トヨタのヴォクシーの現行モデルが出て、4年が経ちました。
楽しいドライブを続けていくのにタイヤの交換は必須です。
自分でチャレンジしてみたいけど難しそうだと考えている方もいると思います。
せっかくなら、簡単にできるカスタマイズとして、サイズアップしてみたいなんて思っている方もいるかもしれません。
今回は、そんなあなたにトヨタヴォクシーのタイヤ交換の仕方教えます。
トヨタヴォクシーのタイヤサイズは?
まずは基本的なトヨタヴォクシーの基本情報から見ていきたいと思います。
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)4,695×1,695×1,825mm
ホイールベース[mm]2,850mm
車両重量[kg]1,620kg
総排気量[cc]1.797ccエンジン
最高出力[kw(ps)/rpm]73(99)/5,200rpm
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm]142(14.5)/4,000rpm
モーター最高出力[kw(ps)]60(82)
モーター最大トルク[N・m(kg-m)]207(21.1)
システム全体[kw(ps)]100(136)
ミッション電気式無段変速機JC08モード燃費[km/l]23.8km/l
バッテリー 種類/容量(Ah)ニッケル水素/6.5
定員[人]7人
このサイズの車はMサイズのミニバンということになるわけですが、タイヤのサイズはどのくらいなのでしょうか。
標準装備されているタイヤについては、現行モデルでは以下のようになっています。
(フロント・リヤともに同じ数値)
タイヤサイズ 「205/60R16」
タイヤ幅 205mm
偏平率 60%
ホイール径 16インチ
タイヤ外径 652mm
まぁ非常に標準的な感じです。
そもそも、なぜタイヤのサイズアップをする必要があるのかという疑問がある方もいると思います。
そこで、タイヤのサイズアップをするメリットと注意すべき点も紹介しておきましょう。
タイヤのサイズアップのメリット
①運動性能がよくなる
サイズアップ(インチアップ)をすると、走行する際にタイヤのたわみが少なくなります。
その結果として、しっかりと地面を捉え、安定度が増すわけです。
それに伴って、ハンドルからの伝達もよくなり、操作性が良くなります。
②タイヤのグリップ性能向上
タイヤのサイズアップをすると、タイヤ幅が大きくなり接地面が増えます。
接地面が増えるということはその分、摩擦なども増えるわけです。
ということは、ブレーキングがしっかりしますし、カーブを曲がる際のコーナリングもしやすくなります。
③デザイン性
個人的にはこれが一番大きいんですけど、タイヤのホイール部分が目立ってかっこよく感じられます。
なので本当に趣味の域ともいえるかもしれません。
以下は注意すべき点となります。
・タイヤの接地面が増えるということはそれだけ抵抗が増えます。燃費が悪くなる可能性があります。
・タイヤがしっかりと接地しているということは、それだけ地面からの振動や音を受けやすくなります。
・ハンドルの操作がより伝わりやすくなるので、ハンドルが少し重たく感じられるかもしれません。
とはいえ、元々が快適な乗り心地のトヨタヴォクシーですし、そこまで気にはならないと思います。
それではさっそくサイズアップ(インチアップ)のしかたを見ていきましょう。
トヨタヴォクシーのタイヤのサイズアップはどうやる?
サイズアップ(インチアップ)するにあたり、いくつか気をつけるべき点があります。
①タイヤの外径は、ほぼ同じものを選ぶ。
タイヤの外径が違うものを選ぶと、スピードメーターに誤差が起きる原因にもなりえるのでやめておきましょう。
先ほどのヴォクシーの表を例に挙げると、652㎜に近いものを選んでください。
②タイヤが車体からはみ出さないようにする。
これは当然ですが、車体に接触したりして大変危険です。
③ロードインデックス値が標準タイヤよりも下回らないようにする。
ロードインデックス値??
急に専門用語が出てきましたね。
ロードインデックス値とはタイヤ1本における支えられる重さの値です。
ロードインデックス指数という形で表示されています。
こちらも規格で定められていますので、これを下回ってもダメなんです。
必ずタイヤには表示されていますので確認してみてください。
④インチアップできる大きさは2インチまでにとどめておく。
これも非常に重要なんですが、インチアップしすぎるとタイヤが車体に接触してしまうので注意してください。
トヨタヴォクシーのタイヤ交換をしよう!交換方法紹介!
では、いよいよ交換をしてみたいと思います。
かかる時間はおよそ1時間ほどで出来ると思います。
ここでは基本的なタイヤの交換方法を紹介していきます。
タイヤ交換に必要な工具ですが、個人的には最初から車載されている工具だけで問題ないと思います。
・ジャッキ(車体を持ち上げるための道具です)
・L字型レンチ(十字型レンチのがやりやすいので、十字型レンチがある方はそちらを使ってください)
・交換するタイヤ
・軍手
タイヤ交換をする際は、水平で広い場所でおこなってください。
ではここから手順を説明していきます。
①サイドブレーキを引いてギアをPに入れておく。
②タイヤの前後に車止めを置く。(車止めがない場合は、石や木材で代用ください)
③ナットを緩める。(ここで先ほどのレンチを使います)
ここでのポイントは、レンチに体重を乗せて外していくと良いと思います。
④ジャッキアップをする。
車体の下にジャッキをかませて、少しずつ上にあげていきます。
このとき、車体の下をのぞくと少しくぼんだ部分が2か所ありますが、その部分にかませます。
ジャッキのネジ部分を手で時計回りに回してください。
すると、少しずつジャッキが上がっていきます。
結構な力が必要だと思いますが、頑張ってください。
だいたいタイヤが地面から2cmくらい離れれば大丈夫です。
⑤ナットを外して、交換するタイヤと取り換える。
ナットにレンチを合わせて、奥まではめてください。
ナットを外すときの注意点としては、レンチに対して地面に垂直に力を入れてください。
このとき、横方向に力が入っているとジャッキが倒れる元となります。
タイヤを外したら、車体の下に置いておいてください。
万が一、ジャッキが倒れても支えになってくれます。
タイヤを外したら、取り付け面を軽く布で拭くなどして掃除しておくとよいです。
⑥ナットをとりつける。
タイヤを交換したら、ナットを取り付けます。
この際、最初は手でナットを取り付けていきます。
ある程度締まったら、レンチできつくなる手前まで締めていきます。(最終的な締めは後ほどします)
⑦ジャッキを降ろす。
⑧ナットをしっかりと締める。
この時、対角線上にあるナットを少しずつ締めていくとゆがむことなく均等にホイールが固定されます。
また、思いっきり締めすぎるとナットのネジが壊れてしまうので注意してください。
あとは、③~⑧の手順を3回繰り返すだけです。
以上で、タイヤの交換は終了になります。お疲れ様でした。
私は元々、こういった工具での作業などが大変苦手でものすごく不安がありました。
いわゆる、学校の授業科目でいうところの技術の時間や教習所でのタイヤ交換に対しても苦手意識がありました。
しかし、一度やり方を覚えて慣れてしまえば意外と簡単にできるものです。
苦手意識がある方も勇気をもって、チャレンジしてみてください。
自分で行うタイヤ交換は自分の車に対しての愛着が湧きますので、ぜひ皆さん一度お試しください。
そして、素敵なドライブライフを送ってください。
アイキャッチ画像引用URL:https://toyota.jp/voxy/