日産のSUVシーンをリードするエクストレイル。
今回はそのエクストレイルのインパネ外しについてまとめてみます。
ナビを変えたい。エアコンの修理にチャレンジ。
型式別にまとめていますので、上記のような時に参考にしてみてください。
エクストレイルのインパネ外し方:T30

URL:https://www.factstore.top
まずは初代エクストレイルである、T30タイプからです。
初代のエクストレイルが発売されたのが、2000年11月から。
当時、エクストレイルは「汚れに強くアウトドアシーンで活躍する新しいSUV」として話題になりました。
そんなエクストレイルなので、インパネ全体の仕様として、非常に直線的なデザインであり、歴代エクストレイルの中では比較的インパネが外しやすいと思います。
そんなT30タイプの外し方は次の通りです。

URL:https://page.auctions.yahoo.co.jp
「道具を準備しよう」
インパネの取り外しにあたっては特殊な(というか特別な)工具をセットする必要があります。
もちろん、それ専用に絶対購入しなければならないというものではありませんが、薄いヘラが必要になりますので、あらかじめ準備しましょう。
ネット通販などでは、自動車のインパネ取り外し用の工具セットなんかも売っていますので、揃えておくのもよいかもしれません。
「オーディオ周りを外してみる」
インパネの脱着という観点から見て、一番ニーズがあるのがオーディオ周りの取り外しだと思います。
そこで、ここではオーディオ部分の脱着についてまとめてみます。
URL:http://noaidea.me
1_オーディオパネルを上から見て、継ぎ目にヘラを差し込む
2_一気に外さないように注意(配線類が繋がっています)し、少し浮かす(爪を折らないように)
3_浮かした状態にしたところで、中にあるカプラー(配線類の差し込みコネクターのようなものです)が見えるので、これを丁寧に外す
4_カプラーを外したら、ゆっくりと最後まで外して完了です
「ヒューズボックス内の電源取り外し」
インパネを触る際に比較的多い理由として、電源取り回しに関するきっかけだと思います。
車によってはなかなか触りづらいところに、触りづらくセッティングされていることがありますが、T30のタイプではかなり容易におこなえます。
1_運転席下の方にヒューズボックス用のカバーがあるので、そこを開ける
2_中にヒューズボックスが見えるので、必要なカプラー類を脱着する
他にもダッシュボードの取り外しなどもありますが、まずは代表的な3つについてご紹介しました。
ぜひとも参考にしてください。
エクストレイルのインパネ外し方:T31

URL:http://history.nissan.co.jp
次に二代目エクストレイルである、T31タイプのインパネ交換について見ていきましょう。
二代目エクストレイルは2007年8月より発売されました。
内装としてみると、初代が非常にアクティブで、言い換えると無骨とも言えるようなデザインだったのに対して、二代目では時代の流れに沿って、ずいぶんとモダンなフォルムに変わっています。
この流れに沿って、インパネ部分も継ぎ目の少ない、自然な外観を表現しています。
そのようなデザインのT31エクストレイルですが、やはり代表的なパーツの交換についてまとめてみます。

URL:https://ktc.jp
「道具を準備しよう」
T31においても準備する工具について大きな差があるわけではありません。
基本的には薄いヘラ類がいくつかあったほうが作業が容易にできると思います。
その中でT31で特に注意いただきたいのは、ヘラの素材は出来るだけプラスティック製であるように気をつけていただきたいという事です。
パネル素材として、傷が目立ちやすいと思いますのでぜひとも気をつけてください。

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「オーディオ周りを外してみる」
T31の場合は全部で10箇所、ツメで止められています。
やはり、そんなツメ部分を折らないように気をつけてください。
1_オーディオパネルの下部のどちらかにヘラを差し込み、浮かす準備をし、もう反対側の下部に同じくヘラを差し込む。
2_下部分が浮いたのち、上部についてもゆっくりと同じ要領で浮かす(テコの原理で片方を浮かして、もう片方を浮かすわけです)
3_一気に外さないように注意(配線類が繋がっています)し、少し浮かす(爪を折らないように)
4_浮かした状態にしたところで、中にあるカプラー(配線類の差し込みコネクターのようなものです)が見えるので、これを丁寧に外す
5_カプラーを外したら、ゆっくりと最後まで外して完了です
基本的にはT30と同じ流れですが、パーツ類がより繊細になっていますので、傷をつけないように、マスキングなどをして作業しても良いと思います。
「ヒューズボックス内の電源取り外し」
これは共通として、ヒューズボックス用の扉があるので、そこからヒューズのカプラー取り外しができます。
同じく運転席の右下にヒューズボックスがあり、その中でオーディオ系の配線を取り外ししてください。
エクストレイルのインパネ外し方:T32

