ミニバン市場でも大人気を誇るトヨタ・ヴォクシー。
道を歩いていると見かけない日は無いのではないでしょうか。
2017年はミニバン売上No.1を獲得したヴォクシーですが、まだまだ「乗りたい!」と思って検討している方も多いです。
今回は、そんなヴォクシーを試乗評価していきたいと思います。
トヨタヴォクシーの実際の試乗レポート
外観について

https://toyota.jp/voxy/exterior/
5ナンバーサイズを基本としたボディのトヨタヴォクシー。
混雑した街中でも運転がしやすく、広々とした車内はドライバーや同乗者の居心地の良さにもこだわっています。
車両の種類としては、ガソリン車とハイブリッド車があり、オーナーの求める要素によって選ぶことが可能となっています。
まずディーラーに行って外観をチェック。
どっしりと構えられたボディと。スタイリッシュなフロントマスクの表情。
少し角ばったような重みのあるボディにシュッとしたデザインは現代っぽさを感じませます。
男性ユーザーをターゲットにしているだけあって、男らしさ、恰好の良さが印象深いです。
聞くところによると、このフロントマスクが案外女性にも人気なのだそうですね。
カラーは全部で7色。
試乗できたヴォクシーはブラックでした。
不動の人気カラーでしょうね。
ヴォクシーといえばブラックといっても過言ではありません。
この黒、本当に美しい黒なんです。
黒は軽い傷なども目立ちやすいという欠点もあるそうですが、人気カラーの理由も納得です。
気になる使い勝手は?

https://toyota.jp/voxy/interior/
デザインも勿論ですが、ミニバンは使い勝手も大切ですよね。
見た感じは、ミニバンの割に車高が低めで、乗り降りがとても楽そうです。
実際に乗ってみると、運転席や助手席のみならずセカンドシートへの乗り降りも楽々でした。
聞いてみると、やはり2代目ヴォクシーよりも低く設計をされているそうです。
ユーザーの思いを叶えるために考えられた設計のひとつですね。
小さな子どもがいる家庭や、ご年配の方を乗せる予定がある方は特にありがたいかもしれません。
勿論、オプションにはなりますがパワースライドドアもあり、ボタンひとつで開閉できるこのシステムはは個人的にマストアイテムです。
乗り降りのしやすさはかなり高評価でした。
そして中に入って驚きなのが、車内の広さです。
とにかく広々、すっきり。
助手席に乗ってみたところ、その広さに感動を覚えました。
同じクラスの他社ミニバンと比較してみても、体感として一番広いのでは?と思い聞いてみたところ、それも正解だったようです。
幅、高さ、共に1番広いということでした。
天井の高さもですが、特に横幅に広さを感じましたね。
セカンドシートのスライド幅は超ロングスライド。
かなり大きく前後するので、サードシートは使用せずにセカンドシートを目一杯スライドさせればかなりの長身男子が足を伸ばしてのんびりすることも可能です。
聞くところによると、810㎜も動くようです。
男性は特に感動する部分かもしれません。
足を伸ばして寝ることができる車は嬉しいですよ!
オプションでオットマンもあるそうです。
ただ、シートに付いているようなタイプではなく独立型のオットマンのため、使わない時は邪魔になるかもしれないということでした。
これは悩ましいですね…
筆者が試乗したのは7人乗りタイプのものでした。
8人乗りも気になったのですが、セカンドシートがベンチタイプなのかセパレートタイプなのかの違いだそうです。
セパレートタイプの方が乗っている人は心地が良いような作りになっているようですね。
ひとりひとりが座るための乗り心地を追求して作られたシートは、確かに体の収まりが良かったです。
因みに、セパレートタイプの方が人気ということでした。
サードシートは必要のないときに跳ね上げることができます。
この跳ね上げがとても楽チン!
力の無い女性でも簡単に収納することができるでしょう。
後部は物を載せたりするのには十分な広さがしっかりと確保されており、かつ床下収納もあります。
常に入れておかなければならない物や、転がって欲しくないような物を収納するのにもとても便利です。
いざ、運転してみると
いざ運転をしてみると、かなり運転がしやすいかったのが印象です。
まず、運転席のシートですが前後上下で調整がしやすく、自分の運転しやすいポイントを見つけることができました。
ミニバンでよく聞くのが、夫婦で運転することがあっても小柄な奥さんに運転をさせるにあたって座席の位置が合わないこと。
これってとても悩ましいですよね。
ウィークデーは奥さんが子どもたちを連れて移動するからミニバンに乗る家が多いんです。
その悩みを解決してくれたような感じでした。
そして、運転席からの視野もかなり広く見やすかったです。
先代ヴォクシーからかなり大幅に改善されたポイントでもあるそうですね。
すっきりとした視野の広さは、運転が苦手な方や女性でも安心ができそうです。
お陰で、街中を走るのもスイスイです。
筆者が試乗したのはガソリン車でしたが、それでも走行中はとても静かなエンジン音でしたね。
多少のデコボコ道の衝撃も少なく、かなり乗り心地が良かったです。
トヨタヴォクシーの試乗した評価

