車を買うときにはまず、新車か中古車か悩む方もいると思います。
日産エクストレイルは2017年6月にマイナーチェンジをしていることも踏まえて、
理想的な中古車の選び方を考えていきましょう。
目次
日産エクストレイルの中古車や型落ち品は?
現行モデルと型落ち品の比較
ひとまずマイナーチェンジ前と後の画像を見てみましょう。
上の画像が2017年6月にマイナーチェンジした現行モデル、
下の画像がマイナーチェンジ前の旧モデルです。
フロントグリルのデザインが異なることがわかると思います。
中古車を買うにしても、やはり型落ち感の少ないマイナーチェンジ後のモデルが魅力的ですね。
ちなみにマイナーチェンジ前後の大きな違いは以下のとおりです。
・外装デザインの刷新
・運転支援システムを標準装備したグレード「Xi」追加
・リモコンオートバックドアやハイビームアシストなどの新機能
インテリアや走行性能については、ほとんど変更点がないようです。
日産エクストレイル最大の特徴である防水仕様のインテリアは共通なので、
最新技術やデザインの変更点についてあまり気にならない方は、
マイナーチェンジ前のモデルがお得かもしれません。
現行モデルの中古車と新古車
日産エクストレイルが現行モデルにフルモデルチェンジしたのは2013年末です。
そこから5年経っているため、現行モデルの中古車在庫はたっぷりあります。
2018年9月調べで2000件以上あり、その中でも走行距離が極めて短い試乗車や、
ディーラーが用意した在庫である新古車が500件前後含まれています。
新古車のメリット・デメリットを理解して、より良い中古車探しをできるようにしましょう。
日産エクストレイルの中古相場はいくら?

以下の中古車は記事作成時点での価格、在庫の一例です。
実際の相場は時期やモデルチェンジで変動する可能性があります。
新古車を除くため、走行距離5000キロ以上のものを対象としました。
2014年~2017年5月 旧モデル
安値例:本体119.9万円
(2014年 20X 4WD ガソリン 8.9万キロ)
年式と走行距離の長さが価格に影響していることが見て取れます。
長く使われていれば内装や外装だけでなく、部品も消耗していることでしょう。
今後起こりうる不調を想定して、このような価格に設定されているのも納得できます。
ところがこの中古車、詳しく調べてみると結構お得な要素があることがわかってきます。
アラウンドビューモニター、アルミホイール、ETC、シートヒーターなど、
需要の高いオプションが充実しています。
新車購入時にこれらのオプションを揃えたい場合は、車体価格以外の追加費用がかさんでしまいます。
価格を抑えながらオプションを揃えたい場合には、中古車から掘り出し物を見つけるのも楽しいでしょう。
高値例:本体279。8万円
(2017年 モード・プレミア 4WD ハイブリッド 0.5万キロ)
高値の商品の方は日産のサブブランド、オーテックの特別仕様車「モード・プレミア」です。
エクステリアやインテリアに趣向を凝らしたグレードで、通常のグレードとにはない高級感があります。
メタル調のバンパー、フルカラーのドアモール、専用のデュアルエキゾーストマフラーなどの外装、
本革を使用したレザーシート、レザー調インストパネル、サイドエアバッグなどの内装に至るまで、
アウトドア要素の強いエクストレイルとは一線を画する上品さをたたえています。
この中古車はグレードの高さによる上質感だけではなく、前のオーナーのこだわりも感じられます。
燃費とハイパワーを両立したハイブリッドモデルで、
内装は白と黒のレザー調によるモノトーン(上記画像参照)。
ETC、アラウンドビューはもちろんのこと、
フルセグのナビやサンルーフといったオプションがてんこ盛りです。
同じ仕様を新車で実現する場合は300万円どころか、400万円を超えます。
デザインがマイナーチェンジ前であることを我慢すれば、非常に良いお買い物ではないでしょうか。
2017年7月~現行モデル
安値例:本体209万円
(2017年 20X 4WD ガソリン 1.2万キロ)
旧モデルの商品と比べて、相場価格が大きく上がりました。
20Sグレードでは198万円の商品もありましたが、
ここで例として挙げる中古車が最安値でない理由はオプションにあります。
ナビ、アラウンドビュー、ETCなどのオプションも揃っていますが、その他に特筆すべき点があります。
実はこの中古車、日産の自動運転技術プロパイロットを搭載しているのです。
プロパイロットはアクセル、ブレーキ、ハンドル操作を、
運転者の設定に合わせて自動で行う先進的な運転支援システムで、
マイナーチェンジ後に追加された最新のオプションです。
最新の機能をこの価格で手に入れられるのは、中古車ならではですね。
高値例:本体328。2万円
(2017年 モード・プレミア ハイコントラストインテリア 4WD ガソリン 1.0万キロ)
この商品は現行モデルからの新デザイン、ハイコントラストインテリアのオプションをつけています。
一般のエクストレイルとは全く異なる内装であり、白く美しいレザーが目を引きます。
ナビやプロパイロットもしっかり搭載していますから、ハイコントラストインテリアが欲しい方は、
新車検討と同時に中古車という選択肢も一考の価値があります。
日産エクストレイルの新古車はいくらで手に入る?探す方法は?
新古車とは
いわゆる未使用車のことで、まだオーナーがいない状態の、ほとんど新車に近い中古車です。
新車購入時の税金や保険の手続き、車検を済ませてあるため、初期費用を抑えられるメリットもあります。
また新車に比べて納車が圧倒的に早いことも大きな利点と言えます。
ただし、オプションの変更や追加はできません。
好みのグレードやオプション、カラーリングの新古車が欲しい場合は、
希望の条件に合う車を探すのに苦労します。
自由に自分好みの車を注文できる新車のようには自由に選べないので、
中古車検索サービスを元に在庫を見ながら、価格や機能面である程度の妥協が必要になるでしょう。
新車購入と比べたときの主なメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
・新車より安く購入できる
・購入時に税金がかからない
・納車が早い
デメリット
・オプションが選べない
・選択肢が限られる
需要が高いと思われるグレードやオプションを揃えた数多くの商品の中から、
条件を選りすぐって目当ての車を探し当てるのが新古車の買い方です。
新古車の探し方
中古車検索サイトを利用すれば、新古車を探すのは意外に簡単です。
新古車を検索するための条件指定があればそれを使い、もしもそのような設定ができなければ、
中古車検索サイトの検索条件に「走行距離500キロ以下」を設定するだけです。
(設定できる走行距離はサイトにより異なる可能性があります)
(この方法だと数百キロ走行したワンオーナー中古車も検索結果に出ます)
新古車商品の一例
日産エクストレイル新古車例:本体239.9万円
(20Xi 4WD ガソリン 未使用車)
純正フルセグナビ、プロパイロット搭載でこの価格。
新車であればオプションなしでも300万円を超えるグレードですから、衝撃的な価格です。
ハイブリッドの新古車は250万円前後からいくらか在庫が見受けられますが、
ガソリン車であれば、比較的多くのバリエーションから選ぶことができます。
アイキャッチ画像引用URL:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html