持費の基準は、ガソリン代・駐車場代・任意保険代の3つで算出します。
ガソリン代
ガソリン代1L140円、実走燃費約17km、残価設定の走行距離条件を一ヶ月1000kmとして算出します。
1000km ÷ 17km/L =58Lのガソリンを使用。
58L × 140円 =8120円
一ヶ月で1000kmを、平均燃費17km/L(市街地モード)で走行した場合、ガソリン代は約8120円になりました。
1万円を超えないのはさすがはトヨタ製ハイブリッド車です。
駐車場代と保険代
都内で月極め駐車場を借りた場合、1万円から、2万円。
都会から離れた場所で、3千円から5千円です。
平均を取って、駐車場代は7千円で見積もりましょう。
シエンタの任意保険料は、月額の対物保険で約6千円程になります。
維持費合計
ガソリン代8,120円+駐車場代7,000円+保険代6,000円
維持費合計21,120円になります。
ローンと維持費の合計
36回払い¥91,000 + ¥21,120 =¥112.120
48回払い¥70,800 + ¥21,120 = ¥91,120
60回払い¥58,800 + ¥21,120 = ¥79,920
ローンと維持費を足した金額です。
フルローンで毎月高くて10万の費用がかかります。
ローンは金利設定が高いとはいえ、毎月10万は家賃などとあわせるとちょっと厳しい数字です。
残価設定ローンと維持費の合計
36回払い¥63,839 + ¥21,120 =¥84,959
48回払い¥52,200 + ¥21,120 = ¥73,320
60回払い¥47,615 + ¥21,120 = ¥68735
残価設定ローンと維持費を合計しました。
一番安いローンで月々6万8千円程、新車のミニバンでこれぐらい抑えられればかなり上出来な費用だと思います。
維持費、ローンのまとめ

引用:https://toyota.jp/
シエンタの新車をローン別で維持費を計算した場合、一見すると通常のローンが高いように見えます。
それもそのはずです、金利が7%超えているのが要因です。
それに比べて残価設定ローンは金利5%で月々の支払いを7万円以下に抑える事ができます。
残価設定ローンは金利も安く下取り価格を差し引いているので維持費も踏まえるととてもお得に見えますが、車体は返却なので月々の支払いが安くとも最後には何も手元に戻りません。
支払い完了後にまた新たな車両を残価設定ローンで組むという繰り返しになると、最も損をする車の購入の仕方になりえます。
ローンは金利は高いですが、車は最終的に自分の手元に戻りますし走行距離やカスタマイズも自由なので運転するにあたって精神的に楽です。
最終的な支払額も実は残価設定ローンよりは安く済みます。
金利の為に月々の支払額が高いということだけがデメリットです。
以上を踏まえて、ご自分にあった最適なローン設定を見つけられることを願います。