ミニバン大国と海外から囁かれているという日本。
街中を多くのミニバンが走り回っています。
その中でも絶大なる人気を誇るのが、トヨタ・ヴォクシー&トヨタ・ノア。
どちらも信頼できるトヨタ自動車の製品ですが、一体どのように異なっているのでしょうか。
また、購入するならどちらがいいのでしょうか。
検証していきます。
目次
【トヨタ・ヴォクシー】vs【トヨタ・ノア】の価格を比較

https://toyota.jp/noah/exterior/?padid=ag341_from_noah_navi_exterior
とてもそっくりなヴォクシーとノア。
兄弟車なんですね。
同じトヨタ自動車製品なので余計に悩まれると思います。
実は、トヨタでもディーラーが違うんです。
ヴォクシーは「ネッツトヨタ」、ノアは「トヨタカローラ」
トヨタのディーラーは4系列あり、車のカテゴリーや顧客層などの販売ターゲットによって系列分けされています。
トヨタ店→高級車
トヨペット店→ミディアムカー
トヨタカローラ店→コンパクト
ネッツトヨタ→コンパクト&ミニバン
こんな感じみたいですね。
トヨタに行けばどの車種も購入できるという訳ではないのです。
例外がありまして、プリウスだけはどこの系列店でも購入することが可能なようです。
皆様、無駄足にならないように、目当ての車がどこで販売されているのかを調べてから足を運んでみてくださいね。
価格の差
価格についてですが、比較してみると全く同じグレード体系で、全く同じ構成の価格なんですね。
ノアは「X」、「G」、「Si」、ヴォクシーは「X」、「V」、「ZS」の3グレードが基本設定されています。
2017年に2台ともにマイナーチェンジを果たし、ノアは「Si”W×B」、「GRスポーツ」が追加、ヴォクシーは「ZS“煌”」、「GRスポーツ」が追加となりました。
希望販売価格は同じノアとヴォクシーですが、ディーラーで見積もってもらい、値引き交渉しますよね。
すると価格の差が出てくるようです。
販売台数は圧倒的にヴォクシーが勝っているため、ネッツトヨタは強気の価格で来ます。
トヨタカローラでは、ヴォクシーよりもディスカウントしてくれるという噂もあります。
相見積もりを取ってみる方が良いかもしれません。
余談ですが、もしも同じグレードのヴォクシーとノアを下取りに出すと価格に差は出るのでしょうか?
答えは、出ます。
そんなに大幅なものではありませんが、若干ヴォクシーの方が高く下取りしてもらえます。
これも、ヴォクシーの方が需要があるからでしょうね。
2台とも、下取りは割といい値でしてもらえるでしょうが、少しヴォクシーの方が高く引き取ってもらえるんだなとイメージしておいてもらって良いかと思います。
短めに乗って下取りに出す予定の方は、ヴォクシーを選ぶと少しお得になるかもしれません。
【トヨタ・ヴォクシー】vs【トヨタ・ノア】の大きさを比較
大きさも、なんと変わりません。
全長4695㎜、全幅1695㎜、全高1825㎜と同じです。
どこが違うのかというと、一見してわかるのはフロントグリル部分。
ミニバンは箱型という外形に制約があることにより、相対的に見栄えとしてのフロントマスクが与えるイメージが強くなります。
メーカーによるとノアに関しては
「人生を楽しむど真ん中世代を想定し、大きなグリルをバンパーが優しく包み込むことで、ドンとした存在感をしっかり表現」
しているそうです。

https://toyota.jp/noah/exterior/?padid=ag341_from_noah_navi_exterior
「人生を楽しむど真ん中世代」って、素敵な表現ですよね。
そのためにフロントマスクは丸みを帯びた造形にしたそうですね。
一方ヴォクシーは、
「もう少し刺激を求める方に向けてデザインし、ヘッドランプとグリルを2段構成として、つり目で睨みを利かせた表情」
に見せるようにしているそうです。
そのため、グリルとヘッドランプを2段構成とすることで、立体感を表現したとのことでした。

