トヨタシエンタは2003年に発売されて以来、4度にわたるモデルチェンジを行ってきました。
発売当初の可愛らしい丸みを帯びたデザインは「かわいく街を走る」というコンセプトで開発されましたが、2015年のフルモデルチェンジで現在のようなスタイリッシュで先進機能をそろえた「クールでユニバーサルなミニバン」へと進化しました。
ミニバンの概念を覆したトヨタシエンタの進化に、ユーザーはさぞ大きな衝撃が走ったことでしょう。
今後シエンタはどのようにモデルチェンジするのか?その時期や、内容を予想していきたいと思います!
目次
トヨタシエンタのモデルチェンジ情報とは?

引用:https://www.tokyo-toyopet.co.jp/
モデルチェンジ情報とは、現行車両よりも進化したデザインや性能を備えた次世代車が発売される前に、ネットや雑誌などで一部得られる情報です。
モデルチェンジの開発は極秘に行われるもので、モデルチェンジ情報はメーカーの上層部だけが握っているもので営業やディーラーですら事前に得られない情報となっております。
いち早くこの情報を得るためにはどうすればよいのか?モデルチェンジの種類と、シエンタがこれまでどんなモデルチェンジをしてきたのかを見ていきましょう。
モデルチェンジの種類その1 「マイナーチェンジ」

引用:https://www.tokyo-toyopet.co.jp/
モデルチェンジには2種類の内容があります。
1つ目は、エクステリア・インテリアデザイン、内部性能などを一部変更や改良を行う「マイナーチェンジ」です。
マイナーチェンジ開発のスパンは?

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・約3年に1回、車検に合わせて開発を進めているとも言われます。
・一世代に対し2~3回のマイナーチェンジを行います。その場合、マイナーチェンジするごとに「前期」「中期」「後期」と呼び分けし、その後はフルモデルチェンジすることがほとんどです。
ちなみに現在のシエンタは、2世代後期なので次回のモデルチェンジにはフルモデルチェンジされるだろうと予想されます。
トヨタシエンタ最新のマイナーチェンジ内容

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2018年9月に開発された現在の最新型「2世代後期シエンタ」のマイナーチェンジ内容を見ていきましょう。
・アウトドアや車中泊に最適な2列シート車「FUNBASE」が追加され、ラゲージスペースをフルフラットでより広く使えるようになりました。
・フロントバンパー・フロントグリル・ヘッドランプ等、エクステリアデザインをより高品質なアイテムに進化しました。
・アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を防ぐ自動ブレーキ、インテリジェントクリアランスソナー「パーキングサポートブレーキ」を導入しました。自動ブレーキは通常動くものに対して働きますが、今回の機能は静止物に対しても自動ブレーキが働きます。
・車両を上空から見下ろしたような映像を映す「パノラミックビューモニター」を採用し、車庫入れや縦列駐車が苦手な方でも安心して駐車できます。
・「パワースライドドア予約ロック機能」が搭載されました。この機能はスライドドアが閉め切る前にキーロックボタンを押すことで、ドアが閉め切ったと同時にドアロックをしてくれます。
他にも、ハイブリッド性能の向上や荷物の置忘れを感知するセンサーの導入など、ユーザーがより快適に過ごせるためのグレードアップが施されています。
モデルチェンジの種類その2 「フルモデルチェンジ」

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フルモデルチェンジとは車両のデザインや性能を一新し、コンセプトなども変更した次世代車の開発です。
フルモデルチェンジは、約7〜8年周期で行われのが一般的です。
トヨタシエンタのフルモデルチェンジは他のミニバンに比べてもかなり個性的で大胆な進化をしたと言えるでしょう。
フルモデルチェンジ前と後のトヨタシエンタ
トヨタシエンタ1世代目

引用:https://newsroom.toyota.co.jp/
丸く曲線を描くように可愛いらしい女性的なフォルムが特徴の初代シエンタ。
「大きすぎないミニバン」というキャッチフレーズで、ファミリーカーなのにコンパクトな車両ということで当時はとても話題になりました。
トヨタシエンタ2世代目

