日産エクストレイルは2000年に発売されてからSUVとしてベストセラーを続けていますがノーマルで乗る方法と個性的なスタイルで乗る方法があります。
今回はエクストレイルはクロカン仕様に向いているのかについて検証してみたいと思います。
目次
エクストレイルはクロカン仕様に向いているのか?

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
クロカン仕様とはどういう仕様なのでしょうか。
クロカンというのは略語で正しくはクロスカントリーの事を言い未舗装路の岩場、砂地などの普通車では乗り入れる事が出来ない場所でも走行可能な車という事になります。
クロカンはアップダウンの激しい地形や極端に足場の悪い道を乗り越えられる仕様となり、ラダーフレームの剛性が高い車種がベース車として使われます。
クロカン仕様としてよくあげられるのはランドクルーザーやジムニーでクロカン=ラダーフレームの印象が強いですが乗用車ベースのSUVもドレスアップの手段としてはよい方法ですね。

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
本格的なクロカン走行を楽しむにはタフな車体構造が必須となりジムニー、ランドクルーザー、輸入車ではメルセデスGクラス、ジープラングラーなど最初からそういった目的で開発された車が適している事になります。
乗用車ベースのSUVでもクロカン仕様にしてクロカンを楽しむ事は出来ますが車体構造がモノコックですからラダーフレームに対しての耐久性ではどうしても劣る事になります。
エクストレイルは悪路走破性は高性能な車ですが岩場などの車体剛性に負担のかかる場所はあまり多用しない方が無難ですね。
雪道や泥濘地や勾配路など車体に負荷のかかりすぎない場所ならエクストレイルの性能が余すことなく発揮できるでしょう。
4WDシステムにおいてラダーフレーム車はドライブシャフトやデフロックなどの機構耐久性がかなりタフに作られています。
エクストレイルの4WDシステムは電磁式クラッチを仕様したオールモード4×4で50:50固定機能も備えてはいますがクロカン4WDと比較すると強度不足言えます。
エクストレイルのクロカン仕様のタイヤはこれだ!
引用:https://blog.goo.ne.jp/precious_onoji-/e/d7984d880376b3dd29834974a125b4a8
ここまでは日産エクストレイルのクロカン仕様に向いているのかについてお知らせさせて頂きました。
ここではエクストレイルのクロカン仕様のタイヤはこれだについて検証していきたいと思います。
エクストレイルをクロカン仕様にした場合はノーマルタイヤではスタイル的にバランスがあまり良くありません。
クロカンらしさを出すためにはこだわってタイヤとホイールもそれらしい仕様に変更すると雰囲気が出てきます。
エクストレイルのノーマルタイヤサイズはT32の前期はは225/65R17になっていますが標準装備されているタイヤはオールシーズンタイヤになります。
オールシーズンタイヤは性能的にはサマータイヤよりになり圧雪路までは走行可能になるという幅広い路面状況をカバーするカテゴリーになります。

引用:https://blog.goo.ne.jp/precious_onoji-/e/d7984d880376b3dd29834974a125b4a8
サマータイヤからスタッドレスタイヤの領域をカバーしますからどちらかというとオフロード性能はあまり重視されていません。
スタッドレスタイヤが雪上でのグリップを優先的に開発されている通りにオフロード向きのタイヤとしてオールテレーンとマッドテレーンがあります。
どちらも過酷な路面にタフに機能する性能をもちクロカン走行には必須ですが独特の無骨さもありドレスアップに対しての雰囲気も抜群になります。
オフロードタイヤの中でもマッドテレーンはブロックも大きくその名の通りに泥道でもしっかりグリップするブロックを備えています。
その分ロードノイズも大きく燃費も劣る事になります。
オールテレーンはオフロードタイヤの中でもオンロードよりでクロカン仕様のユーザーにはこちらのタイヤが人気になっています。
エクストレイルの車高を上げる!
引用:https://blog.goo.ne.jp/precious_onoji-/e/d7984d880376b3dd29834974a125b4a8
ここまでは日産エクストレイルのクロカン仕様のタイヤについてお知らせさせて頂きました。
ここではエクストレイルの車高を上げるにはを検証してみたいと思います。
カスタムの方法として車高を上げる事をリフトアップと呼びます。
サーキットを走る場合に高速走行で車体を安定させるために車高を下げる事がありますがオフロード車では地上高に余裕を持たせるために反対に車高を上げる事になります。
乗用車ではこれをドレスアップのためにリフトダウンを施す事がありますがオフロードでもドレスアップのためにはリフトアップする方法が取られます。

