ワンボックスミニバンの人気車であるホンダステップワゴンですが実際に試乗した感想は気になりますね。
今回はステップワゴンに乗ってどのような事をチェックしたら良いのか等について検証してみたいと思います。
ホンダステップワゴンの試乗レポート!
ステップワゴンは1.5Lターボと2.0Lハイブリッドの2種類のグレードが設定されています。
それぞれ乗った時のフィーリングが異なりますので試乗した方、ユーザーの方の声を調べてみました。
まず、共通しているのは室内空間の使い勝手です。
わくわくゲートというテールゲートが採用されており、縦に開くだけでなく左側の6割が横方向にも開く事ができます。
後方に640mmの隙間があれば開く事が出来るので、クルマを駐車した時に後ろのスペースが少ない場合はとても重宝します。
荷室の高さは450mm程度ですから3列目シートに乗り降りする時もテールゲートから可能という事になり、とても便利ですね。
3列目の分割床下格納マジックシートもよく考えられています。
肩口のストラップをひいて前に倒して軽く前に押し込むとフラットなラゲッジスペースが出来上がります。
分割式ですのでシートアレンジもさらに多彩になりました。
ステップワゴンでは2列目シートは独立したキャプテンシートが標準になっていて、3名座れるベンチシートはオプション設定です。
ですから、標準では7名定員で8名定員はオプションとなるわけですが、キャプテンシートはロングスライド機構を持ち頭上空間の余裕もあってかなり広々と使う事ができます。
3列目シートは格納機能を重視したためか、サイズに余裕がなく、大柄な方の長距離移動は辛そうな印象で、どちらかというと短距離かお子様の乗車を前提とした使い方が良いのではないでしょうか。
運転席に座るとコンパクトにまとめられたメーターパネルを中心的にかなり機能的にまとまっていて、前方の視界はかなりクリアに展望できるような造りになっています。
先代よりもダウンサイジングされた1.5Lターボは先代までの2.0L自然吸気エンジンをやや上回る数値を絞り出しています。
排気量が小さくなったからといって、力不足の心配は全く無く、アクセルを踏み出せば気持ちよく加速していき、低速から効いているターボの恩恵で坂道やフル乗車の状態であっても、過不足なく走行できるだけのパワーは持ち合わせています。
それでいて先代よりも低燃費とくれば十二分に満足な高性能ですね。
ホンダステップワゴンの実際に乗ってみた試乗評価は?
ここまではホンダステップワゴンの試乗レポートについてお知らせさせて頂きました。
ここではステップワゴンの実際に試乗した声を中心に検証してみたいと思います。
ステップワゴンは4代目までは2.0Lと2.4L自然吸気エンジンの設定でした。
しかしライバルの日産セレナは電気モーターで駆動するeパワーを備え、トヨタノア・ヴォクシー、エクスァイアは自然吸気エンジンとハイブリッドを装備してきました。
燃費面で不利になるのは痛手ですからマイナーチェンジでステップワゴンも2.0Lハイブリッドシステムをラインナップに加えてきたわけですね。
その2.0Lハイブリッドシステムですがパワーは自然吸気2.5L級ともいう声も出ています。
1.5Lターボでも過不足ない動力性能を備えているのですから2.0Lハイブリッドともなればもはや余裕があるとさえ言えそうです。
カーブでステアリングを切ってもワンボックスミニバンにありがちなふらつきもなく、キビキビと方向を変えてくれ、とても気持ちの良い走行性能にセッティングされていると言った声が多くあがっていますね。
ひと昔のワンボックス型ミニバンは商用車をモディファイしたものが多く、とてもドライブが楽しいとは言い難く、ドライバーには苦痛さえ伴う車種も少なくありませんでした。
メーカーは改良を重ね背の高いミニバンをスポーティに走らせるために様々な工夫を重ねて今のワンボックス型ミニバンの全盛期に繋がってくるわけですね。
いくら家族のためだとはいっても、運転手に固定された疲れるドライブは避けたいものです。
5ナンバーサイズながらボリュームのあるスタイルのステップワゴンはですが、ハイブリッドは標準グレードには設定がなく、スパーダがモデューロXを選択しなければいけません。
ハイブリッドは標準モデルに比べて100kgほどの重量が重く、価格は50万程の増額になってしまいますが、それでも売れ筋はスパーダのハイブリッドモデルでスパーダのみの販売比率は80%に迫るようです。
標準グレードではハイブリッドモデルが選択できないといった事情もあるようですが、やはり迫力あるスパーダのフロントマスクが人気の秘密なのではないでしょうか。
もう少し頑張るとオデッセイにも手が届いてしまいますが、オデッセイとステップワゴンでは少々性格も異なりますので、トヨタアルファード・ベルファイアとノア・ヴォクシーの関係性のようにはならないようです。
もう少しハードなモデルが欲しい顧客はモデューロXという選択もホンダにはありますのでそちらを選ぶユーザーも多いようですね。
ホンダステップワゴンはこう乗れ!試乗のポイント
ここまではホンダステップワゴンこ試乗レポートや試乗した方の声を中心にお知らせさせて頂きました。
ここでは実際に試乗に行った時に注目すべきポイントについて検証してみたいと思います。
ステップワゴンは人気車ですからほぼどこのホンダディーラーにいっても試乗車はあると思います。
ただし購入を考えているグレードがあるとは限りませんので、あらかじめホームページなどで試乗車のグレードを確認する事が重要です。
できれば好きなカラーリングの車種が置いてあればベストですが、なければ他の車種でも同じカラーリングを採用している場合もありますので確認してみましょう。
画像で見るのと実物を見るのではカラーリング、特にメタリック系の色はかなり異なりますのでよく確認した方が後悔がなくなります。
試乗は出来るだけ自分だけではなく、ご家族も一緒に行った方がよいです。
奥様やお子様ならではの意見が出ますのでよく聞いてあげて、あとで不満がでないような選択をしていきましょう。
勝手にスポーツモデルを選択して、後から乗り心地を不満を言われる等の事がない方が後々平和なカーライフを送ることでは重要ですね。
先進安全機能は操作方法に慣れないと上手く作動させる事が出来ません。
特に奥様には駐車支援装置やバックソナー、バックモニター等を使用してもらって運転のしやすさを確認してもらいましょう。
ディーラーによっては自動ブレーキや自動追従機能の実演をさせてくれる所もありますから、ぜひ体験した方が良いでしょう。
せっかくの装備を宝の持ち腐れにしてしまってはもったいないですから。
一番重要なのは購入するディーラーとの相性です。
出来れば営業の方に同乗してもらい、機能の説明などをしてもらうと先進機能などが奥様にわかりやすく説明してもらうことができます。
セールスは営業のプロ、説明のプロですから初心者に先進機能を理解してもらうには一番良い方法だと思います。
時間があればシートアレンジや室内での移動の確認やスペースの確認等も合わせて行っておくと、良いと思います。
スポーツドライビングを楽しむ車種ではありませんから、加速やコーナリング性能よりも街中での乗り心地や車体各部の取り回しを重点的に確認しましょう。
自分だけ試乗を楽しんで終わるよりもご家族が笑顔になるようなクルマ選びを心掛けたいですね。
アイキャッチ画像引用:https://www.honda.co.jp/STEPWGN/