2000年の登場より、人気のSUV車日産・エクストレイル。
2018年ミドルクラスSUVで販売台数みごと1位を獲得しています。
そんな長く人気の日産・エクストレイル。
同じく日産・セレナと悩む人が多いです。
エクストレイルとセレナ、タイプの違う2つの良いところと悪いところはどんなところでしょう。
価格・燃費・大きさ・安全性を含めて紹介します。
目次
エクストレイルとセレナの価格はどっち?
エクストレイルとセレナの価格の違い、維持費の違いはどのようなところでしょう。

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エクストレイルは2WDと4WD、セレナは2WDと4WD、e-POWER(2WD)があります。
また、エクストレイルには2WD・4WDともHYBRID車があります。
それぞれ価格を紹介します。
エクストレイルの価格
ガソリン車
・2WD(2列シート):2,231,280円から3,275,640円
・2WD(3列シート):2,724,840円から3,171,960円
・4WD(2列シート):2,404,080円から3,009,960円
・4WD(3列シート):2,827,440円
HYBRID車
・2WD(2列シート):2,589,840円から3,071,520円
・4WD(2列シート):2,796,120円から3,277,800円
セレナ価格
・2WD:2,435,400円から3,011,040円
・4WD:2,733,480円から3,227,040円
e-POWER
・2WD:2,968,920円から3,436,560円
となっています。
まず、2WD・4WDから比較しましょう。
エクストレイルは2,197,800円から2,803,680円(3列シートも含む)、セレナは2,435,400円から3,011,040円となっています。
エクストレイルは、2列シート・3列シートがあり、セレナは3列シートのみですので、3列シートだけ見ると最低価格はセレナの方がよいです。
また、エクストレイルは3列シートのグレードが少ないのに対し、7種類(防水シートを見ると9種類)ありますので、セレナの方がグレードを選ぶことができます。

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その他の価格
他にも、自動車価格、燃費などの維持費があげられます。
エクストレイルとセレナの排気量は、エクストレイルは排気量2,000㏄のみ。
セレナは、排気量2,000㏄とe-POWERの排気量1,200㏄がありますので、2,000㏄の自動車税は39,500円、1,200㏄の自動車税は34,500となっています。
また、エコカー減税は、エクストレイルのHYBRIDの減税は取得税50%、重量税50%の減税、ガソリン車は自動車重量税25%減税、自動車取得税20%減税となっています。
一方セレナのエコカー減税は、ガソリン車は、自動車重量税は25%減税、自動車取得税20%減税、e-POWERは免税100%となっていますので税金をみると、セレナのe-POWERが一番維持費がかかりません。

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価格に関しては、エクストレイルはHYBRID車がありますが、HYBRID車の方がセレナe-POWERより価格が高いです。
燃費・税金面でみてもセレナの方が価格が安くなっています。
性能に関しても、エクストレイル・セレナのどちらとも日産車ですので装備に引けをとりません。
価格はセレナに軍配があがります。
エクストレイルとセレナの燃費はどっち?
エクストレイルとセレナの燃費はどちらがよいでしょう。

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カタログ燃費
エクストレイル
エクストレイルには、ガソリン車(2.0L)・HYBRID車(2.0L)があります。
・2.0Lガソリン(JO08モード):16.0km/L~16.4km/L
・2.0L HYBRID 2WD(JO08モード):20km/L~20.8km/L
セレナ
セレナには、ガソリン車(2.0L)・e-POWER(1.2L)があります。
・2.0Lガソリン車:15.0~17.2km/L
・1.2L e-POWER :26.2km/L
となっています。
エクストレイルのHYBRID車より、セレナのe-POWERの方が格段に良いです。
また、実燃費はカタログ燃費の約65~70%と言われています。
ガソリン車に関しては、ほとんど実燃費の差はありません。
エクストレイルのHYBRID車とセレナのe-POWERの実燃費は、セレナのe-POWERに軍配があがります。

