マルチパーパスの4WDとして人気がある日産エクストレイルですがグレード構成での違いがわからない事もありますね。
今回はエクストレイルのグレードによる違いのうちXtとXttについて検証してみたいと思います。
エクストレイルのXtは何?

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
歴代エクストレイルにはXtやXttというグレードがありますが何が違うのでしょうか。
エクストレイルにおいてはベーシックグレードがSまたはXとなりオプション設定になっている装備を追加してグレード化したものになります。
2000年に発売された初代エクストレイルT30ではベースグレードのXに高い撥水機能をもつ「カブロン」「パートナー」と呼ばれる合成皮革を用いた専用シートや、マッドガード、荷室床にグラファイトカラーを配した専用「ウォッシャブルラゲッジボード」などを採用したのがXtとなります。
マイナーチェンジ後の2004年にはベースグレードのXにキセノンヘッドランプ、ヒーター付きフロントシート、フロントバンパー組込みフォグランプ、マッドガード、運転席バニティミラーを追加装備してXtとなります。
2007年にはフルモデルチェンジをしてT31となります。
翌年の2008年にはベースグレードのXに前後席のヒーター付きシート、オートスピードコントロール装置、マッドガードなどを装備してXtとして発売されています。

引用:https://autoc-one.jp/catalog/nissan/x-trail/88638/#grade
2010年にマイナーチェンジすると2011年にはキセノンヘッドランプやハイパールーフレール、18インチアルミホイールを装備した特別仕様車としてXtが発売されます。
2013年にはフルモデルチェンジしてT32となります。
2015年にはLEDヘッドランプ、フォグランプ、リモコンオートバックドア、ルーフレール、アラウンドビューモニター、ナビゲーションシステムなどを装備してXtとして発売されています。
なお、いずれのモデルもパワートレーンや駆動方式には機能追加はありません。
エクストレイルのXttは何?
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
ここまでは日産エクストレイルのXtとは何か?ということについてお知らせさせて頂きました。
ここではエクストレイルのXttとは何かについて検証してみたいと思います。
エクストレイルの追加グレードであるXttはベースグレードのXに追加装備を施して発売されたXtにさらに追加装備して発売されたモデルとなります。
2000年に初代エクストレイルT30が発売され2001年に追加されたXtをベースとして汚れを水拭きできる新開発の「防水加工天井」、前席シートヒーター、CDプレーヤー付きAM/FM電子チューナー+4 PPコーンスピーカー+2ツイーターを付与したモデルになり2002年にXttとして発売されています。

引用:https://autoc-one.jp/catalog/nissan/x-trail/88638/#grade
2003年にマイナーチェンジすると2004年にXtが追加され同年の12月には荷室への長尺物の積み込みを容易にするとされるアームレストスルー機構付きの大型リアシートアームレスト、ヒーター付きフロントシート、キセノンヘッドランプ、インテリジェントキー、仮眠をとりやすくするという「後席リラックスモード」が付いたヘッドレストと17インチアルミホイールを加えてXttとして発売されています。
2007年にはフルモデルチェンジしてT31となります。
2008年にXtが追加され2009年にはXttが発売されてフォグランプと前後席シートヒーターを採用し、さらに後席にはヘッドレストの左右が倒れる「リアシートリラックスヘッドレスト」が新たに設定されました。
4WD車では、アクセルペダルを離しても一定のスピードで走行を続けるオートスピードコントロール装置も標準装備となっています。
2010年にマイナーチェンジすると2011年にはXtが発売されます。

引用:https://autoc-one.jp/catalog/nissan/x-trail/88638/#grade
2012年にはXttが発売されてオートスピードコントロールとフロントバンパー組込みハロゲンフォグランプに加えて、キセノンヘッドランプや18インチタイヤ、アルミホイールが標準装備となっています。
2013年にはフルモデルチェンジしてT32となります。
2015年にXtが発売されて2016年にはXttが発売され、LEDヘッドランプやフォグランプをはじめ、手をかざすだけで開く「リモコンオートバックドア」、新デザインの専用18インチアルミホイールを採用し、さらに、移動物検知機能付きの「アラウンドビューモニター」「インテリジェントパーキングアシスト」「BSW(後側方車両検知警報)」などの先進安全装備や、「Nissan Connectナビゲーションシステム」を採用しています。
エクストレイルのXtとXttの違いとは!?

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
ここまでは日産エクストレイルのXtとXttとは何かについてお知らせさせて頂きました。
ここではエクストレイルのXtとXttの違いとは何かについて検証してみたいと思います。
これまでの経緯からするとエクストレイルが発売されて追加装備を施されて発売されたのがXtとなります。
さらに追加装備されて価格も抑えられたモデルがXttになりますね。
ただしグレード名は同じであっても装備は世代によって異なります。
T30ではXtで主に撥水シートやラゲージボード、キセノンヘッドランプやシートヒーターが装備され、Xttでは防水加工の天井素材やオーディオ機能の充実、インテリジェントキーやアームレスト装備の充実などが挙げられます。

引用:https://autoc-one.jp/catalog/nissan/x-trail/88638/#grade
T31ではXtでオートスピードコントロールやキセノンヘッドランプ、ハイパールーフレールや18インチアルミホイールが装備されXttでシートヒーターやリラックスシート、バンパー一体型フォグランプやアルミホイールが追加装備されています。
T32ではXtでLEDヘッドランプやオートバックドアやアラウンドビューモニターが装備され、Xttではインテリジェントパーキングアシストやナビゲーションシステムが装備されています。
世代によって装備の充実度は異なりますがやはり現行型に近づくほどに装備は近代化しているのがわかりますね。

引用:https://autoc-one.jp/catalog/nissan/x-trail/88638/#grade
T30ではヘッドランプやシートヒーター、スピーカーの追加装備なのに対してT31になるとヘッドランプがキセノン化やアルミホイールのインチアップ化しています。
T32ではオートバックドアやアラウンドビューモニター、インテリジェントパーキングアシストなど先進装備が積極的に取り入れられていますね。
エクストレイルのXtとXttはこちらがオススメ!

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
ここまでは日産エクストレイルのXtやXttとは何かと違いについてお知らせさせて頂きました。
ここではエクストレイルのXtとXttではどちらが良いのかについて検証してみたいと思います。
追加装備されて発売されているグレードであるエクストレイルのXtとXttですがどちらを選択すれば良いのでしょう。
T30世代では市場に残っている個体も少なくなっていますがXtよりもどちらかといえばXttが多く存在しています。
やはり装備は充実していますから長く大切に乗られていた個体を選択すると良いでしょう。

引用:https://autoc-one.jp/catalog/nissan/x-trail/88638/#grade
T31世代はベースグレードのが発売と同時に多く販売されその後Xtが追加されましたが市場で販売されているのはXttが最も多くなっています。
装備が充実している上に価格も抑えられたモデルですから人気化している様ですね。
T32世代はデザインも大幅にリファインされて発売され、先進装備も年毎に追加されていますから、必ずしもXtやXttが人気になってはいないようです。

引用:https://autoc-one.jp/catalog/nissan/x-trail/88638/#grade
ベースモデルでも装備は充実していて、最近ではプロパイロットが装備されているグレードに人気が集まっていますからこれまでも追加装備グレードではインパクトが薄いのかもしれません。
世代によって装備が異なりますからよく検討して購入すると楽しいカーライフが送れるでしょう。
アイキャッチ画像引用:https://www.nissanbelize.com/vehicles/new/x-trail/design.html