https://toyota.jp/voxy/exterior/?padid=ag341_from_voxy_navi_exterior
このフロントマスクが好きという方が多いですよね。
2017年にヴォクシー・ノア共にマイナーチェンジをしましたが、大幅に顔つきが変わったのはノアです。
先代までの優しいようなプレーンな印象から、強い顔つきになりました。
ヴォクシーはマイナーチェンジ前から若い人に好まれるようなラグジュアリーなデザインで、ワイルドでカッコイイイメージ戦略がマッチしたようです。
今回のマイナーチェンジも、そのイメージを更に強調しているかのようです。
また、マイナーチェンジと同時にドレスパーツも増え、更なるカスタマイズを楽しむことができるようになりました。
内装に関しても大きな違いはないのですが、シートやパネルのカラー展開が異なります。
ヴォクシーはブラックとブラッドオレンジ&ブラック。

https://toyota.jp/voxy/interior/?padid=ag341_from_voxy_navi_interior
ブラッドオレンジ&ブラックはZS系のみ可能となります。
基本はブラックということですね。
このブラッドオレンジ&ブラックが、なかなか挑戦的な色というか、奇抜でスポーティー、個性的なカラーになっています。
ノアはブラックとフロマージュ&ブラウン。
上品な茶色とベージュになっています。

https://toyota.jp/noah/interior/?padid=ag341_from_noah_navi_interior
落ち着いた雰囲気で、割と万人受けするようなカラーです。
ブラックよりも優しい雰囲気にもなるので、ノアにピッタリのシートですね。
同じようなグレードで展開されている兄弟車なので、質感は変わりません。
室内空間に関しても全く同じになります。
室内全長2930㎜、室内全幅1540㎜、室内全高1400㎜。
ゆったり広々とした空間はどちらでも味わうことができます。
また、両車に共通のデザインコンセプトとして「EMOTIONAL BOX」を掲げています。
「感覚を与える箱型」として、外観からでも室内の広さを感じさせる車両です。
【トヨタ・ヴォクシー】vs【トヨタ・ノア】の燃費を比較
ヴォクシーとノアの燃費ですが、同じ大きさの車体と同じエンジンを搭載しているため、基本的には変わらないと思っていただいて良いでしょう。

https://toyota.jp/noah/performance/performance/?padid=ag341_from_noah_perf_perf02
トヨタ公式でのJC08モード燃費は両車とも、
ガソリン車→16㎞/L、ハイブリッド車→23.8㎞/L
と記載されています。
搭載されているエンジンの種類は直列4気筒DOHC。
排気量:ガソリン車→1986㏄、ハイブリッド車→1797㏄
エンジン最高出力:ガソリン車→112kW(152PS)/6100rpm、ハイブリッド車→73kW(99PS)/5200rpm
エンジン最大トルク:ガソリン車→193N-m(19.7kgf‐m)/3800rpm、ハイブリッド車→142N-m(14.5kgf‐m)/4000rpm
このように、カタログ上でのスペックは全く同じです。
あまり気にしなくてもいいポイントでしょう。
ただ、特にヴォクシーはカスタマイズするオーナーが多い車でもあります。
どこをどのようにカスタマイズするかによっては、若干の燃費の差も出てくるかもしれません。
上記の燃費はあくまで公式のものですので、街乗りがどのくらいの頻度なのか、または高速走行時によっても大きく変化します。
それにしても、ヴォクシー&ノアのハイブリッド車、23.8㎞/Lはすごい数字ですよね!
ミニバンでこの数字を叩き出すのは、さすがトヨタというところです。
とても乗り心地の良いミニバンのヴォクシー&ノア。
両車違いは、デザインです。
悩んでいる方は、是非どちらも実物を確認してみてください。
好みのフロントマスクはどちらなのか、しっかりと見て判断してみると良いでしょう。
どちらにしても、性能は間違いなしです。
オーナーに合った愛車を厳選して見つけ出してくださいね!
そして、素敵なカーライフをお過ごしください。
アイキャッチ画像引用URL:https://toyota.jp/noah/