https://toyota.jp/voxy/performance/
このミニバン戦国時代に、やはりトヨタは違うなと感じてしまいました。
デザイン性なども勿論大切ですが、とにかく空間の広さは素人が乗ってみてわかるほどです。
同じクラスの他社のミニバンが狭く感じられるほどのその空間、トヨタはユーザーをよくわかっている!と思ってしまいました。
目線としては、男女問わずに心地よい車でしょうね。
男性のための車ではなく、家族のための車、そんな好印象を受けました。
2014年にこの3代目ヴォクシーが登場し、2017年にはマイナーチェンジを果たしましたが、とにかく人気車種な理由は納得の1台です。
ここではあまり触れていませんが、ハイブリッド車のヴォクシーは23.8㎞/Lというとてつもない低燃費なのだそうです。
あのプリウス用ハイブリッドシステムを用いているようで、もうそうなると文句の付け所は一体どこなのだろう?というところです。
しいて言うなら、車内のデザインは非常にシンプルです。
黒がベースになっているもので、シンプル好きには特に問題無いかと思いますが、少し個性的にしたいという方はカスタマイズをお勧めします。
やはりグレードが上がるヴェルファイアやアルファードに比べると、高級感に関しては劣るところでしょう。
シートの心地よさは全然違いますよね。
インパネも少しチープに感じる方もいるようです。
しかし、それは値段の違いという部分で飲み込むことができますよ。
「お値段以上!」という印象が率直な感想です。
トヨタヴォクシーの試乗のポイントは?

https://toyota.jp/voxy/exterior/?padid=ag341_from_voxy_navi_exterior
購入を検討されている方は必ず試乗されることをお勧めします。
車は、見て楽しむことも勿論ですが、やはり乗ってみてドライバーの目線から楽しむこともとても大切。
使う予定がファミリー使用でしたら、是非ともセカンドシート、サードシートも乗り降りをしてみてください。
余裕があればですが、おひとりではなく家族で試乗されるのも良いかもしれません。
それぞれのポジションに乗ってみて、体感してみるということです。
運転する予定の方は交代で運転をしてみること。
安心して運転することができるのかは、乗ってみなければわかりません。
試乗する際には、道も少し考えてみると良いです。
少し細い道、坂道はできれば通ってもらいたいところですね。
筆者は自分でルートを決めさせてもらいました。
アクセルを踏み込んだ時の感覚、曲がり角でのハンドル操作なども体感してもらいたいです。
ミニバンは今や日本国内大人気、噂では海外メーカーから「なぜ日本ではこんなにもミニバンが売れるのか?」などと囁かれているほどだそうです。
日本メーカーは、売れ筋のミニバンにかなり力を入れており、競合他社との戦国時代となっています。
だからこそ、細かなチェックは見逃すことなく!
アイキャッチ画像引用URL:https://toyota.jp/voxy/