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
エクストレイルのリフトアップはサスペンションのスプリングを専用の物に交換する事で可能になります。
ただしリフトアップは5cm以内に納めなくてはなりません。
それ以上リフトアップするとドライブシャフトやサスペンションの可動領域を超えてしまうからです。
さらには車検を通す事を考慮に入れるなら3cm以内に収めるのが無難です。
タイヤや駆動系とのマッチングに慣れている専門店での装着を強くオススメしたいですね。
エクストレイルのその他クロカン仕様にする方法とは?
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
ここまでは日産エクストレイルの車高を上げるにはについてお知らせさせて頂きました。
ここではエクストレイルのクロカン仕様にするその他の方法について検証してみたいと思います。
タイヤをオールテレーンまたはマッドテレーンに交換して、それに似合うホイールを装着したらかなりクロカン仕様の雰囲気が出てきます。
さらにはリフトアップを施すサスペンションコイルを入れて車高が上がればますます雰囲気が上がりますね。
さらにトータルでドレスアップをするためには他にどの本様な方法があるのでしょう。
ノーマルタイヤとオールテレーンやマッドテレーンはサイズのマッチングが難しくなっています。
ちょうどよいインチサイズではフェンダーからタイヤがはみ出してしまう事があるからですが、その様な場所にはオーバーフェンダーを装備するとよいでしょう。

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
ロードカーではエアロパーツでドレスアップしますがエクストレイルにはエアロパーツは存在しています。
クロカン仕様にするにはエアロパーツではなくフロントにはカンガルーバーやフロントガードと呼ばれる大型バンパーガードを取り付けます。
もともとはアフリカなどでカンガルーと衝突した時に車体にダメージを与えないために取り付けられたパーツですがワイルドな雰囲気がでる事からオフロード車のドレスアップには欠かせないアイテムとなりました。
そしてサイドにはやはりパイプ状のサイドステップを取り付けます。
フロントガードの間には大型フォグランプが点灯しているとさらに雰囲気がでますね。
ルーフの上にはルーフレールラックやフォグランプを装備するとクロカンらしさが出てきてかっこよくなります。
エクストレイルのクロカン仕様まとめ
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
ここまでは日産エクストレイルのクロカン仕様にするその他の方法についてお知らせさせて頂きました。
ここではエクストレイルのクロカン仕様まとめについて検証してみたいと思います。
エクストレイルは歴代モデルでクロカン仕様にするユーザーがいる様ですね。
もともとは乗用車ベースながら高い走破性で定評のある車ですからよく似合うのも理解できます。
しかし本格的なクロカン走行を行うことはあまりオススメしません。
もともとのフレーム構造がランドクルーザーやジムニーとは違うからで、岩場などを越えようと思えば走行できる性能はありますが車体剛性を考えると歪んでしまう可能性もあります。

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
従ってエクストレイルをクロカン仕様にと考えているユーザーはあくまでドレスアップ重視に考えておくと良いでしょう。
タイヤとホイール交換、さらにはリフトアップするだけでも雰囲気は変わりますがオーバーフェンダーやフォグランプなども追加してドレスアップを楽しんでほしいですね。
中には最初からクロカン仕様にドレスアップしたモデルを販売しているショップもありますから検討してみてはいかがでしょうか。
アイキャッチ画像引用:https://www.major-nissan.ru/model/x-trail/