外観の美しさやインテリアの優雅さだけでなく、使いやすさにも細やかな配慮が施されたホンダヴェゼル。
ライバルの多いコンパクトSUV市場で高い人気を誇っています。
購入を検討している方や他車と比較中の方にとってリセールバリューも気になるポイントですよね。
今回は、ヴェゼルのリセールや下取りについて見ていきたいと思います。
ホンダヴェゼルはリセールバリューは高い?安い?

ホンダヴェゼルは新車としての購入だけではなく、中古車市場でも非常に人気が高い車です。
つまり、リセールバリューも高い車だと言えるでしょう。
値崩れも少ないので、ヴェゼルの購入はリセールを考慮したとき、賢い選択と言えそうです。
しかし、同じヴェゼルであっても、モデルやグレードによってその買取価格は異なります。
ヴェゼルには、ハイブリッド車とガソリン車がありますが、
新車と同様にハイブリッド車の人気が高く、買取価格も高めです。
ハイブリッドタイプでもRSの人気は特に高くなっています。
新車購入時に価格は高めですが、リセールを考慮に入れて、
RSの特徴であるスポーティーな走りを楽しむのもオススメです。
一方のガソリンタイプですが、こちらも決して人気がないというわけではありません。
ガソリン車も燃費の高さが評価されており、中古車市場でも人気がありますので
リセールバリューは決して低くありません。
注目すべきは海外でのヴェゼルの中古車人気です。
ガソリンタイプは特に人気があるようなので、
海外へ中古車販売を行っている業者でリセールをするのがおすすめです。

引用:https://cobby.jp/vezel-aero.html
FFと4WDの買取価格を比較した場合は、その差はほとんどありません。
そのため、単純にリセールバリューだけを考えるならば、
新車購入時はより本体価格の低いFF車を購入し、
下取りないし買取に出すのが賢い選択と言えるでしょう。
ホンダセンシング未搭載のヴェゼルは、搭載モデルに比べると評価が下がりますが、
現行のヴェゼルは標準装備となっていますので、その点は心配ありませんね。
カラーによってもリセールバリューは異なります。
やはり人気が高いのは万人受けする白と黒です。
ヴェゼルでは、プラチナホワイト・パール、クリスタルブラック・パールの人気が高く
他のカラーに比べると査定ではプラスの評価になることが多いようです。
しかしながら、カラーによってリセールバリューに大差はないので
それほど神経質にならなくても良いかと思います。
また、日本国内では人気カラー上位に入らないレッドですが、
海外でのプレミアムクリスタルレッド・メタリックの人気は高いので
業者を選べばさらにリセールバリューは高くなりそうです。
年式、走行距離も査定の重要なポイントとなりますので、
リセールタイミングの見極めが重要となります。
ヴェゼルは今のところ人気車種の地位を保っているため、
総じてリセールバリューは高いと言えるヴェゼルですが、
リセールの仕方によってその価格は上下しますので注意が必要です。
ホンダヴェゼルは下取り価格はどのくらい?

愛車を処分する場合、どのような方法が思い浮かびますか?
最も一般的な方法は、ディーラーでの「下取り」ではないでしょうか。
では、ディーラーで下取りした場合にヴェゼルは
大体どのくらいの査定額がつくのかを見ていきましょう。
ヴェゼルハイブリッドタイプ:140万円~230万円
ヴェゼルガソリンタイプ :120万円~170万円

引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/
ディーラーで下取りしたヴェゼルは、その後ディーラーによって業者オークションに出品されます。
そのため、下取りを依頼した場合、業者オークションでどのくらいの値がつくかを調査し
オークションでの販売予想額 - ディーラの利益 = 下取り額
という方法で下取り額を算出しています。
この時、ディーラーの利益は20万円~30万円で設定されており、
買取りを本業としてしている業者よりも高めの利益率が設定されています。
ここで、ディーラーに赤字になるような査定はしないので買取に比べると
下取りの査定額のほうが安くなることがほとんどです。

引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/
さらに、ディーラーでは
本体から値引きはできないが、下取り額をアップする、
と言って買い替えを促すことがあります。
本体から値引きをしてしまうと、口コミで○○万円値引きしてもらった等の情報が広がり、
結果的に中古車市場で値崩れしてしまうことにつながるためです。
本体からの10万円値引き + 本来値段がつかない車を10万円で下取りします、
結果的に購入者にとって20万円お得です。
という論法です。
しかし、この場合の下取りについた10万円は
「本体から(実は)値引き可能な10万円」または
「10万円以上の下取り額がつくのに、値段がつかないと偽っていた10万円」
のどちらか、または両方に起因するものである可能性が高いです。

少しでも安く買いたい気持ちはあるものの、
値引き幅が大きすぎてリセールバリューが下がるのも困る・・・
でも、値引きと見せかけて下取り額を操作されるのは嫌・・・。
そんなあなたのためにおすすめな方法を次でご紹介します。
ホンダヴェゼルの買取価格はどのくらい?
次に買取専門業者によるホンダヴェゼルの買取額について見ていきます。
ヴェゼルハイブリッド:160万円~250万円
ヴェゼルガソリン :140万円~190万円
いずれのタイプもディーラー下取りと比べて20万円ほど高い査定額がついています。
このように基本的には高くなる買取専門業者の査定額。
この差はどこから来るのでしょうか?
「下取り」「買取」は不要になった車を処分する方法であるという点では同じです。
まずディーラー「下取り」について考えてみましょう。
ディーラーの主たる収入源は新車販売による利益です。
「下取り」による利益は、新車購入時に付加される利益であって
当然、本業ではありません。
一方、「買取」専門業者は、「買取」によって利益を上げることがメインなので
そもそも力の入れ具合がディーラーとは大きく異なります。
また、「買取」業者はライバルも多いため、
ディーラーに負けることはないどころか、
少しでも高く買い取ろうと本気の数字を提示してくれます。
ライバルの存在をうまく利用して、
専門業者による「買取」を検討する場合は、必ず複数の業者に査定をお願いしましょう。

また、査定には出す時期による価格の変動があります。
買取価格が上がる時期を見定めて査定に出したいですね。
具体的には、2月3月です。
この時期は4月からの新年度、新生活に向けて車の購入を考える人が増えるため、
中古車販売店からの需要が増え、買取価格も通常期よりもアップする傾向にあります。

この時期以外では、年2回のボーナス時期や車による旅行が増える9月、10月も
買取価格が上昇します。
4WDタイプの査定を考えている場合は、冬場の需要アップに向けて
9月、10月あたりから買取価格がアップするので、
急ぎでなければこの時期を狙いましょう。
基本的に買取価格の安定しているヴェゼルですが、
走行距離が5万キロを超えたあたりで査定額が下がり始め、
10万キロを超えると大幅に下落する傾向にあります。
ディーラーの査定では走行距離を重視する傾向があり、
3万キロ未満での下取り価格は買取専門業者の査定額を上回る場合があります。
走行距離が5万キロに近づいている場合は、
ディーラーよりも専門業者による買取がおすすめです。

引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/
買取専門業者による「買取」、ディーラーによる「下取り」、
それぞれの査定額の違いや特徴についてご紹介しました。
ディーラーによる「下取り」一択で損をしないためにも、
専門業者による「買取」、特に複数の業者による査定を賢く利用して
少しでも高い額でヴェゼルを買い取ってもらいたいですね。
アイキャッチ画像引用:https://carview.yahoo.co.jp/article/photo/20180822-20104199-carview/