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エクストレイルとセレナのパワーは?
エクストレイルのエンジンと最高出力・トルクを紹介します。
エンジン:DOHC筒内直接燃料噴射直列4気筒(排気量2,000㏄)
最高出力:108kW(147PS)/6000rpm
最大トルク:207N・m(21.1kgf・m)/4400rpm
モーターRM31モーター
最高出力:30kW(41PS)
セレナのエンジンと最高出力・トルクを紹介します。
エンジン:DOHC筒内直接燃料噴射直列4気筒(排気量2,000㏄)
最高出力:110kW(150PS)/6000rpm
最大トルク:200N・m(20.4kgf・m)/4400rpm
e-POWER
エンジン:DOHC水冷直列3気筒(排気量1,200㏄)
最高出力:62kW(84PS)/6000rpm
最大トルク:103N・m(10.5㎏f)/3200-5200rpm
となっています。
最高出力に関しては、7~8人乗りしかないことを含み、馬力がエクストレイルの方があります。
しかし、加速力に関しては、さすがSUV車のエクストレイルが断然よいです。
セレナのe-POWERは燃費も良い分、排気量が2,000から1,200と下がるためパワーやエンジン性能も落ちてしまいます。
ガソリン車に関しては、排気量も燃費も変わらないですので、燃費に関してはどちらも変わりません。
馬力で言えば、セレナですがエンジン性能・加速性能はエクストレイルに軍配があがります。
エクストレイルとセレナの大きさはどっち?
エクストレイルとセレナの大きさはどちらが大きいでしょう。
収納も含めて紹介します。

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大きさ(外寸編)
エクストレイルとセレナの外寸から比較してみましょう。
エクストレイル
全長×全幅×全高(㎜):4690×1820×1730-1740㎜
セレナ
全長×全幅×全高(㎜):4690(ハイウェイスターは4770)×1695(ハイウェイスターは1740)×1865(4WDは、1875)㎜
となっています。
それぞれの外寸の特徴を比較します。
ボディタイプは、エクストレイルがミドルタイプのSUV車、セレナがミニバン・ワゴン・ワンボックスタイプとなっています。
全長は、セレナのハイウェイスターになると約8㎝大きくなりますが、他のタイプは大きさは4690mmと変わりません。
一見見た目はワンボックスタイプのセレナの方が全長が長いように感じまます。
続いて全幅です。
全幅は、エクストレイルが1820㎜セレナが1695㎜(ハイウェイスターは1740)約8~12.5㎝エクストレイルの方が横幅の広い車になっています。
SUV車は幅の広い車が多く1800㎜を超す全幅の車が多いです。
全幅の広い車は細い道などで運転しにくいですが、安定性があります。
最後に全高です。
エクストレイルは1730-1740㎜、セレナが1865(4WDは、1875)㎜となっています。
セレナはワゴンタイプですので、とにかく全高が高い車です。
エクストレイルと比べても約1300㎜セレナの方が高く、乗りやすさを重視されています。
外観で見ると、大きさはセレナの方が四角いボックスタイプの車ですので、大きく感じます。
しかし、全長は変わらず全幅はエクストレイルの方が広いです。
見た目と実際では長さが違うことがわかります。
続いて室内の広さを見てみましょう。

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大きさ(内寸・室内の広さ編)
エクストレイルの内寸
室内長さ×室内幅×室内高さ㎜:2,005-2,555×1,535×1,270㎜
最低地上高:195-205㎜
セレナの内寸
室内長さ×室内幅×室内高さ㎜:3,170-3,240×1,545×1,400㎜
最低地上高:140-160㎜
エクストレイルとセレナの室内の内寸に関しては、室内幅はほとんど変わりませんが、室内の長さ・室内の高さはセレナの方が長く・高いです。
エクストレイルは5人乗りの室内の長さでもセレナに届きません。
荷室の広さは、5人乗りですとSUVの特徴でもある荷室量をセレナより確保することができます。
しかし、エクストレイルの7人乗り、セレナを比較すると3列目シートの広さ、快適さ、乗り降りのしやすさどれをとってもセレナに軍配が上がります。
セレナはスライドアがありますが、エクストレイルにはスライドドアがなく、乗り降りする際、2列シートを倒さなければいけません。
エクストレイルの3列シートは狭いとも言われていますので、広さはセレナに軍配があがります。
エクストレイルとセレナの安全性はどっち?
エクストレイルとセレナの安全性はどちらがよいでしょう。