引用:https://newsroom.toyota.co.jp/
現在の2世代目シエンタ、写真は「2世代初期」のものです。
これまでのイメージを一新し、流線型のスポーツカーの様な見た目にモデルチェンジしました。
ミニバンの常識を塗り替えた、「スクエア型」ではないミニバンの誕生です。
トヨタシエンタのモデルチェンジを予想します!
トヨタシエンタの次回のモデルチェンジの内容について予想します。
現在の2世代目トヨタシエンタは、マイナーチェンジを1回行っており現在2世代後期型です。
マイナーチェンジはその世代で1回行うか2回行うかはメーカー次第です。
シエンタは特別仕様車の発売やマイナーチェンジを行うことで内部性能などがかなり飛躍していますので、現在の2世代目シエンタが今以上に何がレベルアップできるのかが予想がつきません。
なので、次回のモデルチェンジは外観やインテリアを一新するフルモデルチェンジを行うと予想されます。
つまり、3代目シエンタの誕生です!
現時点では次世代車のプロトタイプも発表されておらず外見の予想は難しいので、インテリアや走行性能の進化を予想していきましょう!
予想するにあたって、コンパクトミニバンのライバル車との比較を交えて、シエンタの長所やこれから進化させるべき場所を掘り下げたいと思います。
3代目トヨタシエンタの燃費向上を予想

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コンパクトな車体に広々とした車内、エクステリアデザインも個性的なシエンタの次なる進化はやはり燃費だと思われます。
これは、ライバル車「ホンダ・フリード」に関係があります。

引用:https://amd.c.yimg.jp/amd/20161013-02000051-autocone-000-1-view.jpg
この2台ですが、車のエクステリアやインテリアの個性はそれぞれの形で進化しているので、次に競うポイントは恐らく「燃費」です。
7人乗りのコンパクトミニバンであるシエンタの燃費はなんとハイブリッド車で1リッター28.8kmもあります。(実走は1リッター約20.km)
同じコンパクトミニバンであるライバル車「ホンダ・フリード」の燃費は1リッター27.2kmです。
燃費性能はややトヨタシエンタが上回っていますが、実走燃費はどうなのか?ユーザーの口コミ情報を調べてみると・・・やはり燃費はトヨタシエンタに軍配が上がるようです。
次のモデルチェンジで更に燃費性能を向上させれば、ライバル車と大きく差を付けられる事ができます。
コンパクトミニバンの中で最も燃費が良い車の座をメーカーは狙ってくるのではないでしょうか?
3代目トヨタシエンタのラゲッジスペース拡大を予想

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トヨタシエンタは初代から2代目へのフルモデルチェンジ、2代目後期型へのマイナーチェンジと、モデルチェンジするごとにラゲッジスペースを徐々に拡大させてきました。
現在の2世代後期型は2列シートでアウトドアにも適したインテリアになっています。
コンパクトでありながら中も広く使うことを意識した開発がなされているので、恐らく次のモデルチェンジでは車両後方の拡大がされるのではないかと予想されます。
ここでもライバル車「ホンダ・フリード」と比較して検証したいと思います。
ホンダ・フリードはトヨタシエンタとサイズを見比べてみました。

引用:https://img1-kakaku.ssl.k-img.com/images/maga/10355/img21.jpg?d=201705291328
トヨタシエンタの全長 4.235mm
ホンダフリードの全長 4.265mm
シエンタはフリードに比べ、30mmほど短いのがわかります。
この2台は口コミや評判では使い勝手に差はないと言われていますので、シエンタのラゲッジスペースを30mm広げるても何も問題はないと思われます。
30mmも広げると使い勝手に影響が出ないか?と懸念される方もいるかもしれませんがご心配なく。
それだけ広げても、最小回転半径は5.2mを保つことができるので小回りの良さに影響が出ることはほぼないでしょう。
以上を持って、3代目シエンタはインテリアと走行性能の向上を図ると思われます。
トヨタシエンタのモデルチェンジ時期はいつ頃?

