家族連れを中心に人気があるトヨタのミニバンヴォクシー。そんなヴォクシーにも不具合やリコールがは起こっている事をご存知でしたか?
そこで今回は、人気のヴォクシーの不具合やリコールについてまとめてご紹介したいと思います。
不具合やリコールの対処法も併せてご紹介しますので、ヴォクシーに乗っている人はもちろん、これからヴォクシーを購入しようかどうか検討の人にも見逃せない内容になっています。
目次
トヨタヴォクシーの不具合報告はどんなのがある?
まずご紹介するのは、トヨタヴォクシーの不具合についてです。
ヴォクシーを走らせるには欠かせない大事な部分にも不具合が幾つか発生しています。
・エンジンが掛からない
ヴォクシーの不具合の中で、エンジンが掛からない不具合も事例が挙がっています。
特に初代・2代目モデルで事例が挙がっていて、点火系やセルモーターも問題がないにも関わらずエンジンが掛からない事例です。
実は、こういったエンジン系の不具合はトヨタ車に多く見られていますが、大きな理由としては経年劣化があり、燃料ポンプの故障が引き金になってインジェクターまで燃料が安全に送られないためにエンジンが掛からない事が分かっています。
・エンジンから異音が聞こえる
これもヴォクシーの中で多い不具合です。
出勤やお出かけでヴォクシーのエンジンを掛けた途端、聞きなれない音が聞こえるとの事例が出ています。
エンジンから異音が聞こえる原因として多いのは、エンジンを冷やす役割を持っている冷却水が足りなくなったり、エンジンを動かすために欠かせないエンジンオイルが目盛り以下になっていたりと基本的な事があります。
それ以外では、ベアリング類の不調やファンベルトのゆるみも考えられます。
異音として聞こえるのはキュルキュル音やキシキシ音などで、これらの音が聞こえたら早急に点検が必要です。
・ボディから異音が聞こえる
意外に多い不具合としてはボディもあります。
ヴォクシーのボディから異音がする原因としては、構造上軽自動車や普通車と違い、ミニバンはカーブなどの左右の振動でボディに負担が掛かります。
そうした負担が溜まってしまうとボディにきしみが生じて、その結果ボディから異音が聞こえます。
ミニバンは車高が高いのでボディへの負担も大きく、実際ヴォクシーの修理でもボディ関係の事例も多くあります。
それ以外の異音の原因としては、荷物を沢山積んで走ったり、走行距離が多くなる事も挙げられます。
こういった事例が多いのはミニバンタイプの商用車で、走行距離が10万キロを超えるとボディかた異音が聞こえる事が多いです。
・スライドドアの調子が悪い
ヴォクシーに限らずミニバン全体の不具合として多いのが、スライドドアの調子が悪い事です。
多くのスライドドアは電動スライドタイプになっているので、電動がゆえに上手に電流がドアに行きわたらずにスライドドアの開閉が出来なくなってしまう事があります。
スライドドアの調子が悪くなる原因としては、スライドドアに搭載されているセンサーの精度が落ちてしまい動作の反応が鈍くなる事や、ヒューズが飛んでしまい反応しなくなる事もあります。
センサーやヒューズが原因の場合は、エンジンルームの中を見てみて該当する箇所の点検を行えば回復する事が多いです。
・変速ショックが大きい
マニュアル車の様に、ギアチェンジをしなくても自動的にギアチェンジしてくれるのがオートマ車の魅力です。
しかし、ヴォクシーを始めとして多くのオートマ車で変速ショックが大きいとの不具合も報告されています。
オートマ車の変速ショックが大きくなる原因としては、ATF(オートマオイル)の劣化が挙げられます。
ATFとは全てのオートマ車に含まれているギアチェンジには欠かせない潤滑油で、車を走らせていると自然に劣化が進みます。
その結果、スムーズにギアチェンジが行われずに変速ショックが大きくなります。
また、ATFを交換したら故障すると誤解を抱いている方も多いですが、機械によって交換作業が行われるので故障するリスクは小さいです※この様に言われたのは、以前ATFは手動で行なわれる事が多く、専門技術を持たない方が作業すると故障につながる事が多かったためです。
トヨタヴォクシーのリコール情報はどういったものが発表されているのか
それでは、ヴォクシーのリコール情報はどのようなものが発表されているのでしょうか?
ヴォクシーを快適に運転するには欠かせない情報なので、もれなくご覧下さい。
・エアバッグ関係
1番近く発表されたリコール情報は、エアバッグの制御システムの中にある加速度センサと、圧力センサの中にあるICチップが製造された条件が適切ではなかったため、最悪の場合内部で線が切れてしまう可能性があるためです。
これが原因で、エアバッグの警告灯が点灯してエアバッグが正常に動作しない可能性が見つかりました。
そのためトヨタは、ヴォクシーを始めとする対象車種については点検して、該当の場合は無料で交換しました。
ちなみに、タカタ製エアバッグのリコール問題は全世界で問題になりましたので、ニュースでご覧になった方も多いのではないでしょうか?
・ブレーキ関係
エアバッグ以外にもヴォクシーにはリコール情報があります。
それはブレーキ関係です。
リコール理由は、ブレーキマスターシリングの不具合で、具体的にはシール溝の形が適切ではなく、ゴムで作られたシールが溝に押し付けられた結果、シールリップ部が傷付く可能性が見つかりました。
そのため、傷が原因となり亀裂が進み、ブレーキ液が漏れて警告灯が点灯し、最悪の場合ブレーキが効かなくなる恐れがあります。
エアバッグ同様、該当の車種では点検して無料で交換対応をしました。
トヨタヴォクシーの不具合やリコール対応状況について
先程ご紹介したヴォクシーの不具合について、対応状況はどの様になっているでしょうか?
調べてみると素早い対応をしている様です。
・不具合には交換対応している
上の項でもご紹介した様に、リコールや不具合について該当しているヴォクシーについては、点検を行った上で交換の必要があれば交換対応を行っています。
エアバッグやブレーキ、スライドドアやエンジンなど多くの箇所で不具合が見つかっていますが、トヨタは誠実に対応しています。
もし、この記事を読んでいるヴォクシーオーナーで、不具合かもと感じている場合には一度問い合わせをしてみるのもオススメです。
・部品や症状によっては高額な修理費用が掛かる

リコールの対象になったヴォクシーでは、修理費用は掛かりませんが、それ以外の不具合については自腹で対応する事もあります。
そうなった場合、部品や不具合の症状によっては高額な修理費用が掛かる場合もあります。
車の買い替えの原因にもなる不具合で予想外の出費は痛いので、日頃から点検を行って無駄な修理費用が掛からない様にする事もポイントです。
・リコール対象のヴォクシーに乗っている人には順次連絡

トヨタからの正式なリコール情報発表があった後でも、リコール対象のヴォクシーに乗っている人には、購入したお店から順次連絡をしています。
該当の場合には、詳しい対応方法などを教えてくれるので、その様に動けば点検と修理を行ってくれますので、連絡を受けたら速やかに行動しましょう。
また、連絡がなくても不具合の可能性があるかもと感じた場合は、購入したお店に問い合わせしてみるのもオススメです。
アイキャッチ画像引用URL:https://toyota.jp/voxy/