マルチパーパスの4WDとして人気のある日産エクストレイルですが先代のT31におけるディーゼルモデルが気になっている方もいると思います。
今回はエクストレイルのT31世代におけるディーゼルモデル購入に関する情報を検証してみたいと思います。
目次
エクストレイルのディーゼルを中古で買いたい!

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
エクストレイルを中古で購入したいと考えている方でT31世代のディーゼルモデルに注目している方は多いと思います。
エクストレイルのクリーンディーゼルエンジンはT31世代にしかラインナップしておらず現行型のT32では購入する事が出来ません。
エクストレイル20GTディーゼルターボが発売されたのは2008年で当初はMTのみのラインナップでした。
そして2010年に6ATが追加となります。
クリーンディーゼルとはそれまでのディーゼルエンジンで課題になっていた排気に含まれる粒子状物質をフィルターで覗く事ができる機構を持っています。

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
ディーゼルエンジンの利点である安い燃料費と低燃費、太いトルクによるエンジンのパワーなどが活かされるようになりました。
スポーツカーには向きませんが長距離移動や中低速走行を主とするオフロード車には最適なパワートレーンとなります。
発売当初はパワーに耐えられるATが間に合わなかった事からMTのみとなった程の走行性能を誇ります。
メンテナンスが正しければ耐久性も抜群で発売から10年を経過しても現役で活躍する個体が多く見られます。
エクストレイル20GTは最上級グレードでもあり中古車として購入するにあたって装備の面でも不満はないでしょう。
エクストレイルのディーゼルを中古車で買う際の注意点は?
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
ここまでは日産エクストレイルのディーゼルを中古で買いたいについてお知らせさせて頂きました。
ここではエクストレイルのディーゼルを買うにあたっての注意点について検証してみたいと思います。
2019年5月現在エクストレイル20GTは中古車市場に170台ほどが出回っていますがその内の40台程がMTとなります。
MTはその発売期間から2008〜2010年式が殆どとなりATが追加されてからの年式では12台の比率となります。
クリーンディーゼル車を購入するにあたって注意すべき点がいくつかあります。
走行距離が多い個体はガソリン車と同様に注意が必要です。
目安としては100,000km以下が望ましいですができれば70,000kmを超えていない車があれば良いですね。
メンテナンス履歴は要チェックです。

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
走行距離が多くなると燃料噴射装置が経年劣化してきますから交換の時期が近くなります。
また、排気ガス中の粒子状物質を処理する触媒が装備されていますが走行距離が多くなるとこちらも交換が必要になります。
どちらも交換費用が数万円〜10万円程必要になりますから用意しておくと安心です。
ガソリン車とは機構が異なるために交換する部品も違ってきますが距離が多くなる事で交換する可能性の高い物はこの2点になります。
ディーゼルエンジンはオイルが汚れるのがガソリンよりも早いために交換サイクルは早めに行わなくてはなりません。
記録簿に記載されている点検並びにオイル交換が正しいサイクルで行われてきたか確認する事は重要です。
オイル交換がしっかりと行われていない場合はエンジン内部に汚れの蓄積が溜まっている可能性がありますから注意が必要です。
エクストレイル ディーゼル中古車の良い口コミ!
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
ここまでは日産エクストレイルのディーゼル車を中古で買うときの注意点についてお知らせさせて頂きました。
ここではエクストレイルのディーゼル中古車のよい口コミについて検証してみたいと思います。
ガソリンエンジンとディーゼルエンジンを比較するとどちらも一長一短があります。
エクストレイルのクリーンディーゼルにおいてよい口コミを調べてみました。
同じ排気量ならガソリンエンジンよりも馬力とトルクに優れます。
回転数で馬力を稼ぐのではなく低回転からトルクをえることで登り坂や高速道路での追越しなどでは高回転まで回さなくても快適にクルーズできます。

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
燃料費はガソリンよりも1Lあたり20円は低いですから100Lでは2,000円は省燃費にできます。
エンジンを回さなくともパワーを得ることができますから必然的に燃費が良くなります。
ディーゼルエンジンのイメージはうるさくて振動を感じやすいというものですがクリーンディーゼルでは黒煙はかなりカットされてトラックやバスのそれとは全く違います。
車内では言われなければわからないくらいの音と振動で技術の進化を感じさせられますね。
エクストレイル ディーゼル中古車の悪い口コミ!
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
ここまでは日産エクストレイルのディーゼル中古車のよい口コミをお知らせさせて頂きました。
ここではエクストレイルのディーゼル中古車の悪い口コミを検証してみたいと思います。
クリーンディーゼルエンジンはガソリンエンジンに対してネガティブな面もありますがどの様な点なのでしょうか。
クリーンディーゼルエンジンは排気ガスに含まれる粒子状物質をフィルターを通して浄化しますから、フィルターには排気ガス中の物質が蓄積される事になります。

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これを定期的に燃料を使用して燃やして処理するのがクリーンディーゼルのシステムです。
この燃料が原因でエンジンオイルの劣化がガソリンエンジンよりも早いなりますからオイル交換のサイクルが頻繁になります。
クリーンディーゼルの専用オイルが推奨されているので高価になってしまうのも気になる点ですね。
メンテナンスはしっかりと行わないとエンジンの調子に関わり合いがありますがオイルが専用だけにカー用品店では在庫が無いことが多く、ディーラーでないと交換できない場合があります。
ドライビングの点ではディーゼルの特性としては高回転までは回りませんから回しての気持ち良さは感じにくいですね。
エキゾーストノートを楽しむという事はほぼできません。
クリーンディーゼルはそれまでのディーゼルエンジンと比較すると振動や騒音はかなり静かになったとはいえ静かなガソリンエンジンと比較するとまだ音や振動で不利になります。
ディーゼルエンジンは独特のメンテナンス方法が必要になりますからしっかりと行っていく事が故障なく乗り続けられる秘訣とも言えるでしょう。
エクストレイル ディーゼル中古注意点まとめ
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
ここまでは日産エクストレイルのディーゼル中古車に関する良い口コミや悪い口コミをお知らせさせて頂きました。
ここではエクストレイルのディーゼル中古車に関する注意点のまとめを検証してみたいと思います。
エクストレイルのディーゼルエンジンは20GTという上級グレードになり装備は豊富についています。
外観上の違いはガソリン車とほぼ同じになりますからあまり意識しなくても良いでしょう。
T32にはディーゼルエンジンはラインナップにありませんから中古車を購入する時はT31から選択する事になりますが初期型はATの設定がなく2010年式からとなります。

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
購入する時は整備履歴に注意を払い、オイル交換や点検など定期的にされている個体を選択する様にします。
走行距離が多い場合には特にインジェクターなどが交換されているか確認しましょう。
100,000万kmに近い距離を走行している個体は交換部品が多くなる可能性が高い事を認識して購入する事が重要です。
今後のメンテナンス費用を差し引いても車両価格が低ければメリットがあると言えます。
ディーゼルは長距離移動が多い程メリットがあるエンジンになりますから逆説的になりますが多走行であっても信頼できる店舗であれば問題ないと言えるでしょう。
現在でも国内でクリーンディーゼルは活躍していますからエクストレイル20GTを楽しんで欲しいと願います。
アイキャッチ画像引用:http://history.nissan.co.jp/X-TRAILCD/T31/1312/index.html