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エクストレイル・セレナの安全性能
走行補助
・プロパイロット(グレード別設定):エクストレイル・セレナ(メーカーオプション)どちらも搭載
自動車専用道路・高速道路で一定の車間距離・車線中央線を保ちなが自動運転します。
・インテリジェント4×4:エクストレイル4WDのみ搭載
滑りやすい路面でも安定した走りを実現するための電子制御システムで、雪道などの空転を防ぎます。
・インテリジェント ライドコントロール(車体振動制御システム):エクストレイルのみ搭載
凹凸時でも車体振動を減らすことができるシステムで世界初のシステムです。
・インテリジェントエンジンブレーキ:エクストレイルのみ搭載
カーブ時に速度調整、ブレーキ時には減速をアシストします。
・インテリジェント トレースコントロール:エクストレイルのみ搭載
カーブ時に車体を安定させる機能を搭載しています。
・インテリジェント パーキングアシスト:エクストレイル・セレナ
駐車枠を指定するとハンドルサポートしてくれる機能です。
・インテリジェントアラウンドビューモニター:エクストレイル・セレナ
上空から見下ろしているかのような映像をナビ画面に映し出す機能です。
予防安全性能
・インテリジェント エマージェンシーブレーキ:エクストレイル・セレナ
フロントカメラで車両や歩行者を検知して警告灯とブザーにてお知らせする機能です。
自動ブレーキ機能も搭載していますので、衝突を回避します。
・ペダル踏み間違い時加速抑制装置:エクストレイル・セレナ
アクセルとブレーキを踏み間違えた際の加速を防ぐ機能です。
・先進ライト(自動切換え型前照灯):エクストレイル・セレナ
ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれます。
・車線逸脱警報・ふらつき警報:エクストレイル・セレナ
車線からはみ出すと警報が鳴るシステムです。
・インテリジェント ルームミラー:エクストレイル・セレナ
3列目シートなどで見にくい後方をサポートしてくれます。
・進入禁止標識検知:エクストレイル・セレナ
フロントカメラが検知し、前方の車両侵入禁止を検知し警告とブザーを鳴らしてくれます。
・車両接近通報装置:セレナのみ搭載
e-POWER車は走行音が小さいため、車両が近づいたら周囲に知らせるので警報音がなります。
・RCTA(後退時車両検知警報):エクストレイルのみ搭載
後方を横切る車を検知しインジゲーターと音で注意を喚起します。
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安全性能は、エクストレイル・セレナも日産車ですので、機能の違いはありません。
メーカーオプションは、セレナの方が多く、標準装備の面ではエクストレイルの方が自動ブレーキをはじめ多いです。
予備安全性能にはほとんど違いはありませんが、大きな違いは、カーブ・凹凸の道でのサポートです。
エクストレイルはSUVで、オンロードにもオフロードにも対応している車ですので、雪道や凹凸の道、急カーブなど決して平坦な道だけを走る訳ではありません。
そこで、エクストレイルはインテリジェント4×4やインテリジェント ライドコントロール、インテリジェントエンジンブレーキなどのサポート機能を搭載しています。
全ての道路の安全性能を考えるとエクストレイルの方がよいですが、オンロードなど信号のある道路を走る際は、エクストレイル・セレナのどちらも安心の安全性能です。
どちらも他の車に比べると先進の安全機能で、安心して走行することができますよ。
エクストレイルとセレナの比較まとめ

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エクストレイルとセレナの広さ・価格・大きさ・安全性能を紹介してきました。
2018年、SUV販売台数ナンバーワンの車がエクストレイルで、ミニバン販売台数ナンバーワンの車がセレナとなっています。
エクストレイルは、SUVの特徴でもある荷室の広さ・走行性能の良さを発揮しています。
また、セレナはミニバンの特徴でもある室内の広さ・快適さを発揮しています。
日産車の中でもノートと並ぶ人気の車の2台です。
大人数乗るのであれば、セレナをおすすめします。
オフロードや走行性能を重視したいならばエクストレイルを選ぶとよいでしょう。
外観やカラーも好みで分かれますので参考にしてみてください。
アイキャッチ画像引用:https://www.nissanbelize.com/vehicles/new/x-trail/design.html