ホンダヴェゼルのタイヤは純正でどのくらいの大きさのタイヤを装備しているのでしょうか。
また、サイズアップは出来るのでしょうか。
今回はヴェゼルのグレードごとのタイヤサイズを見ていくとともに、サイズアップの方法を探っていきましょう。
また、サイズアップできるとしたらどの程度まで上げられるのかもご紹介していきます。
ホンダヴェゼルのタイヤのサイズは?
ホンダヴェゼルのタイヤのサイズは、グレードごとに違います。
しかしグレードごとに違うと言っても基本的には16インチであり、違うのはハイブリッド車の「HYBRID X」と「HYBIRD RS」、ガソリン車では「RS」のみ大きさが異なるといった感じです。
また、タイヤの大きさは「215/50R15」という風に表記されます。
「215」はタイヤの幅をミリメートルで表しており、「50」はタイヤの高さ÷タイヤ幅×100で求めることの出来る扁平率を表記しています。
「R」はタイヤの構造を表していてこの場合はラジアルタイヤのことを指しており、最後の「15」はホイールのリム径をインチ数で表記しているといった具合です。
それでは具体的にグレードごとにタイヤの大きさを見ていきましょう。
ホンダヴェゼル「HYBRID」「G」のタイヤのサイズ
まずはヴェゼルの標準グレードのタイヤサイズを見ていきましょう。
ハイブリッド車の「HYBRID」、ガソリン車の「G」グレードのタイヤサイズは215/60R16というサイズのタイヤでスチールホイール+フルホイールキャップの組み合わせとなります。
標準グレードだけあって軽量なアルミではなくスチールが採用されていますが、質素な感じはなく質感は充分ですね。
因みに、全グレードで前後とも同じサイズのタイヤが装備されています。
ホンダヴェゼル「HYBRID X」「X」のタイヤのサイズ
続いてハイブリッド車の「HYBRID X」とガソリン車の「X」のタイヤのサイズを見ていきましょう。
このグレードは「HYBRID」と同じサイズで、違う点はアルミホイールであるという点です。
また、オプションで17インチのアルミホイールに変更することも可能です。
17インチのホイールに変更する場合は扁平率が変化し「215/55R17」のタイヤサイズとなります。
ホンダヴェゼル「HYBRID Z」のタイヤのサイズ
次に「HYBRID Z」のタイヤサイズについて見ていきましょう。
こちらはハイブリッド車にのみ設けられた上級グレードで、タイヤのサイズとしては「215/55R17」となります。
こちらの17インチホイールはスポーツタイプのデザインとなっていて、上級グレードならではの質感です。
サイズ的には「HYBIRD X」で付けられるものと同じものですね。
ホンダヴェゼル「HYBRID RS」「RS」のタイヤのサイズ
最後に「HYBRID RS」「RS」のタイヤのサイズについて見ていきましょう。
ハイブリッド車の「HYBRID RS」とガソリン車の「RS」は「225/50R18」のサイズのタイヤを履いています。
ホイールのデザインに関しても「RS」の名を冠するだけあって非常にスポーティーなデザインとなっています。
因みにヴェゼル以外に標準装備として18インチのホイールが与えられている車としては日産の2シータースポーツカーのフェアレディZなど、ヴェゼルと同タイプの車だとCH-Rが18インチホイールを装備しています。
ホンダヴェゼルのタイヤのサイズアップはどうやる?
ホンダヴェゼルのタイヤサイズは標準では上記の通りでしたが、サイズアップは果たして出来るのでしょうか。
出来るとしたらどのくらいの大きさまで変更できるのか、気になる方も多いと思います。
結論から申し上げますと、サイズアップ自体は可能です。
しかし、車体とのバランスを考えると最高でも18インチのホイールまでに留めておいた方が良いでしょう。
というのも、それ以上の大きさのホイールを装備するとなると車高を下げるなどの手間がかかり、これは個人的な好みになるのですが車体とのバランスが崩れて逆に見栄えが悪くなるからです。
一番最高で上図のような20インチタイヤまで装備出来るのですが、タイヤが収まるホイールハウスとのクリアリング(隙間)がかなりギリギリの状態であり路面状況によっては大きなロードノイズ(騒音)が車内に入ってきます。
サイズアップする場合は最高でも18インチまでに留めておきましょう。
おすすめのホイール
最高でも18インチまでに留めておいた方が良いことは前項でも触れましたが、ここではおすすめのホイールブランドについてご紹介いたします。
社外品からメーカーオプション品まで、どれもデザインが魅力的なもので迷う方も多いと思いますが一つの参考例としてぜひご覧ください。
おすすめホイールブランドその1「Modulo」
おすすめのホイールブランドとしてまず1番に挙げられるのが「Modulo」です。
このブランドは本田技研工業100%出資のブランドであり、元プロレーサーの土屋圭市氏も開発に携わることがあるカスタマイズブランドです。
Moduloからは16、17、18インチのホイールが販売されています。
