FFミニバンの先駆けとして1996年に登場したホンダ・ステップワゴン。
ホンダのミニバン代表選手として、今日まで長らく愛されています。
そんなステップワゴンですが、ローンや残価設定で購入するとどうなるのでしょうか。
また、維持費はどのくらいかかるのでしょうか。
目次
ホンダステップワゴンのローンはどのくらい?
引用:https://www.honda.co.jp/STEPWGN/webcatalog/styling/design/
ステップワゴンに限らず、車は人生の中でも大きな買い物の1つです。
安くても200万円、高ければ700万円近い車もあります。
それゆえ、一括ではどうしても買えない場合もあるでしょう。
そういうときのために「ローン」の存在があります。
ローンを購入して分割で払っていくことで、たとえ一括で払えなくても車を所有することができます。
ただ、ローンといっても種類があり、現在の主流は
「ディーラーローン」
「銀行ローン」
「残価設定型クレジット払い」
の3つに分けることができます。
ディーラーローン
ディーラーローンとはその名の通り「ディーラー・メーカーが独自に用意している自動車ローン」の総称です。
メリットとしては、審査が通りやすいことでしょう。
ディーラーとしても「お金がなくても車を買ってもらうためにローンにしてほしい」と思っているわけですから、ディーラーローンを利用する人は「車を買う余裕はないけれど、それでもほしい顧客」ということになります。
そうすると、どうしても審査は緩めにしないと使う人がいなくなってしまいます。
また、ディーラーローンはディーラーに「ローン金利手数料」と呼ばれるお金が入るため、ディーラーにとってもありがたいローンであることから、新車の値引き交渉時は土壇場で使用することもできます。
ただデメリットもあり、なんといっても金利が高いことです。
このローンを利用する人は「経済的な余裕がそこまでない」人が多いため「支払いが滞るリスク」が大きいわけです。
するとどうしても多めに払ってもらうことでリスクを回避しなければならず、結果として最終的な支払総額は増えてしまうでしょう。
また、ディーラーローンで購入した場合は車を「買った」わけではないので、その車はまだ「ディーラー名義」の車になります。
なので、自分の車として登録したいのであればディーラーローンは使えません。
引用:https://www.honda.co.jp/STEPWGN/webcatalog/styling/design/
というわけで、ディーラーローンでの支払いをシミュレートしてみます。
今回は「ステップワゴン SPADA Honda SENSING 4WD 7人乗り」を選択しました。
また、最低限のオプション以外は特に選択していません。
これを一括で支払う場合、支払総額は「3,127,680円」となります。
※自動車税や自賠責保険料などを差し引いた値です
これをディーラーローン(ホンダでは「クレジット」と呼んでいます)で支払うと以下の通りです。
○支払回数:60回
○実質年率:3.9%
○頭金:216,440円
○初回お支払額:62,199円
○2回目以降:56,800円
○支払総額:3,413,399円
いかがでしょうか?
やはり、7万円ほど多く支払う必要があります。
銀行ローン
引用:https://newswitch.jp/p/13619
銀行ローンとは「金融機関が用意している自動車用ローン」のことです。
銀行ののぼりや広告で「マイカーローン」という文字を見かける方も多いと思いますがそれです。
メリットは「金利が安い」ことです。
金融機関ですから審査はじっくりしっかり行われ、その結果大丈夫であろう人々からお金を払ってもらうので、ディーラーローン利用者よりお金に余裕がある人が多いです。
また、ディーラーから見れば「自分でお金を払っている人」なので「車が自分名義になる」という点でも大きなメリットです。
デメリットとしては「審査の厳しさと遅さ」が挙げられます。
相手は金融機関ですから、お金のプロです。
一定の安定した収入があることが最低限で、それでも貸してもらえないことだってあります。
また、昨今の暴対法の影響で審査機関は伸びつつあり(事前審査の結果は即日もあり得ますが)、正式な審査結果が即日出ることはまずありえません。
1週間は覚悟しておいた方がよいでしょう。
引用:https://www.honda.co.jp/STEPWGN/webcatalog/interior/wakuwakugate/
というわけで、銀行ローンでの支払いをシミュレートしてみます。
条件はさっきと同様なので、313万円を借り入れることにします。
今回は「三菱東京UFJ銀行」の「ネットDEマイカーローン」を使用します。
○借入期間:5年
○実質年率:2.975%
○月々の返済額:56,207円
○支払総額:3,372,420円
いかがでしょうか?
ディーラーローンに比べると金利が安いため、支払総額はディーラーローンよりも4万円ほど安くなっています。
ホンダステップワゴンの残価設定はいくらなの?