URL:https://www3.nissan.co.jp
最後に現行モデルである三代目エクストレイル(T32タイプ)についてまとめてみましょう。
現行モデルであるだけに、よりしっかりとレポートしてみます。
現行モデルは2013年12月に発売開始。
その特徴としては、よりオンロード特性も強化し、オフロードに強い車という特徴づけから、オン/オフ両面に対してきっちりと対応力を見せた「クロスオーバーSUV」として仕上げたというところです。

URL:https://www3.nissan.co.jp
それに伴い、インパネ回しのフェイスもぐっと一新されています。
かなりオン系を意識した内装フォルムですので、インパネもかなり曲線が使われています。
オーディオパネルまわりなどは比較的前モデルまでの流れを踏襲していますが、ダッシュボードなどは変な力の入れ方で破損しないよう、よりやさしくおこなっていただきたいと思います。
実際に整備士さんが作業するのを目の前で見てみると、非常に手慣れた様子で外していきます。
ただ、その特徴として、一気に外し切らないで徐々に手早く動かしていくという印象です。
一度に動かすのはどこまでという加減をしっかりと覚えている感じですね。
ある程度大胆にしないと外れませんし、一気にしすぎるとツメの破損に繋がります。
「道具を準備しよう」
道具の準備という面ではこれまでのタイプと大きな差はありません。
T31タイプでもお伝えしましたが、最近のインパネ類は結構傷が目立ちやすいので、傷をつけないようにプラスティック製のへらなどを準備することをおすすめします。
また、ツメの数も結構増えてきていますから、本数についても多めが良いでしょう。
また、後程説明しますがT32タイプではプラスドライバーも必要ですので、柄の短めなものを準備しましょう。

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「オーディオ周りを外してみる」
次にもっとも頻度の高いオーディオパネルの取り外しをしてみましょう。
T32ではこれまでのタイプとちがい、より、一体的なインパネ形成がなされている中で、オーディオパネル単体で外すことができません。
その過程を含めてご説明します。
1_まずは助手席側、エアコン吹き出し口あたり(ベンチレーターダクトというそうです)を外すところから始める
ドアを開けるとダッシュボードのサイドパネルがありますので、これを薄いヘラで外す
2_プラスドライバーでベンチレーターダクトが外せますので、じわじわと動かして外す
3_ダッシュボード上部の装飾パネルが簡単に取れるようになると思いますので、ここを外から中心に向けて外す
4_空調コントロールパネルを外す
5_オーディオパネル右にある、プッシュスタートボタンのところのパネルをはずす
これでオーディオ部分が取り外せるようになりますので、じわじわと動かして外す
外観に比例してかなり一体感のある仕様になっているので、連携して取り外していくことになります。
「ヒューズボックス内の電源取り外し」
T32タイプではヒューズボックスの取り外しについても大幅に変わっています。
場所が運転席下から助手席ダッシュボード内になっていますので、しっかりとご説明します。
1_助手席側ドアを開けるとダッシュボードのサイドパネルがありますので、これを薄いヘラで外す
2_ダッシュボードを開けると右外側にひっかかっている部分がありますので、そこを指で取り外す
3_ダッシュボードが手前に引っ張れるようになりますので、外してヒューズボックスが出てくる
やはり、車種の近代化にともなって、電装品が増えてますので、ヒューズボックスも大きくなっていますね。
エクストレイルインパネ外し方まとめ

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今回はエクストレイルのインパネについてまとめました。
インパネの本来の意味は計器類回りのパネルということになります。
ですが、一般的にはフロントパネル類全般を指すことが多いようです。
時代の変遷にそって、パネルの設置形状がどんどん複雑化しています。
一方で、部品強度がそんなに高いわけではないので、気を付けて理解の上で作業しましょう。
アイキャッチ画像引用URL:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html

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