発売されてから実用的な軽自動車のハイトワゴンとして支持されているダイハツウェイクですが燃費が気になる方も多いと思います。
今回はウェイクの燃費情報や実燃費情報などを検証してみたいと思います。
ダイハツウェイクの燃費はどう?

引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/31718
ウェイクのカタログ燃費を調べてみました。
2WD JC08モード 25.4km/L
4WD JC08モード 24.6km/L
2WDターボ JC08モード 23.8km/L
4WDターボ JC08モード 23.2km/L
ハイトワゴンは空気抵抗の関係で燃費には不利だと言われていますが実際の数値を見るとなかなかの燃費の良さだと言えますね。
同じダイハツのタントはどうでしょうか。
2WD JC08モード 28.0km/L
4WD JC08モード 25.8km/L
2WDターボ JC08モード 26.0km/L
4WDターボ JC08モード 24.6km/L

引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/31718
こうしてみると同じダイハツでもタントの方が燃費では有利だという事がわかりました。
空気抵抗は燃費に深く関係していますから車高の高さが影響している可能性は大きいのかもしれません。
ウェイクはエコアイドル方式を採用しています。
エコアイドルとはクルマが止まる少し前からエンジンを自動で止めて低燃費化するシステムになります。
減速時に時速7〜9kmまで車速が落ちるとエンジンが停止し、クルマが停車中も引き続いてエンジンは停止を継続させてブレーキから足を離すと再始動します。
エンジンが停止中もオーディオやナビゲーションは使用可能ですがエアコンは送風に変わりますから夏の猛暑の時は辛そうですね。
状況に応じてコントロールしますから渋滞の様なストップアンドゴーの連続する場面では作動しない様になっています。
ウェイクに限らず特にターボが付いていない軽自動車は排気量が小さいためにアクセルを踏んでエンジンの回転数を上げて走行する確率が高くなっています。

引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/31718
街中のちょっとした上り坂や高架している交差点などを走るとわかりますね。
また、軽自動車は街中の足代わりに使われる場面も多く、信号で停止する確率もかなり高いです。
ですからアイドリングストップやエコアイドルなどのシステムは燃費が悪くなりがちな市街地走行での燃料消費の効率アップにかなり貢献しているのだと思います。
ウェイクはレジャーや自転車などのトランスポーターとして使用するユーザーが多いですから、以外に遠出するケースもあるでしょう。
ダイハツウェイクの実燃費と燃費確認の情報

引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/31718
ここまではダイハツウェイクの燃費情報についてお知らせさせて頂きました。
ここからはウェイクの実際に走っている方の実燃費情報を検証してみたいと思います。
ウェイクの燃費はJC08モードです。
実燃費はここから80%くらいの数値が実際だと言われていますが、乗っている方の声を聞いてみました。
2WDに乗っている方の実燃費は平均で15.5km/Lでした。
4WDに乗っている方の実燃費は14km/Lでした。
2WDターボに乗っている方の実燃費は平均で15km/Lでした。
4WDターボに乗っている方の実燃費は平均で14km/Lでした。
JC08モードのカタログ値よりもかなり下回っています。

引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/31718
これはJC08モードの測定条件と実際の走行環境が違う事が要因になっています。
公式測定では様々なシチュエーションでの走行値を平均化したものがカタログ値になっていますが、ウェイクは街中での短距離ストップアンドゴーを繰り返す走行で使われている方が多いでしょう。
クルマは高速道路を制限速度付近で走るか、信号のない郊外を制限速度付近で走行するのが最も燃費の数値が良くなります。
短距離のストップアンドゴーの繰り返しは最も燃費が悪くなる条件ですから致し方ないですね。
ウェイクに限らず軽自動車の660ccという排気量のパワーとトルクは年々装備が増えて重量が増加する現代では不足気味になってきています。
まだナビゲーションやエアバッグ、衝突基準が緩かった頃の軽自動車は現在よりも相当に軽量でしたから660ccでも不満なく走行できたわけですね。

引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/31718
とはいえ、現代でも買い物程度の使用ならば何の不満もなく、ターボ付きならば少々の遠出もこなせるでしょう。
ただし今後は先進安全機能やハイブリッド化による車載バッテリーの容量増加など車体重量の増加傾向の可能性は益々高まっています。
そうなるとウェイクを含めて排気量の制限のある軽自動車は走行性能を上げていかないと実用に耐えられない物になっていく可能性もありますね。
ウェイクのユーザーはレジャーで使用する方が多くてあまり燃費には厳しくないし、購入する時にも燃費をそれほど重視していないと言った声もありますが、やはり経済性はクルマを購入する上では重要ですね。
ウェイクの魅力はその実用的な車体や豊富なオプションによる使い勝手の良さにあります。
荷物を多く乗せては燃費も良くはなりませんが、だからといって大食いと言うほどでもないウェイクは優秀です。
ダイハツウェイクの燃費は向上しているのか?

引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/31718
ここまではダイハツウェイクの燃費情報や実燃費に関する情報をお知らせさせて頂きました。
ここからはウェイクの燃費向上について検証してみたいと思います。
クルマは乗り方によって燃費が変わります。
クルマ自体の燃費性能も重要ですがユーザーの燃費に対する向上意識によってもかなり違ってきますので工夫が必要ですね。
乗り方で燃費を向上させるポイントを調べてみました。
まずはクルマのエンジンがガソリンを多く消費するのはどういった状況なのかを知ることが大切です。
エンジンを始動して走らない状態でもアイドリングでガソリンは消費されています。
ウェイクはアイドリングストップ機能が備わっていますがブレーキを離すと発進します。

引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/31718
ゼロから発進する時のアクセルを踏む度合いが燃費にはかなり影響しますからグッと踏むのではなく、そっと静かにアクセルを踏む事を心がけましょう。
ハイブリッド車ではモーターで発進して途中でエンジン始動なので燃費が良いのですね。
オートマチックやCVTの場合はアクセルを離すだけでクリープ現象で緩やかに前進しますが、少し動かしておいてから緩やかにアクセルを踏んでいく事を利用すれば良いわけです。
街中での信号で急発進するのは無駄にガソリンを消費する事を覚えてください。
また、発進した後の急加速も同じ事になります。

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1から10にアクセルを開けるシーンであっても1〜5〜10と踏むのではなく1〜2〜3と緩やかに踏んでいくのが燃費向上の運転ですね。
ウェイクのノンターボ車では坂道や高速道路の合流などではアクセルを多めに踏まなければ加速力不足で危険な場面もありますが、それらは状況判断すると良いでしょう。
また、エコアイドルの機能を上手く利用し、信号が手前で黄色〜赤になる様な場面では緩やかに速度を落として早めにアイドリングストップを機能させれば燃費は向上するでしょう。

引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/31718
アイドリングストップ車はエンジンが停止中でも電気を使用するためにバッテリーの容量が大きい物を使用しています。
この為バッテリーが弱ってくるとアイドリングストップが機能しなくなりますから点検はしっかりとしておき、早めの交換が必要になると思います。
エアコンのコンプレッサースイッチをオフにすると多少は燃費が良くなりますが、春や秋など気候が穏やかな時は利用すれば良いと思います。
アイドリングストップ機能が働いている時はコンプレッサーもストップしますから猛暑などの時はオフにした方が安全ですね。