引用:https://www.honda.co.jp/STEPWGN/webcatalog/interior/design/
さて、最後の方法「残価設定型クレジット払い」についてもご紹介しましょう。
略して「残価設定」「残クレ」と言ったりしますが、ここでは残クレと言うことにします。
これはディーラーローンの一種なのですが「数年後の下取り価格をあらかじめ決めたうえでそれを本体価格から差し引いて、残りの金額を月々の分割で支払う」というものです。
例えば300万円の車を5年後に100万円で下取りしてもらうと決めた場合、残りの200万円を5年間で支払うことになります。
また、支払期間が終わった際の選択肢が3つあり
①予め想定した下取り価格で車を売っておしまい
②車を売った後で新しい車をまた買う
③下取りに出さず、残りの金額を支払う(分割・一括は要相談)
の3つです。
①②だとその車とはそこでお別れですが、③を選択すれば自分の車にすることができます。
引用:https://www.honda.co.jp/STEPWGN/webcatalog/interior/cabin/
残クレ最大のメリットは「月々の支払額が低い」ことです。
数年後の下取り価格をいきなり差っ引く為、月々の支払いがかなり安い金額になります。
また、乗り換えの時期が車検とバッティングする場合、車検前に売ってしまえば車検代を浮かすことができます。
それでなくても、数年のスパンで乗り換えることで故障を減らし、車にかかる諸経費を減らすことが可能です。
これだけ聞くといいことづくめですが、当然デメリットもあります。
まず、残クレはディーラーローンの派生なので、ディーラーローンの欠点を同じく持っています。
つまり「金利が高い」「車が自分名義でない」ということです。
また、支払いが終わって車を売るなら問題はありませんが、残りを支払って自分の車にする場合、そこで改めてローンを組むと結果的に支払額がさらに増大する可能性があります。
更に、残クレで購入した車には走行距離に制限が付き、それをオーバーした場合、もしくはオーバーしてなくても汚れや傷、ニオイや破損があった場合は追加料金を支払わなければなりません。
つまり、普通の車に比べて制限がきついのです。
引用:https://www.honda.co.jp/STEPWGN/webcatalog/interior/wakuwakugate/
では、残クレでステップワゴンを購入した時の支払いをシミュレートしてみましょう。
条件は今までと同様で、次のようになります。
○支払回数:60回
○実質年率:1.9%
○頭金:216,440円
○初回お支払額:41,262円
○2回目以降:38,200円
○最終回お支払額:1,071,520円
○支払総額:3,544,822円
ただし、最終回で車を売却する場合、最後のお金は支払う必要がありません。
結局どれが良いのか
では、どの支払方法を選んだらよいのでしょうか。
それは、ご自身のカーライフによって大きく変わってくると思います。
「審査で時間をかけず、楽したい」「でも今の車に乗り続けたい」という人はディーラーローンにしましょう。
「総額を安く済ませたい」「自分名義の車に乗りたい」という人は銀行ローンにしましょう。
「月々車にお金をかけたくない」「いろいろな車に乗りたい」という人は残クレにしましょう。
ただし、ディーラーローンは支払総額が高く、銀行ローンは審査が厳しく、残クレは制約が多いことを覚悟しておいてください。
ホンダステップワゴンの維持費結局どのくらいかかるの?
引用:https://www.honda.co.jp/STEPWGN/webcatalog/performance/driving/
さて、車を買った後も、車にお金はかかります。
そう「維持費」です。
ここでは「車の維持費計算サイト」を用いて、ステップワゴンの維持費を計算してみましょう。
前提条件
○購入費用は計算に入れない
○年間走行距離:1万キロ
○ガソリン代:152円
(2018年11月19日現在のレギュラーガソリン全国平均値)
○燃費:カタログ記載燃費の70%(ガソリン車は11.2km/L、ハイブリッド車は17.5km/L)
○任意保険料金:月4,000円
○駐車場代:月8,000円
○車検費用(重量税・自賠償込み):14万円
○買い替え予定:10年
○計算するグレード:SPADA/SPADA HYBRID B Honda SENSING(両方ともFF)
ステップワゴンSPADAの年間維持費
引用:https://www.honda.co.jp/STEPWGN/
ガソリン代 :135,714円
駐車場代 : 96,000円
任意保険 : 48,000円
車検費用 : 43,650円
自動車税(年) : 34,500円
自賠責(年、概算): 16,350円
重量税 : 10,000円
年間維持費 :384,214円
ステップワゴンSPADA HYBRID Bの年間維持費
引用:https://www.honda.co.jp/STEPWGN/webcatalog/styling/modulox/
ガソリン代 : 80,000円
駐車場代 : 96,000円
任意保険 : 48,000円
車検費用 : 43,650円
自動車税(年) : 39,500円
自賠責(年、概算): 16,350円
重量税 : 10,000円
年間維持費 :328,500円
考察
引用:https://www.honda.co.jp/STEPWGN/webcatalog/interior/design/
さて、双方の年間維持費を算出してみましたが、いかがでしょうか?
2台の維持費の差は56,000円ほどですが、10年乗れば56万円の差になります。
本来の車両価格の差が45万円ですから、割と簡単に元が取れてしまいますね。
10年なんて言わずとも、8年ちょっとで元が取れてしまいます。
それだけハイブリッド車の燃費が優れているということでしょう。
とはいえ、結局お金がかかることに変わりはありませんから、自分の財布と相談したうえで、無理のない範囲で車と付き合ってくださいね。
引用:https://www.honda.co.jp/STEPWGN/

下取りでは必ず
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ディーラーでは20万円の下取りが
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結果的に買取価格が高くなるので
ディーラーだけで下取りに
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モッタイナイですよ!