引用:https://www.pakutaso.com/
トヨタシエンタのモデルチェンジする時期はいつになるのか?購入を考えている方にとってはとても大事なポイントですね。
現在の車両を購入して一か月後・・・フルモデルチェンジで販売を始めます!、となっては開いた口が塞がりません。
メーカーの方でもモデルチェンジをする時期の情報ははっきりとはわからないので無理もありません。
では、ユーザーがモデルチェンジの情報を知るにはどうすればよいのでしょう?
また、トヨタシエンタのモデルチェンジの時期はいつになるのか?
シエンタが発売されてから今日までの歴史を振り返りながら、モデルチェンジの時期を予想していこうと思います!
モデルチェンジの情報を知るには?

引用:https://www.pakutaso.com/
モデルチェンジを行った場合、フルモデルチェンジとマイナーチェンジどちらにせよ、必ず新型発売の1ヶ月前に「~月~日に新型を発売します!」と、ユーザーへ告知することが義務付けられています。
と発表しなければいけないということです
驚くべき事に、ディーラーの営業担当ですら、詳しいことはわからないのです。
当然、ディーラーの上層部はもっと早い時期からモデルチェンジの情報はつかんでいますが、
部下である営業担当にはこの情報は機密扱いです。
フルモデルチェンジ、ビッグマイナーチェンジ(フルチェンジほどではないが、大幅なマイナーチェンジをする時の事)の場合は、この時期から新型車両に関する講義が始まります。
1ヶ月以内に新型の知識を叩き込むわけですから、営業担当者もかなりばたばたです。
また、フルモデルチェンジをする場合は2~3ヶ月前から旧式のオーダーは終了します。
オーダーを受け付けなくなった時点で、あと2~3月後にフルモデルチェンジが出るんだなと予想することが可能ですが、マイナーチェンジの場合は生産を止めないという違いがあります。
ちなみにですがメーカーから告知される情報はメディアに流すまでの準備期間があるため、ネットや車の雑誌の方がモデルチェンジ情報が早く手に入ることもあります。
モデルチェンジの周期を把握することである程度の予想を立てることが出来るので、トヨタシエンタのこれまでのモデルチェンジの歴史を見ていきましょう。
トヨタシエンタ モデルチェンジの歴史
2003年9月 初代シエンタ発売
2006年5月 マイナーチェンジ 初代中期型
2007年6月 初代シエンタ中期型の特別仕様車を発売
2010年11月 初代シエンタ、生産・販売終了
2011年5月 初代シエンタ、生産・販売を再開 同時期にマイナーチェンジ 初代後期型 新グレードDICEを追加
2012年4月 初代シエンタ後期型の特別仕様車を発売
2015年7月 フルモデルチェンジ 2世代目シエンタ誕生
2018年8月 マイナーチェンジ 2世代目後期型 (次回のモデルチェンジがマイナーチェンジであれば中期型)
以上が現在までのシエンタの歴史になります。
マイナーチェンジは3年に一回行いその翌年に特別仕様車を発売、この流れを2回繰り返します。
後期型特別仕様車の発売から3年後にフルモデルチェンジを行っています。
一度生産終了を挟んでいますがペース的にはほぼ一定を保っているので、これを元に仮の年表を作ってみました!
シエンタがあと一回マイナーチェンジするのか否かで、年表が大きく変わります。
以下、トヨタシエンタのモデルチェンジ仮の年表です!
2019年7月 シエンタ2世代目後期型の特別仕様車を発売
2022年10月 マイナーチェンジ シエンタ2世代目後期型を発売 もしくは、フルモデルチェンジ!?
2023年9月 2世代目シエンタ後期型の特別仕様車を発売
2027年11月 フルモデルチェンジ 3世代目トヨタシエンタ発売!?
これまでの流れと同じであれば9年後の2027年にフルモデルチェンジを行う予想ですが、マイナーチェンジは2回で終わる事もあるので早ければ2022年10月ごろに3世代目シエンタが誕生する可能性があります!!
あくまで上記の仮年表は、シエンタの歴史を紐解いて導き出した目安になりますので、今後のトヨタの動きに注目していきたいと思います。
アイキャッチ画像引用:https://toyota.jp/sienta/