その中でもおすすめなのは上図の18インチの「MS-032」というホイールで、これは切削/ベルリナブラック塗装の仕様となります。
なぜおすすめなのかと言いますと、その価格設定と質感の高さ、対応しているグレードの豊富さがその理由です。
このホイールは「RS」を除くすべてのグレードに装備が出来るホイールで、ブラックの塗装が高級感を演出している他に価格設定が1本あたり45,360円と18インチにしては比較的リーズナブルなのも魅力的。
17インチのホイール「MG-024」が全く同じ価格設定ですが、大きいホイールが欲しい方であれば「MS-032」が非常におすすめです。
おすすめホイールブランドその2「無限 MUGEN」
ホンダと言えば無限だ、というくらいイメージの強いブランドが「無限 MUGEN」です。
無限はホンダ車のレース用エンジン制作やチューニングパーツの開発などを行っており、ホンダ車オーナーに強く愛されている会社でもあります。
そんな無限からは17、18インチのホイールが販売されておりModuloよりも少々値が張るものの、無限らしい「走り」と「デザイン性」を両立させた魅力的なホイールが特徴的です。
その中からおすすめなのは18インチの「Aluminum Wheel MDV」です。
このホイールは幾何学模様をモチーフとしたヴェゼル専用デザインのホイールで軽量化はもちろんのこと、放熱性や剛性にも優れていて走りにもこだわりたい方に非常におすすめ出来ます。
価格も1本44,280円とModuloの「MS-032」よりも少しだけ安いため、交換費用を抑えたいという方は一度検討してみてはいかがでしょうか。
ホンダヴェゼルのタイヤ交換をしたい!交換方法を紹介!
最後にホンダヴェゼルのタイヤの交換方法についてご紹介いたしましょう。
交換方法としては2通りあります。
1つはタイヤ販売店やディーラーで交換してもらう、もう1つは自分で交換する方法の2つです。
2つの方法について、更に詳しく見ていきましょう。
1.タイヤ販売店やディーラーで交換してもらう
この方法は言わずとも分かると思いますが、安く済ませたいのであればやはり全国チェーン展開のタイヤ販売店で交換してもらうのが早いでしょう。
全国チェーンのタイヤ販売店として有名なのは「オートバックス」ですが、交換費用は1本3,000円あたりが相場となっています。
更に、オートバックスでタイヤやホイールを購入した上で交換してもらう場合は地域にもよりますが半額の値引きがされる場合もありますのでタイヤ交換を検討中の方はオートバックスでタイヤを購入、交換依頼をするとより安く済むでしょう。
ディーラーの場合ですと、これも地域によるのですが価格ドットコムなどに寄せられているオーナーの方の声を参考にすると平均的に14万円ほどの費用がかかるとのこと。
値段だけ見てみると決して安いとは言えませんが、その分サービスが充実しています。
例えば、遠方の方向けのサービスとして車の引き取りや納車を行ってくれること、これは有料とはなりますが遠方に住んでいて自分で引き取りに行くのが困難な方には便利なサービスですよね。
その他、ディーラーで作業終了を待つ方には飲み物の無料サービスがあったり、子供連れの方にはありがたいキッズスペースを設けているディーラーもあります。
2.自分で交換する
2つ目は自分で交換する方法があるのですが、これは正直あまりおすすめはしません。
というのも、ホイールからタイヤを外す際にタイヤチェンジャーと言われる専用のタイヤ交換機を使用するのですが、この機械は高額で場所を取るため一般家庭には当然ながら置けないですね。
しかし、整備士としてタイヤ交換の経験がある筆者からの意見としては、おすすめしないとは言ったものの既に新しいタイヤが組み付けてあるものであれば自分でタイヤ交換にチャレンジしてみるのも良いと思います。
組み付けてある状態であればジャッキアップして車体を浮かし、ホイールに付いている4本のホイールナットを外すだけで車体からタイヤが外れますので、両膝でタイヤを支えて慎重に外してください。
なお、ホイールナットを外す際は上もしくは右のナットを外したら必ずその反対側のナットを外すように、要するに外したナットの対角線上のナットを順番に外していきましょう。

引用:https://www.carsensor.net/contents/market/category_1491/_62113.html
このルールを守らないと、ホイールに傷が付くだけでなくケガの危険性もあります。
ホイールが外れたら後は外す時と逆の手順で付けていき、十字レンチで充分に締め付けた後DIYショップでも売られているトルクレンチで108N・mの規定トルクを設定してしっかりと締め付けましょう。
DIYでのタイヤ交換は危険も付き物ですが、その分愛着が湧きますし人によっては楽しめますので、既に組み付けてあるタイヤであればぜひ挑戦してみてくださいね。
アイキャッチ画像引用:https://221616.com/car-topics/20170905-92087/