2000年に発売されてからミドルクラスのSUVとしてベストセラーを続けている日産エクストレイルですが歴代モデルの中でもT31が気になる方も多いと思います。
今回はエクストレイルT31に関しての様々な情報を検証してみたいと思います。
エクストレイルT31のスペックは?

引用:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/point_gallery.html
最初にスペックを見ていきましょう。
エクストレイルT31の発売期間は2007年から2013年となっています。
全長4590mm
全幅1785mm
全高1685mm
ホイールベース2630mm
駆動方式は2WDと4WDでシステムはパートタイムではなくオールモード4×4となります。
エンジン
2.0Lガソリン CVT 6MT
2.5Lガソリン CVT
2.0Lクリーンディーゼルターボ 6MT 6AT

引用:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/point_gallery.html
T32は3列シートが設定されていますがT31では2列シートのみで乗車定員は5人となります。
初代T30のエクステリアデザインの評判が良かったためにキープコンセプトとななりましたが寸法は少し大型化しています。
2.0Lターボはこの代で廃止され、2.5Lガソリンエンジンと2.0Lクリーンディーゼルに置き換わっています。
アウトドアで使うユーザーが多いために撥水シートから防水シートに変更されて全車に標準装備されるようになりました。
走破性能が高い車ではありますがラダーフレームをもつ4WDではなく乗用車ベースのモノコックボディとなります。
そのため4WDシステムもパートタイムではなくオールモード4×4という日産独自のシステムを採用しています。
エクストレイルT31の乗り心地はどう?
引用:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/point_gallery.html
ここまでは日産エクストレイルT31のスペックについてお知らせさせて頂きました。
ここではエクストレイルT31の乗り心地について検証してみたいと思います。
エクストレイルT31には3種類のパワートレーンが用意されていますがそれぞれの乗り心地はどうなのでしょうか。
2.0Lガソリンエンジンは先代から続く最もポピュラーなエンジンになります。
エクストレイルはタフに作られていますから車体が重く、2.0Lエンジンではパワーに物足りなさを感じる場面もあると思います。
そういった場面で選択肢に上がるのが2.5Lガソリンエンジンと2.0Lクリーンディーゼルになります。
2.0Lでもスムーズに回り、実用上は何ら問題はありませんが2.5Lになると一回りトルクが大きくなり坂道や高速走行などでは余裕が生まれますね。

引用:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/point_gallery.html
2.0LクリーンディーゼルはGTとグレード名につくように絶大なトルクを発揮して多人数乗車の坂道を走行する場面でも力不足を感じる事はないでしょう。
オンロードでの乗り心地も少し硬めではありますがコーナーでも腰砕けする事は少なくスムーズに回っていき、高速走行でも静粛性は合格点を充分に超えていますね。
オフロードではオールモード4×4が活躍します。
通常は2WDで走行でき燃費に貢献し、4WDモードでは路面状況に合わせて前後輪に最適なトルク配分を行います。
また、泥濘地や深い雪道では50:50にトルク配分を固定する事が可能ですから高い走破性を発揮する事が可能になります。
エクストレイルT31の安全性はいいの?
引用:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/point_gallery.html
ここまでは日産エクストレイルT31の乗り心地についてお知らせさせて頂きました。
ここではエクストレイルT31の安全性について検証してみたいと思います。
最近の車では先進安全機能が充実していますがエクストレイルT31の場合はどうなのでしょうか。
販売期間が2007から2013年ですから先進安全機能はまだ設定される以前の世代になります。
ですからT32に装備されているプロパイロットやインテリジェントエマージェンシーブレーキなどの安全装備はまだ設定されていません。
だからといってエクストレイルT31が安全性に欠けるのかというとその様な事はありません。
衝突の危険性が生じた時に自動的にブレーキをかけて被害を軽減するのが自動ブレーキですが、万が一衝突してしまった場合には車体の衝撃吸収力などが重要になります。
エクストレイルT31には運転席と助手席にエアバッグが装備され、サイドエアバッグとカーテンエアバッグはオプションとなります。
衝突安全性の総合評価は5となっており最も安全性が高いという結果が出ています。
部門別で調べてみると。

引用:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/point_gallery.html
フルフラップ全面衝突試験が運転席と助手席共にレベル4
オフセット全面衝突試験が運転席がレベル4で助手席がレベル5
側面衝突試験がレベル5
となっています。
自動ブレーキが装備されて事前に衝突が回避できればベストかもしれませんがスピード次第では自動ブレーキも万能ではありません。
試験結果で明らかになっているエクストレイルT31の安全性は間違いないですね。
エクストレイルT31の燃費は?
引用:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/point_gallery.html
ここでは日産エクストレイルT31の安全性についてお知らせさせて頂きました。
ここではエクストレイルT31の燃費について検証してみたいと思います。
エクストレイルT31のカタログ値の燃費はどの程度なのか調べてみました。
2.0Lガソリン
MT 4WD 13.2km/L
CVT 2WD 14.0km/L
CVT 4WD 13.6km/L
2.5L
CVT 4WD 11.6km/L
2.0Lディーゼルターボ
MT 4WD 15.2km/L
AT 4WD 14.2km/L
実燃費はどうなのでしょうか。
2.0Lガソリン
MT 4WD 10.2km/L
CVT 2WD 8.9km/L
CVT 4WD 9.9km/L
2.5L
CVT 4WD 9.1km/L
2.0Lディーゼルターボ
MT 4WD 14.4km/L
AT 4WD 12.9km/L

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エクストレイルT31の燃費はこの時代としては良い方なのではないでしょうか。
現行型ではエンジンの燃焼効率や回生ブレーキにおける効率の良さ、アイドリングストップなど技術が進化していています。
ラージクラスのSUVですと6km/Lとなりますからミドルクラスのエクストレイルの燃費は妥当な数値だとも言えます。
その中でもディーゼルターボの燃費の良さが光っています。
ディーゼルですと燃料費もガソリン対比で80%くらいですから燃費に換算すると20%増しという事になります。
クリーンディーゼルは新車時の価格が高価で手が出しにくい状態でしたが中古になり価格がこなれてきて購入しやすくなっています。
エクストレイルT31まとめ
引用:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/point_gallery.html
ここまでは日産エクストレイルT31の燃費についてお知らせさせて頂きました。
ここではエクストレイルT31のまとめを検証していきます。
エクストレイルT31は先代のT30からコンセプトを引き継いで開発されました。
人気のあったエクステリアデザインはキープしつつも新しいパワートレーンを採用して2007年に発売されます。
先代では2.0Lガソリンエンジンをベースにモアパワーを求めるユーザーに2.0LガソリンターボがラインナップされていましたがT31では規制の影響で姿を消しています。
エクストレイルにはアウトドアファンが多く、濡れたウェアのまま車に乗り込める防水シートや防水加工されたトランクフロアなど様々なユーザーニーズを取り込んでいます。

引用:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/point_gallery.html
3種類あるエンジンは2.0Lガソリンをベースに2.5Lガソリンや2.0Lクリーンディーゼルがラインナップされユーザーの好みで選択肢が増えるようになりました。
クリーンディーゼルはパワー、トルク共に強大でGTの名前に相応しく、加えてグレード中で最も低燃費な事から中古で手に入れるには良いタイミングだといえます。
ただし、先進安全装備は装備されていませんからその辺りは割り切りが必要になってきます。
エクストレイルT31は初代からコンセプトが一貫していてアウトドアファンなら一度は利用してみたい優れた車ですね。
アイキャッチ画像引用:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/0708/index.html?page=w10